2019/08/06

吉祥寺散歩(1)ヴィクターグールドジャズピアノトリオとの出会い

今日は吉祥寺まで行き、ヴィクターグールドのジャズコンサートを聞く予定だ。
が、その前に、山本有三記念館に立ち寄り、そこから禅林寺にあるという鴎外の墓を見にいく予定も入れた。

山本有三記念館→森鴎外の墓(禅林寺)→武蔵野スイングホール


山本有三記念館


山本有三記念館は、ジブリミュージアムへ向かう道の途中にある小さな木造の洋館で、まるで喫茶店のような小さな木のドアをあけると狭い受付がある。
学校では山本有三=路傍の石と暗記させられたが、私はそれしか知らない。
今日は「女人哀歌の時代」という企画展。


山本有三記念館


山本有三記念館


入場料を払い、2階の展示室までひととおり見て回り、その後、私は受付に戻った。
待合スペースで手荷物の整理をしながら、受付のおばさん、掃除のおばさん、学芸員のおじさんの雑談を聞きながら休んだ。
窓の外からは真夏の蝉の声が聞こえる。
そうだ、受付のおばさんに鴎外の墓のことを聞いてみよう。

「すみません、鴎外のお墓のこと、知ってます??」
「知ってるけど、これから行くのね。」
「ええ。ここからだと、どうやって行くんですかね。」
「本名の墓だから、森鴎外ではなく森林太郎の墓なのよね。法専寺の少し先にあるんだけど、あなた分かるかしら。」
「歩いて行けるかな。」
「暑いから、駅に戻ってバスで行く方がいいわよ。」
「鴎外のお墓のほかに、観光名所は何かありますかね??」
「そうね、鴎外の墓のお向かいは、太宰治の墓なのよね。」
「あ~、思い出した、そのハナシ!!」
「太宰さんは死んだら鴎外さんの墓のそばがいいと言ってみたい。」
「ふ~ん、、、そうなんだ。なんでだろう。」
「さあね。この近くに太宰治の文学サロンがあるのよ。そこの人に聞いてみたら?? 確か午後からイベントがあるそうよ。」
「どうも、ありがとうございます。」

山本有三記念館を出たのは午後3時近く。
太宰治文学サロンには寄らず、途中、コンビニで遅いお昼ご飯を買った。
暑すぎるので、冷たいとろろそば。
そして散歩がてら歩いて禅林寺を目指すことにした。
30分ばかり歩き、バス停、法専寺~受付のおばさんの話だと、このへんに禅林寺があるはずだが、、、


禅林寺


ん~、あそこかな??
公園の奥に寺の門が見える。
脇道を歩いて門前まで行くと、荒々しい筆遣いで「飲食厳禁」と注意書きがある。
私は公園のベンチで、とろろそばを食べることにした。

生暖かくて、おいしくない(*'ω'*)

禅林寺の門をくぐると広場があり、そこに森林太郎の文章が刻まれた石碑がある。
奥へ進むと墓地があり、ここは狭いので10分ほど探せば2人のお墓が見つかるだろう。
まあ、ただのお墓なので、どうということはなかった。

5時30分頃、武蔵野スイグホールに到着。
さすがにこの暑さでバテたので、階下のファミレスで冷たいものを頼んだ。
私はアイスを食べた後、案内のチラシとチケットをテーブルに置いて眺めた。






まず、私は友の会会員ではない、ということを、いま知った。
差額400円。
でも、まあ、吉祥寺なんてめったに来ないから。

次に、ヴィクターグールド、、、
そもそも私はジャズに詳しくないので、よく知らない。
センセーショナルな売り文句を聞いても分からない。

しかし、実際コンサートを聞いたら期待以上の演奏で、私は非常に満足した。
比較対象は、つい2週間前に丸の内のコットンクラブで聞いた高額チケットのジャズコンサートである。
これと比べると一枚格下ではあるが、彼らとはタイプが違う、流れるような演奏が心地よく、こういうジャズも楽しいな、と思った。
また、ホールが狭いので迫力もあった。




コンサート終了後。
ロビーの片隅でサイン会があるというので待機し、私は上品で賢そうなジュリアード出身の男性(写真一番左)からサインをもらった。
別に彼を狙ったわけではない。
サイン会なのに右の2人があまりにもリラックスしててサインを頼みにくく、彼だけが生真面目にペンを走らせていたので頼みやすかったのだ。
帰りがけ、私はこの3人組を眺めて思った。
人種が違っても、音楽が好きな者どうしなら、誰とでも仲良くなれるということを。