2020/10/24

(第2部)セミナー講師をしてみたい











コロナが少し沈静化したので、最近はまたABCクッキングに通っているが、こういった料理教室やワークショップはいろいろあって大変だと思う。

数ヶ月前の話になるが、8月は県南生涯学習センターの講師養成講座に通っていた。
生涯学習センターの講座というと気軽で簡単なものと思いがちだが、、、実は、私もそう思って行ったのだけれども、それほど気軽でも簡単でもなかった。
回数も多く、コスト管理やマーケティングについても専門家から学ぶ機会があり、本格的な内容。
職員に聞くと毎年人気の講座で、今年は新型コロナウィルスの影響で申込者が激減したため、締切ギリギリに電話で申し込んだ私でも間に合ったようだ。
ここで、セミナー講師は会場に行って喋るだけでお金がもらえる、というのは安易な考え方だと思い知った。
自主企画講座の場合なんかは特に、事前準備や雑務があり、かなり大変だというのだ。






最も印象に残ったのは、第1回目の受講生の自己紹介の時間。
そのとき私が感心したのは、それぞれやってみたい講座があって自己啓発で参加したわけだが、誰1人としてやってみたい講座の内容がかぶっていないことだった。
ああ、すごい!!
現代人は無個性、などと安易に論ずる批評家や学者もいるが、そんなことはない。
やはり1人1人に個性があり、希少性のようなものがあるのだな、と私は思った。

さて、今日は帰宅時にポストを探ると講座で知り合ったYさんからの封筒が届いていた。
最終日の帰りに受講生4人でお茶をしたのだが、Yさんが財布を忘れたため私が代金を立て替えたのだ。
郵便代がもったいないので送らなくていいですよとメールをしたら、もう送りましたというのだが、ずいぶん早く届いた。
封筒をあけると500円玉の入ったかわいらしい紙袋のほかに、お礼の手紙が入っていた。

講座でYさんを見たときは、どこにでもいる気さくな女性だと思った。
が、話してみると意外にも、茨城県内でご活躍の先生だった。
彼女は社労士兼FP(ファイナンシャルプランナー)で、主に茨城県内で資産設計セミナーと終活講座をするセミナー講師である。
そんなすごい先生が、どうして講師養成講座にいたのだろう??
講師養成講座の担当職員にこっそり聞いてみると、実は以前も参加したことのあるリピーターさんですよ、といわれた。
ええと、現役講師なのに講師養成講座の常連とはどういうこと??
もしかして、講師なのに喋るのが苦手で、リピーターなのかしら??

まあ、その話はともかく、世の中には、実は私服警官だったということもあるし、実は18歳未満だったというオチもある。
なので、人は見かけによらない、というのは正しいと思った。
そのYさん、最近は資産設計セミナーの講師を頼まれることが多いという。
日本は高齢化社会で、莫大な財政赤字を抱えており、老後の不安が増している。
資産設計セミナーは、トレンドなのだろう。

さて、私も茨城県の大井川知事のハンコの押された修了証をもらったことだし、Yさんのようにセミナー講師をしてみたくなった。
現在その準備中である。