2025/05/04

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  • 彼女の絵は消されてしまう運命か
  • 丸紅ギャラリー。ボッティチェリの「美しきシモネッタ展」

■執筆者
加藤光敏
詳しいプロフィールについては、KADOKAWAのウェブサイトをご覧ください。

■連絡先
会社のウェブサイトのContactよりお問い合わせいただけます。

2025/04/28

丸紅ギャラリー。ボッティチェリの「美しきシモネッタ展」

前回、日比谷の帝劇ビル、国際ビルが取り壊されるという記事を書いた。
現地のビルを見に行くと、すでに取り壊しの準備に入っていたが、国際ビルの地下には、私がよく行くABCクッキング丸の内教室もあった。
こちらは、大手町界隈に移転したという。

先日、そのリニューアルオープン記念で、「マンディアン」を作るミニ企画があった。
ABCクッキングは、去年末に行ったきりで、疎遠になっていたが、私は、久しぶりに予約し、新しい丸の内教室に行ってみることにした。

4月17日。
私は、お昼過ぎに東京駅をおりた。
ABCクッキング丸の内教室は、東京駅の目の前にあるのだが、その前に、私は、丸紅本社ビルに向かった。
大手商社の丸紅は、大手町界隈を竹橋方面に歩き、毎日新聞本社のすぐそばにある。
その先には、東京国立近代美術館があるが、少し手前の大通りの交差点のところである。




丸紅本社ビルには、ギャラリーがあり、現在、美女シモネッタの名画を見ることができる。

美しきシモネッタ、、、(*'ω'*)ドキドキ

「丸紅ギャラリーでは、東京国立近代美術館で例年開催される「美術館の春まつり」と連携し、丸紅が所蔵する日本で唯一のボッティチェリ(Sandro Botticelli, 1444/1445-1510)のテンペラ画《美しきシモネッタ》を特別公開します。モデルとなった夭折の美女シモネッタ・ヴェスプッチ(Simonetta Vespucci, 1453-1476)が、傑作《プリマヴェーラ(春)》や《ヴィーナスの誕生》のモデルであったといわれ、「フィレンツェの春」あるいは「ルネサンスの春」の象徴的存在でもあったからです。また2025年は、ボッティチェリの研究で世界的に知られる矢代幸雄の歿後50周年にあたります。奈良の大和文華館でもほぼ同時期に矢代幸雄の「没後50年記念特別展」を開催します。さらに2025年はシモネッタが登場する小説『春の戴冠』の著者である辻邦生の生誕100年にあたる年でもあります。本展はそれらの記念年に呼応する形で開催するものでもあります。」(丸紅ギャラリーウェブサイトより

ギャラリーは、本社ビルの3階にある。
展示室自体は広くはなく、500円の入館料を払って、やや拍子抜けするかもしれない。
もっとも、展示室の入口まで長い廊下があり、ここに、丸紅の社史と戦前戦後の歴史が掲示されていて、これは非常に面白かった。








名画の鑑賞後は、向かいのカフェで休憩。
案内チラシを見ると、魅惑の美女シモネッタのタイアップ企画をしていた。

赤い料理がいくつか用意されている。
情熱的な赤いカレー、赤いパスタ、そして、真っ赤なイチゴのティラミス。
ランチタイム終了後で、私は、ティラミスを頼んだ。





ティラミスを食べながら、私は、丸紅出身で、著名なニューヨーク州弁護士A先生のことを思い出した。
去年夏、A先生の大学の同期会に呼ばれて知り合ったのだ。

年の離れた私を呼んでくれたのは、私の大先輩K先生である。
K先生は、A先生の大学の同期なのだが、このとき、同期会の幹事をやっていたため、とにかく、人を集めたかったようなのだ。

同期会は、アメリカから一時帰国したA先生の講演がメインで、これが非常に面白かった。






さて、ニューヨーク在住のA先生は元気だろうか。
A先生にメールをしてみると返事があり、とくに変わりなく元気だった。
が、丸紅ギャラリーのことは、特に話題にはならなかった。

ま、それがふつうだろう。

例えば、損保ジャパンの人が、SOMPO美術館に興味があるかというと、別にないだろう。
ブリヂストン(アーティゾン美術館)や、サントリーや、出光興産だって同じ。
ましてや、DIC(川村記念美術館)も。
そして、美術館や美術品に興味がないのは、株主や投資ファンド(!)だって同じだ。

夕方。
新しくなったABCクッキング丸の内教室に到着。
新丸ビルの隣の三菱UFJ信託銀行本社ビルの中にあった。








料理の開始まで時間があり、近くのコンビニに行った。
私は、シモネッタ展にちなんで、情熱的な赤いパッケージのMINTIAを買ってみた。
教室に戻り、ラッピングを開けると、その途端、イチゴの濃厚な匂いがした。
味も濃厚で甘ったるかったが、かなりの口臭防止効果があるに違いない。

ここで、本日作る「マンディアン」について説明しよう。
もともとは、修道士の僧服のことである。
ヨーロッパ映画やオペラによく出てくるが、私たちは、ドラゴンクエストのキャラクターをイメージすると分かりやすいかもしれない。
チョコレートの上に、レーズンやナッツをのせたものが、修道士の僧服と似ていることから(トッピングはネックレスの装飾か)、マンディアンと呼ぶそうだ。





Y先生と、生徒6人。
私たち参加者は、それぞれ、普通のチョコレート色のマンディアン2つ、ホワイトチョコのマンディアン2つを作った。
作業は短時間で終わったが、完成まで冷やすので、その間、春の新コースの売り込みを受けた。
これは、まあ、いつものことなので、参加者一同、受け流すのだが、4月に異動してきたばかりのY先生は、生徒獲得のため、一生懸命だった。

ペアの無料体験レッスンの予約ができるから、知り合いを連れてきてほしいという。
私は、Y先生の目の前に座っていて、ただならぬプレッシャーを感じた。

私は、頭のなかに、数人の知り合いを思い描いた。
一応、候補者といえる人はいる。
Y先生は、あてがはずれたらキャンセルしていいというので、じゃあ、予約を入れます、と言った。

予約すると、Y先生から、アーモンドミルクがもらえた。





■予約内容
5月24日(土)1330ー1530
海老のクリームソース等
Y先生
ABCクッキング丸の内
ペアの無料体験レッスン

野蛮で凶暴な姉なら、料理教室に来ないだろう。
しかし、姉ソックリの妹で、レディー・イヴのような令嬢ならどうだろうか。

2025/04/27

彼女の絵は消されてしまう運命か



去年12月、日比谷の出光美術館が閉館した。
出光美術館の入る帝劇ビルが取り壊されるためである。

数年後、同じ場所に、新しい帝劇ビルが建つ。
出光美術館は、そこにリニューアルオープンする予定だが、私のよく行く、古典的で、風流な出光美術館は、もう、なくなってしまったのだ。

その後、私は、帝劇ビルに隣接する国際ビルも、取り壊されることを知った。

2月22日。
国際ビルの空き室で、アーティストがライブペインティングをしているというので、私は、買い物のついでに、ふらりと見に行った。
ライブペインティングの絵は、皇居側の1階の大窓に描かれているところだった。
写真の右端に、女性が立っている。




会場には、アーティストの支援団体の女性スタッフがいた。
彼女としばらく話し込んだが、大窓に絵を描いているのは、色本藍さんという若手画家だという。

おや、、、(*'ω'*) 色本さんといえば、まだ東京芸大の院生で、去年4月、彼女の作品を、京橋の地下の怪しい画廊で1度見たことがある。
インパクトが強く、怪しい作品ばかりで、ブログに1本記事を書いたので、よく覚えている(リンク)。
しかし、今回、彼女が絵を描く絵は、場所も場所だし、通りすがりの金融関係者などが眺めるので、穏やかで健康的な絵を描いているようだった。
もっとも、完成してみなければ分からないが・・・私が訪問したのは会期の前半で、完成した実物は見ることはできなかった。
彼女は現在、休養中のようだが、次の展示機会を待つとしよう。


(国際ビルヂング)


(色本藍さんの絵があった国際ビルの窓)


つい最近のことだが、国際ビルの前をたまたま通りかかると、大窓は、こうなっていた。
絵は消されており、すでに取り壊しの準備に入っていた。

その後、私は、少し歩いて、出光美術館のある帝劇ビルを見に行った。
いつも人だかりのできていた帝国劇場の表側は、ポスターも看板もなかった。
こちらも、すでに取り壊しの準備に入っていて、チケット売場の前に、建設作業員が2人いた。
座って、床を叩いたり、解体工事のための調査をしているのだろう。


(帝国劇場)


(出光美術館)


私は、「今日は帝劇、明日は三越」という古い言葉を思い出した。
日本の古き良き時代の広告のキャッチコピーであるが、私はここで、ひとつの時代の終わりというものを感じた。

その後、私は、日本橋高島屋のスターバックスへ移動。
最近、パッションティーばかり注文しているが、さすがに飽きてきたので、アイスコーヒーと、濃いピンク色のイチゴのドーナツを頼んだ。







帰りは、上野広小路でおりて、湯島天神へ。
本殿の前に、外国人観光客が1組いたが、境内は空いていて、風が涼しかった。
私は、お詣りの後、境内を歩いた。
おみくじを引く場所があり、久しぶりに、恋みくじを引いた。

右のふつうのおみくじは100円。
中央の恋みくじは200円。
左の干支みくじは500円。

賽銭箱を10円しか入れない人も、おみくじの箱には100円以上入れることになる。
御朱印とは違い、人件費もかからず、おみくじは、神社の貴重な収益源である。








帰るとき、立て看板が目にとまった。

お礼詣り・・・フムフム(*'ω'*)

「お願いごとが成就されましたら、ぜひ、御礼詣りにお越しいただき、天神様に感謝のお気持ちをお伝えし~」と書いてある。
例えば、刑務所を出所した犯罪者が、警察に相談したり、不利な証言をした人のところへ行き、嫌がらせや仕返しをすることがある。
これをお礼詣りというが、昔のヤクザ映画でよくある話だ。
しかし、もともとは、物事がうまくいったあと、神社に感謝のお詣りをするポジティブな行為なのである。

お礼詣りをしようと考えている、野蛮で凶暴なアナタ(*・・)σ
どうせなら、ポジティブな方のお礼詣りをしてください!




帰宅後、私は、恋みくじをあけた。

この幸せは長くは続かない。
一時の恋に酔うと破滅する。

今回は、参拝者に喧嘩を売るようなことが書いてある。
ただ、全体を読むと、すでにカップルの2人が恋みくじを引いた場合を想定している。
私には、この恋みくじは該当しない。
むしろ、永遠の愛は、一時の恋から始まるのではないだろうか。

2025/04/23

マグロ解体ショーの寿司を食べた





私が出かけるとき、ママ殿は、「駅ビルの魚屋で、マグロの解体ショーがあるのよ」と言っていた。

夕方、私が帰宅すると、中トロは売り切れで、赤身を買ってきた、という。

解体されたばかりのマグロで作った寿司は、新鮮で、とても、おいしかった!

2025/04/19

発見へようこそ!





3月のある日。
私は、都内で用事を済ませ、約2ヶ月ぶりに、銀座4丁目のソニーギャラリーに立ち寄った。
今回は、国際的アワード受賞者の最近の作品を集めた展示会で、その作品は、どれも、さすが!と思わせるものであった。

しかし、私は、ここで、2ヶ月前に見た「取るに足らない雲の力学」の展示を思い出していた。
それは、気鋭の写真家・田凱氏の展示であったが、取るに足らない作品ではなく、深い洞察のある作品で、私に気付きを与えてくれたのだ。

以下、2025/03/01「とるに足らない雲の力学」より。







田凱氏によるこの写真展は、非常に素晴らしかった。
展示されている写真は、平凡な日常の中にある景色だが、解説を読むと、興味深い詩が書かれていた。
私は、立ち止まって考えた。

田凱氏の詩によれば、「それは探し求めるものではなく、 ある瞬間、不意に訪れるもの」だという。
そして、「私はイメージを捕まえない。イメージが私を選ぶのだ」とある。

さらに詩はこう続く。

「都市の喧騒の中で、その手は触れない。むしろ、カメラがそっと撫でるように、 世界を映し取る」「すべては自然に、あちら側からこちらへと、私の内に降り立つ」




私は、三越を出て、銀座駅の地下道を歩いた。
和光ビルの地下の出入口にショーウィンドウがあり、色鮮やかな赤いドレスが飾られていた。
これが、ひときわ、私の目をひいた。
確かに、紺や白のドレスよりも、赤いドレスの方が、女は目立つ。
銀座の待ち合わせでも、人込みの中で、男にすぐ見つけてもらえる。

それにしても、私は、先ほどから、赤いものばかり見かけるが、最近の銀座のテーマカラーは、赤なのだろうか。

その後、私は、スターバックスへ。
あえて、パッションティーを頼んだ。
テーブル席に座り、鮮やかな赤のパッションティーを飲むと、私は、「赤」=「情熱」=「パッション」ということを思った。




しかしながら、先ほどの「とるに足らない雲の力学」は、情熱とは相反する、受け身の極意だと思うのである。
自分から探さず、偶然に身を委ねる。
それは、写真家としての彼の自信の現れなのだと思う。

勤勉で常に忙しくしている人間より、余裕をもって生きている人間の方が、成果が出てしまう。
意外と世の中、そんなものではないだろうか。

白いドレスの美女は探し求めるものではない。
ある瞬間、不意に訪れるものだ。
私は彼女を捕まえない。

私は、いつも、アートに学ばせられる。
私は、受け身でいることにした。

田凱氏の詩によれば、「それは探し求めるものではなく、 ある瞬間、不意に訪れるもの」だという。
そして、「私はイメージを捕まえない。イメージが私を選ぶのだ」とある。

さらに詩はこう続く。

「都市の喧騒の中で、その手は触れない。むしろ、カメラがそっと撫でるように、 世界を映し取る」「すべては自然に、あちら側からこちらへと、私の内に降り立つ」




さて、3月が終わり、新年度の4月になった。
4月6日。
私は、ママ殿と一緒に、近所の牛久シャトーに夜桜見物に行った。

牛久シャトーは、以前、このブログで紹介したことのある、ワイン醸造所のある公園で、日本遺産にも指定されている名所だ。
毎年桜の季節になると、夜遅くまで開館し、イルミネーションに照らされた公園内の桜の花がきれいである。
ただ、私もママ殿も、夜桜を見るのは初めてだった。






「夜桜、初めて見ましたが、正直いうと、まあまあですね」
「そうね。この年になると目が悪くて、夜桜だと見にくいわね。次は昼間がいいわ」
「ママ殿、冷え込んできました。もう帰りましょうか」
「ちょっと待って。トイレにいってくる」
「じゃあ、その辺を歩いてます」
「遠くに行かないでね」
「大丈夫です。さっき、位置情報アプリを入れたでしょう。見つからなかったら、それ見てください」
「アプリの使い方が・・・よく分からないのよ。家に帰ったら、また教えてくれる?」

私たちは、夜の園内で、はぐれたりしないよう、各自のスマホに、「ともどこ」という位置情報アプリをインストールしておいたのだ。
帰宅後、私はママ殿に、「ともどこ」の説明をした。

「いいですか。もう1回、説明します。このアイコンを押す「だけ」なんです。そうすると、アプリが起動して、ママ殿の現在位置が、表示されます」
「なるほど。私は、いま、家にいるのね」
「そうです。さらに、私の現在位置も、同じ場所に、アイコンが重なって表示されていますよね?」
「これが、あなたのアイコンね」
「そうです。友達登録をしておけば、お互いの居場所が分かるんです」
「待ち合わせとか、街で、誰かと会いたいときは便利よね」
「そうですね。でも、実は、街で、誰かと会いたくないときも便利です」
「どういうこと?」
「これは、私の単なる思い付きですが、あえて、大嫌いな相手を登録しておきます。そうすれば、同じ町で、大嫌いな相手と遭遇しなくて済みますよね」
「そういう使い方も面白いわね。でも、具体的に、誰を登録するの?」
「そうですねえ、、、(*'ω'*) 例えば、離婚した後の夫婦です。お互い二度と顔も見たくないでしょう。でも、別れた夫に子供の養育費を支払ってもらう約束がある、別れた妻と同居する子供のことが気になるなら、居場所が分かるのは、お互い、メリットもあります」
「なるほど」
「まあ、それはともかく、私たちの使い方ですが、例えば、明日ママ殿が、ママチャリで、買い物に行ったとします」
「明日は買い物にいきませんよ」
「じゃあ、あさって、買い物に行ったとして・・・でも、なかなか帰らないので、私は心配になります。そのとき、無事かどうか、これですぐ確かめられます」
「あら、どうしましょう!」
「どうかしました?」
「右のボタン、押したら、画面がヘンになっちゃった・・・」
「見せてください。ん~と、これは、何だろう、新機能かな」(*'ω'*)??




「ともどこ」には、あいまいだが、自分の居場所を公開できる機能が付いているようだ。
これを使えば、近くにいる見知らぬ人が、自分を簡単に探し出せるようになるということだ。

何やら、これは、面白そうな機能だゾ(*'ω'*)!

これまで、オンラインで見知らぬ人と友達になりたい、親しくなりたいという場合には、めんどうくさいチャットなどのやりとりを繰り返す必要があった。
しかし、これだと、どうだろう。
最初、かなりの部分を相手任せにできて、合理的効率的にいきそうではないか。
もちろん、危険人物が、自分に目星を付けることもあり得るが、日本は世界の中でも治安がいいので、神経質になってもしょうがない。


(「トモドコ」のInstagramアカウントより)


数日後。
私は、日本橋高島屋にいた。
買い物を済ませると、こないだ鰻を買った「美國屋」の前を通りかかった。

店先のタライの中に、本日の鰻(生存中)のサンプルが泳いでいるのだ。
私は、通りかかるたび、気になって、覗いてしまう。






こないだと同じ愛知県産だった。
私は、タライを軽く叩いてみた。
が、この鰻、どっしり構えており、まったく反応はなかった。

今日は、寝ているのかな(*'ω'*)?

私は、高島屋の敷地を出ると、大通りを歩き、交差点の向こう側のコレド日本橋へ。
私は、普段、外ではスープやカレーを食べないが、久しぶりに食べたくなり、地下のスープストック東京に入った。
スープ2個セットを選び、オマール海老のスープと、ボルシチを頼んだ。




私は、スープを飲みながら、スマホをいじった。
「ともどこ」を起動すると、アイコンをタップして、発見へようこそ!の画面へ。
発見機能への登録は、簡単にできそうだ。

帰宅後、登録画面を確認すると、、、


(性別は男)


(肩書はエッセイスト)


(興味は・・・物書き、犬好き、アート、料理~)


(今、求めるものは・・・)

2025/04/14

(第5部)The Lady Eve

少し前の話だが、先々月のこと。
昭和女子大学の現代ビジネス研究所で、研究員の成果発表会と懇親会があった。

その帰り道、私は、三軒茶屋から地下鉄を乗り継ぎ、六本木に行った。
麻布台ヒルズの方の交差点の手前に、株式会社アクシスのビルがある。
ここにあるアクシスギャラリーで、昭和女子大学の環境デザイン学科の卒業制作展が開催されているというので、まあ、せっかくなので、一度、見てみたいと思ったのだ。






パンフレットには、環境デザイン学科のプロダクトデザインコースを専攻する学生たちの作品、と書いてあった。
ギャラリー内は、思ったより広く、お客さんもたくさん来ていた。

私は、1つ1つ、学生の作品を見ていった。
すると、、、歩いているうちに、なんだか、学生って、スゴイ!と、すっかり感心してしまった。

まあ、タテマエとして、大学は学問をする場所ということなのだが、いまは情報化社会であり、インターネットを使って自力で勉強ができる。
わざわざ高い授業料を払って通学制の大学に行き、そこで学問というものを権威の教授から教わる意義は、失われてきていると思う。
だから、私には、手を動かして丹念に何かを作ることのほうが、学生にとって価値のあることだと思えたのだ。

その後、ふと立ち止まった場所。
そこには、数枚の素敵な映画ポスターが飾られていた。
どの映画ポスターも、とてもイイものなので、私は、立ち止まって、ぼんやり眺めた。
すると、作者の女子大生がうしろからやって来て、私は、彼女から声をかけられた。
私は、彼女から絵の解説を聞くと同時に、この映画の監督のカウリスマキのことを、いろいろ教えてもらった。

アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)は、フィンランドの映画監督である。
小津安二郎などの日本の古い映画に強い影響を受けている。
彼女のポスターは、カウリスマキの映画のワンシーンをモチーフにしているといっていた。




カウリスマキの映画は、場末の映画館でやっていそうなテイストである。
オシャレでもモダンでもなく、女子大生好みのものとは思えなかったが、彼女は、カウリスマキのファンだといった。
カウリスマキの作品は、リアリズムの深刻な内容であるが、もしかすると、それが逆に、女子大生のツボにハマるのかもしれない。

帰りは、六本木駅から日比谷線で、上野に出たが、電車のなかで、私は、昔の映画のことを考えた。
私は、カウリスマキの影響された、小津安二郎の映画を、何本か見たことがある。

何だか、昔の名画を見たい気分になってきた。
どんな映画を見ようか。




家に帰って、書棚をあちこち探すと、書籍の間に挟まっている、1本の古い名画のVHSビデオを見つけた。
誰か(昔のエッセイスト?)が、イイ映画だと言っていたので、ビデオ屋の安売りで買って、見て、書棚の奥にしまったままだった。

これは、「レディ・イヴ(The Lady Eve)」(1941年)というハリウッド映画である。
監督は、プレストン・スタージェス。
主演は、バーバラ・スタンウィック×ヘンリー・フォンダ。
当時の名監督、名優のコラボだ。

要するに、ラブコメなのだが、ロマンティックコメディーともいわれる。
映画の舞台は、洋上の客船である。




ジーンは、なみ外れた美貌の持主だが、野蛮で凶暴、強欲で、嫉妬深い。
実は、彼女の職業は、詐欺師(!)なのである。
父と一緒に船旅をして、エモノを探しているところだ。

今回は、客船のなかで、チャーリー(チャールズ)という金持ち男に狙いを定める。
チャーリーは、蛇の研究をしている。
少し前までアマゾンの奥地に滞在し、蛇の採取をしていた。
蛇と一緒に船で帰還するところだ。

現在のところ、彼は研究に夢中で、女に関心がない。
そのため、船客の若い女たちは、彼を誘惑するが、うまくいかない。
そこで、ジーンは、彼の気を惹くため、どうしたかというと、以下は、私の記憶によるものだが、、、

船内のカフェのテーブル席で、ジーンは、コーヒーを飲みながら、虎視眈々と、彼を待ち伏せる。
彼が歩いて来ると、彼の目の前の床に、ひらりとハンカチを落とす。
すぐさま自分で拾おうとして見せるが、そのさい、目の前の彼の足を突っかけて転ばせる。
ハデに転倒した彼は、起き上がって彼女を見つめ、ひと目惚れをしてしまう。




以下、「 」の記載は、Wikipediaより。

「ジーンは自分の前を通ったチャールズをつまずかせて転ばせると、彼はすぐに彼女に夢中になる。チャールズが船室に持ち込んで籠から逃げ出した本物のヘビに怯えてジーンが逃げ出した後、2人は彼女の船室で「お熱い」間柄になる。チャールズの世話係であるマグシーは、ジーンがチャールズから物を盗もうとしている詐欺師ではないかと疑うが、チャールズは彼の言うことに耳を貸さない。その後、チャールズを詐欺にかけようと目論んでいたにも拘わらず、ジーンはチャールズと恋に落ち、カードゲームでチャールズを嵌めようとする彼女の父親からチャールズを守る。マグシーは父娘の正体を掴み、船長から手に入れたジーンたちの手配写真をチャールズに見せたところ、チャールズはジーンから去る。」

なるほど、、、いろいろ思い出してきた(*'ω'*)

野蛮で凶暴なジーンは、まるで好きな男に絡みつく蛇のような女である。
彼女の考え方は、こうである。
アタシに興味を示さない「あの男」を惚れさせるには、思い切り、噛みつけばいい!
噛みつけば、血を見ることにはなるが、彼は私の顔をよく見て惚れる、私のことばかり考えるからだ。

目論見どおり、彼は、ジーンに夢中になる。
しかし、チャーリーの世話役マグシーに、詐欺師であることを見抜かれてしまう。
マグシーから秘密を聞かされたチャーリーは、失望し、ジーンのもとを去る。
ジーンは、チャーリーに、二度と近付くことができなくなる。

しかし、彼女は諦めない。
秘密を知られたこと、恥をかかされたことへの怒りがわいてきて、彼に復讐する計画を立てる。
実は、彼女は、チャーリーのことが好きなのである。
彼への強い復讐心は、彼女の強い好意の裏返しであり、執念である。

では、二度と接近できなくなった彼に、彼女が接近する手段とは何か?

それは、変装することであった。
ある時、彼女は、上品な令嬢レディー・イヴとなり、彼の前に再び姿を現す。

これが、名画「レディー・イヴ」の本筋である。




以下、「 」の記載は、Wikipediaより。

「侮辱されたことに激怒したジーンは、コネティカット州の富裕層を詐欺にかけてきた別の詐欺師、アルフレッド・マグレナン・キースの姪である上品なレディ・イブ・シドウィッチになりすまし、チャールズに再度接近する。ジーンはイギリス英語を操りつつ、チャールズを容赦なく苦しめることにする。彼女の言葉を借りれば、「私には彼に関してやり残した仕事がある。斧が七面鳥を必要とするように、私には彼が必要なのだ」ということである。」
「チャールズは「レディ・イブ」に出会ったとき、彼女がジーンに似ていることに非常に驚き、何度もつまずいて転んでしまう。マグシーは「彼女はあの時の女性だ」と言い聞かせるが、チャールズはジーンがチャールズに近付いて来るなら、もっと徹底的に変装して来る筈ではないか考える。そして、アルフレッド卿が、レディ・イヴはジーンの生き別れた妹であると話すと、チャールズは納得する~」(後略)

チャーリーは研究者で、穏やかで善良で、人を信じやすいタイプだ。
そのような彼とうまくいくのは、ジーンのような、正反対のタイプの女なのかもしれない。

では、レディー・イヴ・シドウィッチのような美女が本当にいて、付け狙われているとしよう。
ある時、彼女は、別人となって、目の前に現れ、こう言う。

私には、大震災で生き別れた双子の姉がいる。
私は、姉とは違い、裕福な家に引き取られ、上品に育っている。

どう見ても、野蛮で凶暴な姉とソックリだが・・・こちらは、気性が穏やかで、愛らしい妹!?

彼女の過去の説明は、やけに合理的で、信用されてしまう。
これにより、彼女は、まるで違法な資金がマネーロンダリングされるかのように、まったく新しく、清らかで美しい過去を持った、別の女として生まれ変わるのである。




2025/04/09

(第4部エピローグ)私の書いたことが本になるなんて(3)



私のeラーニング講座「テクニカル分析中級コース」がリリースされた。
出版元は、シグマベイスキャピタル株式会社である。

シグマベイスキャピタル株式会社とは、「日本で唯一の「実践金融理論専門教育機関」シグマインベストメントスクールを運営。官公庁、金融機関をはじめ、監査法人や事業法人など300社を超える皆様にご愛顧いただいております」(同社Twitterより)

ということで、ここは、法人向けに金融実務の書籍や講座を制作販売しているのだが、上記写真は、3月にシグマ社から送られてきた教科書の見本、つまり、著者献本の実物である。

本書は、主に金融機関や投資関連会社などの企業研修に使われるものである。
日本実業出版社から、おととし上梓した「ふと終活のことを考えたら最初に読む本」とは違い、かなり難解な本である。
そのため、このブログの一般読者に、あまり、おすすめはできないということになるが、個人投資家の方々も、ふつうに、購入が可能である。



(2025年4月のシグマベイスキャピタル株式会社トップページより)


(シグマベイスキャピタル株式会社YouTubeチャンネルより)


教科書と講義動画は、セット売りが基本であるが、2025年4月24日現在、パンローリングでは、紙の教科書を単体で買えるようだ。
ただ、両者の価格を比較すれば分かるが、講義動画の方がメイン商品だと思っていただきたい。
この点は、大学受験予備校や資格試験予備校の講座と同じである。



🐶この講座の教科書と講義は、全て私が担当しております。
講義動画を視聴すると、あんみつ先生が喋ります(*'ω'*)///
どうぞ、よろしくお願いいたします。




3月23日。
私は、ママ殿と一緒に、実家の墓参りをしてきた。
数日前、上野公園を訪れたときは、、まだ桜の開花前だったのに、ずいぶん混雑していた。
これから都内の花見スポットは、さらに混雑するはず。
そう考えて、私たちは、桜の開花を待たず、実家の墓参りに行くことにしたのだ。

東武線の曳舟駅で下車し、駅前のイトーヨーカ堂で、花を買い、圓通寺に着いたのは、11時過ぎだった。
お彼岸の日曜日のため、寺の入口には、何組かの檀家の人たちが来ており、私はその脇を通り抜けて、境内の水道で、桶に水を汲んだ。
その間、ママ殿は、墓地に入っていったが、私が着くと、墓石の回りをキレイにして、私の到着を待っていた。
ママ殿は、拝んだ後、私の本を墓石に向かって見せ、何かを呟いた。




墓参りの後は、押上駅へ。
都営浅草線に乗り、日本橋へ出た。

日曜日のランチタイム。
どの飲食店も、店の外に人が並んでいて、だいぶ待たされそうだった。
日本橋高島屋のグルメ街も、混雑していた。

そこで、私たちは、晩ごはんに、名店「美國屋」の鰻を買って、早々と帰ることにした。
お昼は、帰宅後、チャルメラを食べた。






夜の食卓。

「鰻って、いつ食べても、おいしいわ♪ これ、どこの鰻かしら」
「入口の横に、タライがありましたよね。あそこに、本日の鰻のサンプルが泳いでました。愛知県産と書いてあったような気がします。でも、あの蛇みたいな魚が、こんな美味しい蒲焼きに化けるなんて、本当に驚きです」
「そういえば、子供の頃、川遊びをしていて、泳いでいた鰻を捕まえたことがあるわ。ヌルヌルしてるから、鰻を捕まえるのは、とても難しいのよ」
「それは、好きな女を捕まえるのが難しいのと同じですね。彼女はまるで鰻のようだ」(*'ω'*)ブツブツ
「面白いこと言うわね。でも、どこの鰻だって、食べればそう変わらないはずよ」
「まあ、鰻は、いろいろ食べたけど、味付けと焼き方次第だと思います」
「そうね。穴子では困るけど、鰻であれば良いのではないですか」
「なるほど」(*'ω'*)
「何事も、選り好みをしないことは大事ですよ。感謝の気持ちで、受け入れるのです」

その後、鰻を食べながら、私はママ殿に、今回の本の内容を説明した。

「おととし書いた終活本は、一般向けのビジネス書ですが、今回の本は、金融アナリストとして書いた投資理論の専門書です」
「株式投資?」
「必ずしも株式に限らないのですが」
「よく分からないわ、、、」

ママ殿は、私の話を聞きながら、本をぱらぱらとめくった。
が、本を閉じて私に戻すと、また、鰻を食べ始めた。

「どうです?」
「チンプンカンプン。私は、株なんか買ったことも、持ったこともないのよ。それで、この本は、いつ発売なの?」
「担当者からは、4月1日リリースと聞いてます。ただ、4月は講座の改訂期なので、かなり忙しいみたいで、4月1日に間に合うかどうか」
「予定より遅れても、無事、出てくれればいいじゃない」
「そうですね」
「たくさん売れてくれることを祈ります」







前回の終活本は、発行日と発売日がともに11月10日で、巻末に、発行日11月10日と記載されていた(2023/11/10「私の書いたことが本になるなんて(2)」を参照)。
しかし、今回の本には、発行日が記載されていない。
担当者の話によれば、法人研修向けのeラーニング講座の教科書で、書店に流通することがないため、発行日の記載はされないとのこと。
うしろのページには、チャートの使用許諾、参考文献、自己紹介などが書かれている。

なお、チャートについては、投資本の老舗出版社として著名なパンローリング社の「チャートギャラリー」を使っている。
ここで改めて、パンローリング社に感謝の意を表したい。




最後に。
投資に関する私の雑感を書いて終わりにしよう。

誰かに株式を所有される、誰かの株式を所有するということの意味は、価値観のみならず人生の目的を同じくして共に生きるのと似ている。
オーナー社長や株主にとって、それ(=投資先)はまるで、結婚して子供を育てるようなものだ。
目標や成果というのは、生活に追われていると、なかなか達成できるものではないが、生活に追われていなければ、大きな目標や成果に手が届くことも十分可能となる。
だから、私は、いつまでも子供でいたいと思うのは、間違ってはいないと思うのだ。
そのようなワガママをかなえてくれるなら、こんなイイ話はないのではないか。

心はいつまでたっても子供のあなたに・・・今回も、大好きなあなたへのプレゼントになるだろうか。


(鰻は臆病で、すぐビックリするので、気を付けるようにと注意書きがあった)