2019/07/28

細密画家水野里奈さんとの出会い(1)

最近の真夏は日差しもまた強烈で、私はサングラスが手放せない。
きのうは、上野の下谷で東京メトロの街作りイベントがあった。
私は詳しい内容を知らずに行ったが、東京メトロが神奈川県の不動産屋E社とコラボして企画運営しているものだった。
日比谷線の入谷駅をおりたのは午前10時ごろ、そこから車の渋滞と猛暑の下町を歩いた。
途中、路地裏のさびれた店で、懐かしのラムネを買った。




そこから10分ばかり歩き、街作りイベントの開催場所に辿り着いたが、そこもまた路地裏のさびれた倉庫であった。
私を出迎えたのは不動産屋E社の数人の営業マンであったが、彼らは不動産屋らしからぬ「さわやかでラフな格好」をしており、私は最初何者か分からなかった。
Tシャツ、短パンの男性たち、名刺交換をするまで、まさか彼らが不動産屋とは誰も思うまい。
今日はスーツを着られないほどの暑さだし、確かにこういう格好の方がこれからの時代は営業もしやすいかもしれないなあ。


上野の下谷の東京メトロの街作りイベント


イベントの開始まで、E社の営業マン2人と雑談をして過ごした。
この地区のように、入り組んでおり古びた下町は、再開発などそう簡単にできるものではない。
しかし、再開発をしていかないと荒廃していくばかりである。
さて、どうしたものだろう、、、
彼らも私も、これといった答えが出てこなかった。
私がひとり静かに座っていると、親切な女性が飲み物とお菓子の皿を持ってきてくれた。

「暑いですね~♪♪」(と彼女)
「ですね~。あなたも不動産屋さん??」
「いえ、違います。東京メトロの社員です。」

私は、東京メトロの本社はどこにあるんでしたっけ、と彼女に聞いてみた。
上野駅のすぐ近くだというので、私は、そうだっけ~、と思った。
上野周辺は有名な大企業があるようなイメージではなく、上野公園とアメ横のイメージくらいしかないのだが。

その後、参加者が十分集まったところで、定刻より少し遅れて始まった。
内容は今時のゆるい参加型イベント。
和気あいあいとして楽しかったが、少しだけ真面目なディスカッションもした。
ディスカッションでは、鋭い意見を言う30才くらいの女性がいたので、私は、ゆるいイベントなのに、やけに真剣じゃないか、と思った。
他の人もたぶん私と同じように思っただろうが、自己紹介のとき彼女は求職中と言っていたので、自己アピールの意味もあったのかもしれない。

イベント終了後、私は何となく気になって、その女性に話しかけようとした。
が、彼女はスーツケースを引いて急いでおり、あと30分で電車が発車してしまうとか何とか言い残して、私の目の前からあっという間に立ち去ってしまった。

あら、私と違って忙しそう、、、
これから、どこかで面接かな??

私は東京メトロの女性を呼んで、彼女のことを聞いてみた。

「さっきのスーツケースの女性、知ってます~??」
「ああ、休職中といってた人ですよね。」
「そうそう。」
「いや、知らないですね、、、次回は来るのかしら。」
「なんか、目立ってたし、仕事できそうな感じでしたね。」
「ですね~。」
「もしよかったら彼女を呼んであげてはどうですか??」
「なるほど、いいですね。」

その後、私は御茶ノ水の明治大学に行き、用事を済ませてから、地下鉄を乗り継ぎ、銀座駅へ。
銀座三越のラデュレで少し休んでから、ポーラミュージアムアネックスへ。
実は、ここで2週間前に見た水野里奈さんの作品が気になり、私はもう1度見に来たのであった。


銀座ラデュレ


銀座三越


水野里奈ポーラミュージアムアネックス銀座


空はまだ明るかったが、すでに6時近く。
この日は、ギャラリーにたまたま水野さん本人がいた。
ぶらぶら作品を眺めていたら、派手なロングスカートの女性がいきなり話しかけてきたので、誰かしらと思ったら、水野さん本人だというのでこっちは2度驚いた。
私を美術関係者と思ったようだ。
私が絵の感想を話すと水野さんは納得した様子だったが、いつものことだが私の感想は、シロウトの単なるその場の思い付きにすぎない。






私は水野さんから直々に、11月に横浜で共同展示会をするので、もしよかったら見に来てほしい、と言われた。
名刺交換をしながら、横浜は遠いような気もしたが、何かの用事のついでに見に行けることもあるので、スケジュールが合えば見に行きます、と答えた。
詳しいことが決まったらメールで案内をしてくれるといっていた。
その後、ポーラのビルを出て銀座駅へ戻り、電車に乗ってから気付いた。
ああ、うっかりしていた。
突然のことだったので、サインをもらうことも、記念写真を撮ることもすっかり忘れていた。