2020/01/19

ライアー奏者三野友子さんのミニコンサート

今日は、金融商品の価格分析の方法(テクニカル分析)の認定資格試験を受けてきた。
正式には、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリストという資格試験である。
試験会場は新御茶ノ水ビル、ここは私の主治医の井上眼科のあるビルであるが、千代田線新御茶ノ水駅直結なので迷いようがない。
ただ念のため、3時間以上早めに自宅を出た。

日曜日の午前中、電車はスカスカ。
早く着きすぎても仕方がないので、千駄木駅でおり、団子坂を上り、森鴎外記念館に向かった。
館内のモリキネカフェという落ち着いたミュージアムカフェで、暗記事項の最終確認をするためである。


森鴎外記念館「父と母」


ところが、この日はいつもと違い、記念館の入口に人だかりができていた。
今日は何かのイベントかな??

何と1月19日は森鴎外の誕生日。
バースデイ企画として、これからエントランスホールで30分ほどのミニコンサートがあるという。
コンサートか、30分なら聞きたいな。
職員からもらったパンフレットを見ると、「ライアー」というドイツの竪琴の紹介があり、館内の壁には張り紙がしてあり、ライアー奏者の三野友子さんが~と書いてあった。


森鴎外記念館の三野友子のライアーコンサート


ライアー、、、知らない楽器である。
さすがに、聞かずには立ち去れないぞ。
大丈夫。
試験までまだ十分時間はある。

こうして、私にとって今年初の思いがけないコンサートが始まった。
立ち見なので、後ろの私は見にくかったが、上品で細身で素敵な女性が登場した。
ライアーはそれほど大きな竪琴ではないが何だか重そうに見える。
三野さんはライアーを椅子に立てかけ、ライアーの奇跡の歴史を語った。
話によると、ライアーは一時期作り手がいなくなり、「絶滅」していた楽器なのだそう。
しかし、ドイツの障がい者施設でライアーの製造がおこなわれるようになり、絶滅していた楽器ライアーは見事に復活したという。
三野さんは、ライアーのCDを何枚かリリースしているという。
プログラムはおなじみの曲で構成されており、テンポも比較的落ち着いたもので、エントランスの聴衆は私と同じようにいやされたと思う。
コンサートは30~40分ほどで終わったが、何よりライアーの音色が素晴らしかった。


森鴎外記念館のモリキネカフェの紅茶


その後、私は館内のモリキネカフェに入った。
2時間近く、紅茶を飲みながら最後の勉強をした。
そして千駄木駅まで戻り、千代田線で新御茶ノ水へ、試験も無事に受けることができた。

1月19日、御茶ノ水で試験。
2月初め、合格発表。

結果は、合格!!
おお、よかったあ♪♪