2020/01/25

森鴎外記念館、観潮楼の大イチョウ

今日は用事があり、その途中、千駄木駅でおりて森鴎外記念館に立ち寄った。
千駄木駅からだと、記念館は団子坂の上り坂の途中にある。
コンビニの手前の小ぢんまりとしたきれいな建物で、もしかすると見逃してしまうかもしれない。
展示室は地下1階だけである。
私は今回の展示(「父と母」)を30分程度で見終えた。
その後、小腹が空き、私は1階のモリキネカフェへ。
店内の大きなガラスからは裏庭を見渡せるが、そこにイチョウの大木がある。
私は窓際のテーブル席に座り、スイーツを食べながら書類の整理を始めた。
すると隣のテーブルのカップルがふと立ち上がり、その大イチョウをスマホで何度も撮影し始めた。

ああ、そうだ。
これは観潮楼の大イチョウだった。

男女の話だと、ガラスのどこかに「観潮楼の大イチョウ」と書いてあるみたい。
何度かここに来ている私は、そのことを初めて知った。
2人が去った後、私はガラスに近づいてみた。
その文字を確認し、大イチョウをスマホで撮影しようとしたが、なるほど、彼らが何度も撮影していた理由が分かった。
ガラスに書かれた大イチョウの文字をきちんと入れようとすると、カメラの角度の関係で大イチョウの木全体がきれいに入らない。
微妙に難しい、、、と思いつつ、数枚の写真を撮った。


森鴎外記念館の観潮楼の大イチョウ


その後、私は、壁にかけられた数枚のポートレートを見上げた。
モリキネカフェの見ものは庭の大イチョウだけではない。
壁掛けの写真の1枚は、森鴎外、幸田露伴、斎藤緑雨、当時の大物文士3人組の記念写真である。
当時3人とも毒舌の文学批評を展開しており、「三人冗語」と呼ばれていたのだ。
ほかにも、森鴎外の軍服の記念写真なども。


森鴎外記念館モリキネカフェ鴎外記念写真


その後、記念館を出た私は、地下鉄を乗り継ぎ、京橋駅に着いた。
明治屋前の地下の改札を出ると、右手に明治屋の入口が見える広いギャラリーロードがあるのだが、今日は日本家屋のミニチュアを展示していた。
実に細かくできている。
私は展示を少し見てから地上に出た。


京橋駅ギャラリーロード


しばらく大通りを歩くと、アーティゾン美術館(元ブリヂストン美術館)があった。
リニューアルオープンしたばかりのようだ。
気になって入口のそばまで行くと事前予約制と書いてあった。
へえ、予約制とは珍しいな、オープンしたばかりだからかな。


アーティゾン美術館


そこから路地裏に入り、骨董品街をしばらく歩いた。
ある店のショーウィンドウをのぞくと、高価なツボがいくつか並んでいた。
値札がないが、どれくらいの値段なのだろう、と思って眺めた。
その後、再び大通りに出るまで歩いた。
おや、大通りの向かい側に、見覚えのある国立映画アーカイブの建物が見える。
私はちょうど「ぐるっとパス」を持っていたので、懇親会の前に30分ほど、駆け込みで企画展を見ることにした。


国立映画アーカイブポーランドの映画ポスターの展示会


エレベーターで7階へ。
ここはいつも来館者が数人しかいないのだが、今日はポーランド映画のポスターの展示会をしていた。
冷戦中、ソビエト連邦側の共産主義国にも、欧米の資本主義国のエンタテインメントが否応なく流入していた。
その最たるものが大衆娯楽の映画と音楽であった。
しかし、西側のものが東側に入るときは検閲があり、検閲を通すために多少なりとも映画の内容を変える必要があった。
もちろん、原本の映画ポスターもそのまま流用するわけにはいかず、ポーランド用の新しい映画ポスターを国内で独自に作成する必要があった。
その時、ポーランドのクリエイターたちは、検閲前の作品の主題や表現内容を、ポスターを通じて伝えるため、見事なポスターを数多く作った。
この企画展は、そのような趣旨の名ポスターを集めた展示会なのであった。
もしかすると、人間は不自由な環境にいる方が、かえって強くたくましく創造力を発揮し、何かを生み出したりできるのだろうか。
日本のように何でも自由な社会だと、かえってイノベーションも何も生まれないのかもしれない。

2020/01/24

ワインバー開業計画(1)マッチマーケット

駒ヶ岳ロープウェイから見える芦ノ湖


実はきのうまで、ママ殿を連れて箱根温泉に滞在していた。
昼間は芦ノ湖や駒ケ岳などを見て回ったが、驚いたことに、どこもかしこも中国人観光客ばかり。
ロープウェイのガイドも中国人で、中国人観光客と中国語で話したりしていた。
しかし、もっと驚いたのはチェックインした日の夜の出来事。

ホテルの部屋でテレビニュースを見ていると、武漢で新型コロナウイルスが発生して大騒ぎになっているというではないか!!

私はママ殿と顔を見合わせた。
このホテル(芦ノ湖プリンスホテル)の宿泊客も、その7~8割は中国人観光客が占めているからだ。
フロントのチェックインのときも、エレベーターを待っているときも、中国人観光客ばかりであったから、日本人の私たちは何やら少数派のようで肩身が狭かった。
やはり、ここにも武漢の人が何人も来ていると思うのだが、、、
早速、マスクを持って夕食を食べにいこう、という話になった。
うちのママ殿は用心深いのである。


芦ノ湖プリンスホテルのステーキ






昼間は寒かったのでマスクをしていたのだが、たった今から、寒くなくてもマスクをしなくては。
とにかく、中国人観光客から新型コロナウィルスをもらわないよう、十分に気を付けなくてはいけない。
とはいうものの、このニュースを聞いただけで予定を繰り上げて帰るのもおかしな話ではある。
なので、翌日も予定通りのコースを観光して、予定通りの電車で帰って来た。
ただ不思議なことに、成川美術館と箱根園水族館では、中国人をまったく見かけなかった。
もしかすると、中国人向けのガイドブックのおすすめ観光ルートから外れていたのかなあ。


成川美術館




そして今日はひと休み。
ただ、旅行帰りで冷蔵庫が空っぽなので、午後から買い物に出かけた。
その途中、取手駅前のウェルネスプラザにも行き、4月のお祭り(マルシェ取手)の出店申請をした。
ワインバーの店を出す前に、まずは1日だけ、何種類かのワインをワンカップで販売してみようと思ったのだ。
こないだのワイン教室の時に、すでに先生には話したのだが、問題は酒類販売免許を持たない私でもそれができるかであった。
反復継続的な販売行為ではなく、お祭りの日に1日だけ売る、これは文化祭や町内会のお祭りでもよくある光景だ。
営利目的ではないと認められる場合には、酒類販売業の免許は不要だと思うが、私の場合、果たして大丈夫だろうか。
受付の女性に話を聞くと、後で確認するがたぶん大丈夫、ということなので、申請書を提出し、その足で駅ビルに買い物に行った。

私は1階のセブンイレブンから駅ビルに入ったが、その向かいのイートインスペースに目がとまった。
そこは取手の市民起業家が、有利に借りられる飲食店向けの物件である。
張り紙に、マッチマーケットと書いてある。


マッチマーケットのチラシ


ああ、そうだった。
ここは、マッチマーケットという名前だったっけ。

店内の左側に3店舗分の厨房スペースとカウンターがある。
客は誰もおらず、右側の厨房スペースでは若い女性が1人で仕込みをしていた。
彼女が1人で喫茶店をやっているのだろうか。
店名はSugarというようだ。
私は何となく、マッチマーケットのスペースに足を踏み入れた。


マッチマーケットのカフェ「Sugar」


そうそう、思い出したぞ。
確か数年前、ここにワインバーがあったんだよな。

1度目の入店は、当時付き合っていた彼女と一緒であった。
2人でテーブル席に座り、グラスワインを飲んだ記憶がある。
その時は繁盛しているかに見えたが、そのワインバーはもうどこかへ行ってしまったようだ。
注文を取りに来た彼女と少し話をした。
彼女のほかにパートナーの女性がいて、その女性がSugarの代表者だという。
いまはこの喫茶店1店舗が入居しているのみで、2店舗分の厨房スペースが広々と空いている。
今のところ、出店希望者はいないそうだ。
私は店内をぐるっと眺め、いかにももったいない気がした。
パスタセットを食べながら、ワインバーをするなら最初はここがいい、と思った。
これまではどこかにイイ物件を借りるつもりであったが、どうも取手市民はここを安く借りられるようなのである。
じゃあ、どう考えても、ここで決まりだ。
店を出る時、運営事務局のチラシを見つけたので、1枚持って帰り、そのチラシを4階のフリースペースの席で熟読し、その場ですぐ事務局に電話した。

その時の電話口の女性は、まるで釣り竿に魚が引っかかったかのような前のめりの態度であった。
30分後、私たちはマッチマーケット(Sugarの店内)で待ち合わせることになった。
私はテーブル席で事務局の女性と向き合い、ワインバーを出店したい、と伝えた。
しばらく、契約の条件、店舗運営のルール等を聞いたが、中でも非常に魅力的だったのは、この駅ビルがもうすぐ、ボックスヒル取手からアトレ取手になることであった。

「へえ、びっくりですね~。ここ、アトレになるんですか。」
「はい、もうすぐそこの正面玄関の看板も工事の人が入って変わりますよ。」
「土浦のボックスヒルもアトレになったしなあ、、、」
「土浦の駅前もきれいになりましたね。」
「そうですね。なかなかいいタイミングで出店できそうです。」
「では、いつから出店します??」
「う~ん、問題はそこなんですよねえ、、、」
「というと??」

出店予定者が誰もいないので、事務局の女性は、ぜひ、今すぐ出店の確約がほしい、と言うのだが。
私ももちろん、そうしたいのだが、問題は出店の時期なのである。
まあ、何事もチャレンジ精神が重要だが、さすがに今回はすぐには決められない理由がある。
テレビで連日、新型コロナウイルスのニュースが流れている。
今はそれほど深刻な感じで報道されていないが、私は箱根のあの状況を目のあたりにしてきたばかりである。
近々これは必ず大混乱になる、そういう確信があった。

2020/01/20

ABCクッキングで美人の先生とマンツーマンレッスン

今日はABCクッキングの日であるが、そういえば柏高島屋のABCクッキングに行くのは1年ぶりのことである。
そもそも私は柏教室で入会手続をしたはずだが、今日行ってみると、当時の私の担任で基礎から教えてくれたG先生は、すでに異動となっていた。
少し時間があるので、私は冷蔵庫のなっちゃんを勝手に取り出して、飲みながら授業の開始を待った。
その間、私のほかにも冷蔵庫を開けに来た女性が何人かいた。
が、誰もがなっちゃんのペットボトルを避けて、お茶を選んでいる。
なっちゃんは甘いから太ってしまうのだろう。
料理教室の生徒は女性ばかりなので、なっちゃんの不人気は当然といえば当然。
ふと私は、向こうで女性の生徒と楽しそうに話すイケメンの先生を発見した。

ABCクッキングのエプロンをしていて、白い歯とアイドル風の笑顔。
なるほど、ABCクッキングの生徒は女性ばかりなので、イケメン先生の存在は営業戦略上重要な意味があるに違いない。
私は興味がわき、そのイケメンを呼び止めた。
すると、彼は私の前でかしずいて話そうとするのだ。

「いや、そんなことしなくていいんだけど。」
「あ、中腰までです。」
「ああ、そうなんだ、、、」

ただ、彼は中腰になり、座っている私と目線を合わせて話そうとするので、私は非常に話しづらかった。

「さわやかな笑顔ですねえ、その笑顔なら、うまくいきそうです。」
「どうも、ありがとうございます。」

彼はSさんというのだが、先月入社したばかりで、前職はパティシエ、料理も問題なくこなせるという。
料理人より、料理を教える方が楽しいようだ。
なるほど、彼はいい転職をしたのかもしれない。
最近流行の原宿のスイーツにまで話が及んだところで、次の授業の準備があり彼はむこうへ行った。
私は時間になったので担当の先生のテーブルへ。

実は、今日のメニューは「焼肉」である。
1月のABCクッキングの会報誌によれば、焼肉のタレを持ち帰れるという。
なので私は、持ち帰れるほどのタレを作る、ということは、それほどのタレが必要なほどの焼肉のボリュームなのだ、と期待していた。
が、持ち帰りのタレは案外少なかった。
あら、残念、、、
しかし、いずれにせよABCクッキングで持ち帰り企画があるのは珍しく、焼肉が食べられるのであれば、やはり、食べに行くべきである。
今日は焼肉メニューの最終日なのである。

おや、生徒は私だけのようだね。
おお、しかも、美人のK先生とのマンツーマンレッスンじゃないか。
K先生はG先生よりも美人であり、その点は素晴らしかった。
が、マンツーマンレッスンには大変なこともある。
他の生徒がいれば、私は苦手な工程をそれとなく誰かに任せてさぼれるのに、今日は全工程を自分の手だけでこなす必要があるのだ。
そういうわけで、美人のK先生が目の前にいるのに、私はうつむいて、ひたすら料理の作業に集中しなくてはならないのであった。


ABCクッキングの焼肉丼


さて、できあがった料理は、焼肉も焼肉以外も全ておいしかった。
今日は言うことなし。
私は冷蔵庫の前に行き、また、なっちゃんを飲もうとしたが、未開封の赤ワインがあった。

おお、牛肉に赤ワインとはゼイタク!!


ABCクッキングのワイン


自由に飲んでいいということなので1本取り出し、(ワイングラスはないので)コップに注いで飲んだ。
しかし、ただで飲ませてもらってこう言うのも何なのだが、、、残念なことにこの赤ワイン、お世辞にもおいしいものではなかった。
まあ、仕方がないか。
ただで飲める料理教室のおまけのワイン、それがワイン教室やワインバーで数千円払って飲むワインと同じ味であるわけがない。

2020/01/19

ライアー奏者三野友子さんとの出会い

プロフィールにあるように、私は金融経済の専門家でもある。
私は金融経済の専門家として、様々な分析方法を知っておく必要があると思う。
そこで今日は、金融商品の価格分析の方法(テクニカル分析)の認定資格試験を受けてきた。
正式には、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリストという資格試験である。
試験会場は新御茶ノ水ビル、ここは私の主治医の井上眼科のあるビルであるが、千代田線新御茶ノ水駅直結なので迷いようがない。
ただ念のため、3時間以上早めに自宅を出た。

日曜日の午前中、電車はスカスカ。
北千住駅で常磐線から千代田線に乗り換えた。
早く着きすぎても仕方がないので、途中、千駄木駅でおり、団子坂を上り、森鴎外記念館に向かった。
館内のモリキネカフェで、暗記事項の最終確認をするためである。


森鴎外記念館「父と母」


ところが、この日はいつもと違い、記念館の入口に人だかりができていた。
今日は何かのイベントかな??

何と1月19日は森鴎外の誕生日。
バースデイ企画として、これからエントランスホールで30分ほどのミニコンサートがあるという。
コンサートか、30分なら聞きたいな。
職員からもらったパンフレットを見ると、「ライアー」というドイツの竪琴の紹介があり、館内の壁には張り紙がしてあり、ライアー奏者の三野友子さんが~と書いてあった。


森鴎外記念館の三野友子のライアーコンサート


ライアー、、、知らない楽器である。
さすがに、聞かずには立ち去れないぞ。
大丈夫。
試験までまだ十分時間はある。

こうして、私にとって今年初の思いがけないコンサートが始まった。
立ち見なので、後ろの私は見にくかったが、上品で細身で素敵な女性が登場した。
ライアーはそれほど大きな竪琴ではないが何だか重そうに見える。
三野さんはライアーを椅子に立てかけ、ライアーの奇跡の歴史を語った。
話によると、ライアーは一時期作り手がいなくなり、「絶滅」していた楽器なのだそう。
しかし、ドイツの障がい者施設で障害者によってライアーの製造がおこなわれるようになり、絶滅していた楽器ライアーは見事に復活したのだ。
三野さんは、ライアーのCDを何枚かリリースしているという。
プログラムはおなじみの曲で構成されており、テンポも比較的落ち着いたもので、エントランスの聴衆は私と同じようにいやされたと思う。
コンサートは30~40分ほどで終わったが、何よりライアーの音色が素晴らしかった。


森鴎外記念館のモリキネカフェの紅茶


その後、私は館内のモリキネカフェに入った。
2時間近く、紅茶を飲みながら最後の勉強をした。
そして千駄木駅まで戻り、千代田線で新御茶ノ水へ、試験も無事に受けることができた。

1月19日、御茶ノ水で試験。
2月初め、合格発表。

結果は、合格!!
おお、よかったあ♪♪

2020/01/15

鳥の人生は自由

今日は新聞社のFさんと会う約束があり、早めに家を出た。
上野駅でおり、待ち合わせの時間まで上野公園のスターバックスにいた。
1時間ほど本を読んで過ごしたが、途中、店員の女性がチョコレートのミニフラペチーノを配っていた。
いつものスターバックスのバレンタイン企画である。




上野駅から日本橋駅へ。
ランチタイム、会社を早めに抜け出してきたFさんと待ち合わせ、人形町界隈へ、「天ぷらの中山」という老舗天ぷら屋に食べにいった。
ランチタイムは店外の路地に付近の会社員と外国人観光客の行列ができるほどなのだが、和食好きのFさんのおすすめの店であった。
しかし私は、「行列のできるレストラン」と聞くと、本当に行列ができているのかな、と疑ってしまうのだった。
今日はどうだろう??

歩いているうち小雨が降り出してきた。
人形町は日本橋室町に対して裏にあたるので、入り組んでいて分かりづらい。
GoogleMapがないと私には分からない、、、
この日は雨のため店先に行列はできていなかった。
狭い店内、お座敷に上がってあぐらをかき、私は天丼を、Fさんは天ぷら定食を注文した。
15分ほどで、この店の跡取り息子と思われる中年の男性が私たちの食事を持ってきた。


天ぷら中山


これはおいしいエビ天丼!!
しかも、安い!!

ランチタイムで次の客が待っているので、食後はお座敷でくつろいでいられない。
会計を済ませ、サッと店外へ。
私たちは付近のレトロ喫茶店に入り、食後のコーヒーを飲んだ。
その後、人形町駅でFさんと別れた私は、所用のため銀座に行った。
用事が終わると、今度はおいしいコーヒーと、デザートが食べたくなった。
私は東急プラザの5階へ、ここには広くて居心地のいい数寄屋橋茶房というカフェがあるのだが、この日はどういうわけか、休みだった。
張り紙を見ると、改装工事のため閉店中とのことだが、再開予定日が書いておらず、このまま閉店してしまうような感じだった。
でも、このカフェ、改装の必要などないと思うのだが、、、繁盛もしていたし、内装もおしゃれだったのになあ、、、ああ、残念。






私は、ふと思い出した。
つい最近耳にしたことだが、都内の繁盛しているカフェが次々と閉店している、と聞いたことがあるのだ。
その人は、どうしてか理由は分からないけど、と言っていた。
どうしてだろう、私にも分からない。
奇妙な話なので印象に残っていたが、いろいろ込み入った事情があるのだろう。

さて、先ほどから私の近くにいる中国人の男性、何だか落ち着かない態度であるが、スマホを持って窓際の方に歩いていき、誰かと話しはじめた。
私も何となく、窓際の方へ歩き、メールをチェックしてみた。
Fさんからお礼のメールが来ている。
おや、窓際に絵が飾ってある。
2匹の霊鳥の素敵な絵。
近付いてパネルを読むと、「祥鳳(しょうほう)」「レジンアート」「智明葵(ちあき、CHIAKI)」と書いてある。


銀座東急ビル




銀座東急ビル


レンジではなく、レジン(resin、樹脂)。
レジンアート、、、その絵は立体的で、霊鳥と言われると妙にそれっぽい。
鳥の羽根や鱗がリアルで、本物のように見える。
この霊鳥たち、新しい場所へ旅立とうとしているのか。
どこへ飛んでいこうとしているのか。
まあ、どこへ飛んでいこうが鳥の人生は自由である。

2020/01/14

東京オリンピックの気分

今日はワイン教室の日。
午前中、家を出て、途中、柏高島屋のイワキメガネで眼鏡の手入れをしてもらった。
ちょうど店長のSさんがいたので、メガネの手入れをしてもらっている間、新年のご挨拶と恒例の世間話をした。
Sさんと、今年はどんな年になるだろう、と話した。
その後、他の用事を済ませてから、柏駅~常磐線~北千住駅~東武線~押上駅へ。
まず、東京スカイツリーのソラマチのかたすみにある郵政博物館に行った。

この郵政博物館、便利な場所にあるのに空いている。
しかし郵便の歴史のほか、ユニークな企画展もしており、入館料はたった300円、おすすめである。
館内は常設展示、切手コレクション、企画展示の3つの場所からなる。
今回の企画展はお正月ということで、「年賀状展」であった。
今年の干支にちなんだかわいい作品の数々が所狭しと飾られていた。








東京スカイツリーで買い物をしてから、押上駅~半蔵門線~三越前駅~銀座線~新橋駅へ。
午後3時過ぎ、汐留パナソニック美術館に到着。
今回は「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」という建築の企画展であった。
ただ、パナソニックはたまに建築の企画展をするが、模型や設計図を見せられても、どうも私はピンと来ないのである。
入口に東京五輪のカウントダウンのブースがあった。
早くも東京オリンピックの気分だな、と思った。


汐留パナソニックミュージアムのオリンピックのカウントダウンの置物


その後、新橋駅~銀座線~表参道駅へ。
国道246号線のマクドナルドでコーヒーを飲んだ後、ワイン教室のあるビルへ。

おや、玄関ロビーのカウンターに、無料の絵馬サービスがある。
絵馬に願い事を書き、シールを貼って隠し、箱の中に入れた。
開運招福か、、、
今年は東京オリンピックだし、いいことがあるだろうか。




キャプラン


ワイン教室の帰り道は、いつもならアフターの飲み会だが、ABCクッキングの予定があるので、ひとりで、表参道駅~千代田線~北千住駅へ。
実は前回の料理教室の時、カサを置き忘れてしまったのだ。
ワイン教室の帰りにあえて料理の予定を入れたのも、そのカサを忘れないうちに、すぐ取りに行くためであった。

世の中には、大事な忘れ物をしても、誰かが持っていると分かると途端に安心し、なかなか取りに行かない人がたくさんいる。
しかし、私はなるべく早く取りに行くようにしている。
言うまでもないが、忘れ物を平然と人に預けておくのはだめだめである。

法律的にはこういう場合を事務管理というが(民法700条~)、事務管理者には、善意で預かっている場合でも一定の義務や責任が生ずることになっている。
つまり、法的な意味でも、忘れ物を預かってくれている人に、ご迷惑をかけているのである。
まあ、忘れ物を取りに行くのを忘れてしまった、というのもありがちな話で、それは仕方がないとはいえ、いかにも間抜けな話でもあるから、忘れ物はなるべく早く取りに行きましょう。


2020/01/09

本の美術館東洋文庫ミュージアム

今日は約束があって朝早く外出。

東洋文庫ミュージアム⇒戸栗美術館⇒渋谷でアポ等

東洋文庫ミュージアムでは10月から葛飾北斎展をしており、1月13日で終わるので、駆け込みで見に行った。
東洋文庫が所蔵する葛飾北斎の絵本なども見られるという。
駒込駅から大通りを歩き、看板屋のある交差点を曲がると、古本屋の先にミュージアムの建物がある。
東洋文庫ミュージアムは一風変わった美術館である。

第一に、ここは本の美術館である。
東洋文庫というのは三菱財閥のコレクションなのだが、三菱は丸の内の三菱一号美術館、二子玉川の静嘉堂文庫美術館、駒込の東洋文庫ミュージアム、この3つを持っている。
順に西洋、日本、書籍、というふうにコレクションが分担されている。
第二に、ここでは入場券の代わりにオレンジ色の入場シールを受け取り、それを胸元に付けて入場することになっている。
第三に、次回の企画展のパンフレットは置いてあるのに、現在の企画展のパンフレットがなぜか置いていない。
私は来館の記念にパンフレットを2~3枚持ち帰り、ファイリングをするのだが、ここではいつも見当たらないのだ。
まあ、それはともかく、私はオレンジ色の入場シールをシャツのポケットに貼り付け、自動ドアから展示スペースの1階へ入った。

2階の葛飾北斎展に行く前に、1階の名本の展示コーナーを見て回る。
名本コーナーはたいてい、企画展とは関係のないテーマで展示されているのだが、いつもユニークなのだ。
何がユニークかというと、名本のなかみが実に時宜を得ているのである。
今回は何だろう。


東洋文庫ミュージアムアメリカ合衆国憲法の歴史


東洋文庫ミュージアムフランス革命史


東洋文庫ミュージアムマリーアントワネット物語


ふむふむ、鎖国政策、植民地からの独立、フランス革命、マリーアントワネットのギロチン処刑。
ん~と、何やら新年早々、不穏なテーマですね、、、
例えばこれを日本になぞらえると、こんな感じかしら。
今年の日本は鎖国をする、真の意味でアメリカから独立を果たす、自民党が敗れ去って社会主義的野党連合が誕生し、彼らによって総理夫人が断罪される(??)、まさか、それはないでしょうが、、、


東洋文庫ミュージアム「北斎展」、東洋文庫の入場シール


葛飾北斎展、東洋文庫


私は階段を上がり、葛飾北斎展を見ることにした。
人気の葛飾北斎ということで、狭い展示スペースはかなり混んでいた。
北斎はとにかく、集客力が抜群だよなあ。
1階の展示コーナーは陽光が差し込んで明るいが、2階のギャラリーは薄暗い。
北斎の鮮やかな絵本が、薄暗い中でひときわ色鮮やかに見えた。
次のギャラリーに移動する通路の途中にショーウィンドウがあり、そこに飾ってある北斎の絵本が最も目を引いた。
駒込から山手線で渋谷へ。
まだ時間があるので、戸栗美術館に行った。


戸栗美術館入口


戸栗美術館古伊万里


古伊万里の企画展。
戸栗美術館は入口が大名屋敷のような立派な建物だが、館内もまた立派。
朝早かったので、午後になって私は少し疲れていた。
広々とした1階のロビーでしばらく休み、しばらくスマホを見たり、展示品のカタログを見たりした。
その後、2階のギャラリーに行こうとして正面階段を上がった。
階段の途中、初老の男性とすれ違ったのだが、その男性が何かを落とした。
その男性は落とし物を探し始めた。
私も一緒に探そうとすると、大丈夫ですよと笑って言う。
何を落としたのか聞くと、ゴミの「ようなもの」ですと言う。
でも、その男性が探しているので、私も一緒に探した。
ゴミの「ようなもの」とは何だろうと思った。

私は、階段のすみっこに、小さな何かを見つけた。
これはただの小さなゴミだ。
これですかと聞くと、そうだと言う。
よく見ると、それは東洋文庫ミュージアムのオレンジ色の入場シールだった。

ああ、これは東洋文庫のやつじゃないですか。私もさっきまで東洋文庫にいましたから、同じものを持ってますよ。

その男性とちょっとだけ笑い合うことになったが、見つけたものがこれでは向こうもばつが悪かったろう。
階段のところに私語禁止という注意書きがあり、館内は静まり返っていたので、お互いこれ以上会話することなく、私は2階に上がったのだった。