2019/08/23

伊藤忠アートスクエア「すごろく旅、伊藤忠兵衛の三方よし」

今日はワイン教室「キャプラン」に行ってきたのだが、その途中、SEIKO時計ミュージアムと伊藤忠アートスクエアに立ち寄った。
SEIKO時計ミュージアムは東向島駅でおり、駅から国道に出て、国道を歩いて10分くらいの場所にある。
東向島駅を出ると、まず高架橋の下に東武博物館がある。
その出入口付近に、むかしのロマンスカー「けごん」の実物があった。


東武博物館の「けごん」の車両


男の子にありがちだが、小学生のころの私は鉄道オタクだった。
ぶ厚い国鉄の時刻表を眺め、ほとんど全ての特急の停車駅を暗記していた。
しかし、私鉄の特急のことは国鉄の時刻表にちゃんと書いていないので、ほとんど知らなかった。
もっとも、日光温泉には家族で行ったことがあり、ロマンスカーの「けごん」には何度か乗ったことがある。
当時は、どうして「けごん」は帰りだけ北千住に止まるのだろう、と不思議に思った。
この「けごんの謎」については今もよく分からないが、まあ、ふつうに考えると北千住の方が浅草よりも乗り換えが便利だからであろう。
しかし、それなら下りのけごんが北千住を通過する理由が分からない。
そこは何か特別な理由があるのだろうか。


セイコーミュージアム


セイコーミュージアム


セイコーミュージアム


SEIKO時計ミュージアムに着いたのは10時過ぎ。
ここは無料のミュージアムで、解説用のアイパッドも無料で貸してくれた。
来館者は数人しかいなかったが、展示内容がおもしろいので立地が良ければもっと人が来そうである。
帰る時、何冊かの資料を持ち帰ろうとする私を見て、受付の女性が早足で白い封筒を持ってきた。
高級時計を販売するSEIKOの社員教育のたまものだろう。




その後、私はミュージアムを出て、駅の近くの「くら寿司」に入った。
お昼時で、店内は混雑していた。
私は1人用のカウンター席で食べたが、猛暑で食欲がなく、早めに店を出て東向島駅に戻った。
ここから半蔵門線一本で青山方面に行けると思ったのだが、、、ああ、そうか、半蔵門線直通の電車は東向島を通過してしまうのだ。
私は路線図を眺め、いったん各駅停車で終点の浅草駅まで行くことにした。
浅草駅の松屋改札を出て、仲見世へ。
仲見世を歩き、浅草寺へ。


浅草寺


浅草寺でお詣りをした後、浅草駅に戻り、銀座線に乗った。
青山一丁目で下車して伊藤忠商事本社の出口へ。
本社敷地内にある伊藤忠アートスクエアに着いたのは4時過ぎであった。
今日は「すごろく旅、伊藤忠兵衛の三方よし」というおもしろそうな企画展をしているのだ。
私は、すごろく旅というのをどうしてもやってみたかった。
伊藤忠兵衛とは、戦前から戦後にかけ、伊藤忠商事(財閥)の社長などを歴任した有名な財界人である。

「三方よし」とは何だろう??

ええと、「三方一両損」なら知ってるんだけど、、、かつて郵政民営化の政治闘争の時、「三方一両損」というのが小泉純一郎総理のセリフとして流行した。
しかし、あれは利害の衝突する三者がそれぞれ少しずつ「損」を受け入れて妥協しなさい、という意味である。
「三者とも損」ではなく、「三者ともよし」、そんな都合の良いことがあるのか。

伊藤忠兵衛の「三方よし」とは、三者(売り手、買い手、社会)の誰も損をしない不思議な話である。
「三方よし」とは伊藤忠兵衛の商売の教えで、商売人はお客さんに損なことをしてはならない、したがって、お客さんは得をするわけではないが、損はしない(つまり、「よし」ということ)。
これは今で言う顧客中心主義のことである。
売り手はお金が儲かるので、もちろん得をする。
買い手は良いものを安く買えて得をする。
必ずしもそうではないと思うが、それはまた社会のためにもなるという。
ああ、なるほど、商売は社会貢献でもあるべき、ということだ。

この展示会、自社の宣伝のようにも聞こえたが、おもしろかったのはスマホアプリで確認クイズ(すごろく旅)ができたことだ。
他の美術館や博物館もアプリを開発して似たような企画をすれば話題になると思った。
私は全問正解できたので、帰りに受付の女性職員から忠兵衛の記念シールをもらった。


伊藤忠兵衛シール