2026/03/20

「個人が起業するならニッチ、それに尽きる!」以上



取手駅前の西友のビルの5階に、レンタルオフィスがある。
3月11日、ここで恒例の社長塾が開催された。
社長塾は起業したい人向けの経営セミナーで、地元の会社社長などを講師に招き、実体験を話してもらう。

このイベントにゲスト出演していたのが、経営コンサルタントの吉田雅紀さんである。
吉田さんは起業支援コンサルタントの草分け的存在である。

私は、吉田さんとはちょっとした知り合いなのだが、思い返せば、コロナ禍のワインバーの一件がきっかけだった(リンク)。
その後、私は、吉田さんの創業スクール(起業家養成講座)の第1期、第2期のコーチをしたことがある(リンク①リンク②)。

しかし、最近、吉田さんが創業スクールをやめ、取手市の活動を引退する話を、知り合いから聞いたのだ。
まあ、70歳なので、一応、引退の適齢期ではある。
ただ、いまは定年退職後の起業も増えており、70歳はまだ早いような気もする。

ということで、この日、私は吉田さんに挨拶をしに行ったわけであるが、社長塾が終わると、早速、その場で交流会となった。






その後、有志のみの二次会にも参加した。
ここでいろいろ話すことができたが、吉田さんは、いま、YouTuberをしているという。

ふーん、、、YouTuber?(*'ω'*)ホ~

吉田さんは、自分の起業論や、実体験を形に残しておきたいのだという。

ふむふむ、、、そりゃ、そうだ(*'ω'*)

実は、70歳になる吉田さん、現在、闘病中だという。

な、なるほど、、、そういうことか・・・。




詳しくは吉田さんのYoutubeチャンネルで(リンク)。

さて、上記YouTubeチャンネルにコンテンツがたくさんあるが、ここからは、2020年10月、私が聴いた吉田さんの起業セミナーの振り返りとなる。
「創業スクール」という取手名物の起業家養成講座は、全5回のコースからなる。
2020年当時、第1回目は、吉田さんの2時間の独演会だった。

散歩がてらに行ける近場で、聴講料はたったの1000円。
面白そうなので、聞きに行ったのだが、2階の会議室の聴講者は意外に少なく、20名ほどだった。




眼鏡をかけた60代後半の男性が吉田さんだが、関西弁で声が大きく、誰かと話せば非常に目立つ(特に関東では、、、)。
ただ、この日は、開始まで黙って座っており、最初、私は、あの物静かな人が吉田さん(まさか?)と思った。

講演会が始まると、司会の男性が挨拶し、その後、吉田さんの出番となった。
吉田さんはスッと立ち上がり、関西弁で喋りはじめた。
私は、ぼんやりしていたが、その大きな声で目が覚めた。

さて、経営コンサルタントの世界では、結論を先に言うこと、ひと言でまとめることが重要といわれている。
そこで、吉田雅紀流起業論を私なりに要約すると、こうなる。

「個人が起業するならニッチ、それに尽きる!」以上。




ニッチでも、可能なら黎明期の新分野がいい。
新分野なら、競合が少なく見込み客が多いからだ。
また、数年やれば専門家を名乗れたりもするし、短期間で権威として認められる可能性がある。
場合によっては、名刺に「カリスマ〇〇〇」と書いて偉そうにできるかもしれない!?

まず、小さく狭く、身の丈から始めよう。
全国区で勝負するより、自分の住む町のオンリーワンの方がうまくいきやすい、と吉田さんは言う。
自分の居場所で一定のポジションを獲得できれば、高収入かどうかは別として、食うには困らないだろう。

もう1つ、吉田さんが話していたのは自己管理の大切さだ。
社長に指示する人はいないわけだが、だからといって、例えば今日は雨だから営業に行かなくていいや、これでうまくいくのか、ということである。
自己管理ができない人は悪い結果になりやすいので、注意する必要がある。

あとは、大阪の旦那たちは本業で儲かると小料理屋を手を出すという余談が面白かった。
そこから、吉田さんは多角経営の是非について言及した。
本業と無関係な事業への多角化はよろしくないが、本業の派生事業などはOKです、と言っていた。
前者は本業を弱体化させ、後者は本業の奥行きを広げるからである。
事業は広く浅くでは、なかなかうまくいかない、狭く深く、ひとつのことを掘り下げるのがいい、と言っていた。

ほかにも、吉田さんがバブル時代に経営していたアパレル会社が破綻してしまった話や、それにまつわる感動的秘話などもあったのだが、まあ、そのあたりは吉田さんのYoutubeチャンネルで、本人から聞く方がよいだろう(リンク)。