2025/12/11

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  • 青山骨董通り散歩(2)
  • そろそろ、姪っ子の犬も寒いようだ(*'ω'*)
  • ギャラリーSAZAを訪ねて
  • アートの世界に逃れる(2)
  • You are beautiful, but I am busy.

■執筆者
加藤光敏

■連絡先
お手数ではございますが、ご連絡される際には、こちらより、お願い致します⇒①会社ホームページ、②事務所ホームページ

2025/12/09

You are beautiful, but I am busy.

 


最近の私は、水戸方面に行く機会が増えている。
その代わり、都内に行く機会が減っている。

11月下旬、この日も朝早く、常磐線の特急に乗り、水戸駅に着いた。
これから水郡線というローカル線に乗って山間の町に行くのだ。
しかし、電車の本数が少なく、発車まで、まだ30分以上、時間がある。

私は、いったん、水戸駅の改札を出た。
ひと休みしようと、駅ビルの中のSAZAコーヒーをのぞいた。
大きな窓の奥には、店員の人影が見えるが、JRの駅ビルは10時開店である。

ゆっくりコーヒーを飲めるのは、帰りだな、、、




私は、SAZAコーヒーのテラス席で書類を整理して、開店を待った。
そして、10時開店と同時に入店し、お惣菜店で弁当を買い、水郡線に乗り込んだ。
早めのランチは、資料を読みながら、電車内で済ませた。

お昼過ぎに用事が終わり、帰りは水戸駅で下車して、今度は別の用事を済ませた。
SAZAコーヒーに入店したのは、夕方、暗くなってからだった。

私は、レジで、いつもの女性店員に、クリスマスブレンドを頼んだ。
こないだは、勝田の本店で、ゴルダという風変わりな味と香りの銘柄を飲んだ。
それに比べると、彼女の運んできたブレンドコーヒーは、無難な味と香りで、普通だった。

が、私は、このコーヒーを飲んで、心が落ち着き、非常においしいと感じた。





私は、ブレンドコーヒーを飲みながら考えた。

まあ、何と言うか、世の中的には、ブレンドコーヒーみたいな人間であることが非常に大事だな。
学校では、多様性や個性の尊重などと教えるが、実社会では、なかなか難しい話だ。
やはり、普通かどうかという物差しで評価されるのが、世の中の基本的なあり方である。

私自身も、正直、普通だということが心が落ち着く理由であったり、良かったと思う理由であったりすることがある。
そういうことなら、個性的な美人アーティストよりも、普通っぽい喫茶店の美人店員の方が良いとか、水戸エクセルのSAZAコーヒーのメニュー表に、ゴルダとあっても、私は次回も彼女に、普通のコーヒーを頼むとか、そっちが妥当な解のような気がしてきた。




翌日、私は、AMEXの異業種交流会に出るため、品川の天王洲アイルに向かった。
渋谷方面で用事があり、行きは、浜松町でモノレールに乗り換えて行った。

天王洲アイルは、場所的には品川の東側のベイエリアになる。
このあたりはもともと倉庫街で、天王洲アイルが拠点の寺田倉庫がよく知られている。
倉庫内は、イベントスペースとしても使われており、現代アートの展示会などが開催されることもある。

大通りを歩くと、早速、AMEXの青い案内板を見つけた。
その手前に、赤字で「OF ART」と書かれたギャラリーの道案内があった。





脇道に入るとイベント会場の入口があり、路上に黒服の男性が数人立っているのが見える。
このまま真っすぐ行くと「WHAT MUSEUM」というギャラリーの正面入口がある。
ギャラリーの営業は5時までで、まだ開いている。

私は、個展の案内の大きな看板を眺めた。

個展名「きみはうつくしい(You Are Beautiful)」とある。
なるほど、、、(*'ω'*)
しかし、わたしは忙しいので、また今度にしよう。

これまでの私なら、ふらりとギャラリーに入ったが、最近、そうではなくなっている。
イベントが始まるまで、30分ほどあったが、私は脇道の方に歩き、裏口からエレベーターに乗った。
私が乗ったのは、美術品や舞台道具を運べる大掛かりな業務用エレベーターであった。
私は、エレベーターの内装がアーティスティックであることが、ちょっと気になっただけだった。








異業種交流会では、いろいろな人と話した。
30歳前後のアーティストっぽい女性を見かけたので、私から声をかけた。
話をすると、彼女は、やはり、アーティストだった。
本業は会社員で、アーティストは副業だという。

副業で、アーティストねえ、、、それなら普通の人だな(*'ω'*)

私は、彼女のインスタグラムのアカウントを教えてもらい、後日フォローしたが、彼女は会社で給料をもらい、アーティストとしての売上も少しあるようだ。
だからこうして、AMEXのカード会員として交流会に出て来られるのだろう。




イベントが終わったのは夜8時近く。
私は、大通りのバス停から都バスに乗り、品川駅へ。
エキュート品川の一角で、ジュエリーデザイナーのMさんが、クリスマス前の展示即売会をしているというので、電車に乗る前に、のぞいてみた。

私は、久しぶりに、Mさんと会った。
話を聞くと、固定客がいるので、商売はそこそこ順調のようだ。
しかし、「結構、商売繁盛してるんでしょう?」と聞くと、「この手の商売は水物で、いい時と比べると良くない」と言われてしまった。
私は肩をすくめ、「そうなんですね、、、」と答えた。

ただ、私は売場に入るとき、会社帰りの女性客が彼女のアクセサリーを購入していたのを見たばかりだ。
私は、言葉とは裏腹に、かなり売れているのでは、とも思った。
私は、「今後もジュエリーデザイナーを続けていくんですよね?」と聞いてみた。
すると、彼女は悩ましい表情をして、こう言った。

「私、この仕事、向いてないんですよ」
「まさか。こんなに長くやっていて、今さら、向いてないってことはないでしょう(笑)」
「いいえ、向いてません。それに、私、もう32才だし、そろそろフツーがいいんですよね」
「はあ、フツーがいいんですか。なるほど、、、じゃあ、さっきAMEXの交流会で、おにぎりを持ち帰ってきたので、この牛カルビおにぎり、あげますよ」
「あら、立ち仕事でお腹がすいているので、ちょうどよかった。いただきます。4ついただいてもいいかしら?」
「いえ、2つは私が帰りの電車内で食べるので、あなたにあげられるのは、2つです」
「電車内で食べるの?」
「品川始発のグリーン車に乗るので。あ、そろそろ電車の時間だから、帰りますね」

まもなく、品川発の上野東京ラインが発車する時間になるので、私は別れを告げ、その場をあとにした。
彼女は現在も独身だが、実家の両親や祖父母は厳格なタイプで、彼女自身も実は保守的なタイプに属するといっていた。

そんな話、私は初めて聞いたなあ。
CLAP YOUR CHRISTMASかあ、、、(*'ω'*)
1年なんてあっという間だ。


2025/12/06

アートの世界に逃れる(2)



今年5月のことだ。
東京のパレスホテルで、WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)の定例のイベントがあった。
購読者向けのイベントで、ランチビュッフェ付きの基調講演がある。

私は、このイベントに参加するため、久しぶりに、皇居近くのパレスホテルに行った。

東京駅には、11時過ぎに到着した。
パレスホテルの最寄駅は地下鉄の大手町駅で、東京駅から歩くと、少し距離がある。
地下道を歩いて行けるが、私は、表通りを歩いた。








イベントは、前半がランチタイム、後半が基調講演である。
ランチビュッフェのとき、取り皿を持って歩いていたら、目の前に、友人が立っていて驚いた。

彼は、忙しいので来れないと、私に言っていたはずだが、予定変更となったようだ。

彼はご機嫌であった。
どうやら仕事がうまくいっているようである。
私は、顔の広い彼のおかげで、いろいろな人と挨拶ができた。
ただ、料理をつまみながら、参加者どうし、名刺交換をしたり、話したりするが、異業種交流会のようなものではない。
購読者どうし、軽い挨拶と情報交換をして、今後の状況を話す程度である。





司会者から、そろそろ講演が始まるので、着席するようにいわれ、私たちは、用意された椅子に座った。

講演のタイトルは「貿易新時代」。
登壇者は3名で、WSJの記者2人と、日銀の元審議委員で現在は慶應義塾大学教授の白井さゆり先生である。
講演は、記者2人が話題をふって、白井先生が専門家として答えるトーク形式で進んだ。

前半の話題は、トランプ大統領の関税政策だった。
基本的に、私たちは米国に依存している以上、米国のやり方を理解し、寛容になる努力をする必要があるとのこと。
後半は、日本の金融政策に話が及んだが、当時の内容であり、現在とは状況が異なるかもしれない。
だいたい次のような話があった。

・現在、インフレ率は、3.6%程度「も」ある
・この状況では、「早期に」利上げをする必要がある
・「いま」利上げしなければ、いつ利上げするのか

いや、この時から半年以上経過したが、状況はほとんど変わっていないか。





ホテルを出たのは、2時過ぎだった。
だいぶ暑くなってきたので、帰り道は地下に入り、ギャラリーロードを歩いた。
行幸地下ギャラリーというのだが、大手町(皇居方面)と丸の内の改札の間に、広々とした地下道がある。

いつも、ここで写真展をやっている。
ギャラリーロードは人通りが少なく、足を止める人をほとんど見かけないが、それでも、たまには足を止め、作品をじっくり眺める物好きもいるのだ。

そう、私である(*'ω'*)!!



(以前の国際ビルの写真)



(こちらも同じく、以前の国際ビルのエントランスホール)


(これは、三菱一号美術館の辺りだろう)



(丸の内仲通り)



(晴海通りからの丸の内)


私は、いつも目の前のものを単にスマホで撮るだけの、写真のドシロウトである。
しかし、そんな私でも、それっぽい写真を、たまたま撮れることがある。
先ほどの写真を見て、私は、かつてのブログ記事を思い出したのだ。

下の写真は、私のお気に入りの写真である。
以下、2024/6/6「アートの世界に逃れる?」より。




銀座三越の交差点。
10時を過ぎると、ガラガラだ。

会社帰りと思われる男女のカップルが、タクシーを止め、乗り込んだ。
これから、2人は、ホテルかどこかに行くのだろうか。

私は銀座線に乗るために、地下への階段をおりた。

不自由で息苦しい関係から逃れたい場合、愛し合うふたりは、どうすればいいのか?
もちろん、過激な選択肢は避けた方がいい。
ゆるやかで平和な選択肢のひとつ、それがアートだ。

ともに、アートの世界に逃れる。

すると、自分の物差しを自分で作れる、自由で心地よい、ご機嫌な恋人のできあがりだ。
つまり、愛とはそのようなもので、アートの世界には愛の秘密があるのではないだろうか。










これは、出版元の生活の友社から、著者の私に送られてきたものだ。

私の書いた記事が、アート誌「美術の窓」視点(コラム)に掲載された。
9月号、10月号、11月号の全3回の短期連載。

興味のある方は、バックナンバーをお買い上げいただき、ぜひ、読んでください(リンク)。

2025/11/24

ギャラリーSAZAを訪ねて






10月の水戸エクセルのSAZAコーヒー。
私は、カウンター席で、パンフレットを読み、勝田に本店があることを知った。

SAZAコーヒーは、茨城県を拠点とする喫茶店として非常に有名である。
本店は、県庁所在地の水戸市ではなく、隣の勝田(ひたちなか市)にある。
そこには、「ギャラリーSAZA」という小さなギャラリーが併設されている。

ギャラリーSAZAねえ、、、(*'ω'*)

早速、見に行こうと思ったが、なかなか行ける余裕がなく、11月になった。
11月20日(木)、茨城県水戸生涯学習センターで行われた、私の終活講座(全5回)が、無事、終了した。
夕方になる前で、だいぶ時間があったので、ようやく、SAZAコーヒー本店に行くことができた。




本店は、勝田駅から徒歩圏内である。
私は、住宅街を歩き、途中、道に迷ったりしながら、何とか到着。
10~15分ほどかかったと思う。

窓際の席に座り、コーヒーとケーキを注文し、待つ間にギャラリーをのぞいた。
地元のアマチュア画家が個展をしており、画家本人から作品リストをもらった。
が、たった今、2時間の講演を終えてきたばかりで、私は、疲れていて、あまり見る気がしなかった。
5分ほど、展示作品を軽く見て、すぐ席に戻った。





店内は実にオシャレ!

テーブルに運ばれてきたコーヒーとケーキは、とてもおいしかった。
私は、エクアドル産の「ゴルダ」という聞き慣れない銘柄のコーヒーを頼んだ。
メニューには、「ネルドリップ」と書かれており、私は、ネルドリップのことをGoogleのジェミニで調べた。

ネルドリップとは、「ネル」と呼ばれる布製のフィルターを使ってコーヒーを抽出する昔ながらの方法である~コク深く、まろやかで重厚な味わいになり、コーヒー愛好家からは「最も美味しい抽出方法」とされる~以下省略。

つまり、コーヒーを、使い捨ての紙フィルターではなく、布フィルターで、「本格的」に漉すのだ。
今では非常に珍しいやり方で、超こだわりのコーヒーということである。

そう思うと、ますます、おいしいな~(*'ω'*)ゴルダ、、、

私は、ゴルダを飲みながら、いま終えたばかりの終活講座を振り返った。


(水戸生涯学習センターのある旧茨城県庁)


(講師控室からの景色)


事務局が夏頃から定員40名で募集をかけた。
最終的に、受講生は60名近く(58名?)に膨れ上がった。
終活に興味をお持ちの方がいかに多いかということだ。

そして、2時間×5回=10時間の長丁場の法律講座であったにもかかわらず、最終回の受講生は52名ということで、人数がほとんど減らなかった。
これには、私自身、非常に驚いた。
大学の講義などでは、あるあるパターンだが、先生の話が退屈だったり、難しかったりすれば、毎回人数が減っていき、最後の講義は半分くらいに減るからだ。

ということで、私の終活講座は、客観的に見て、成功だったと思う。



(第3回講義の様子)



(最終回)


ケーキを食べ終え、スマホを見ていると、あっという間に、窓の外が暗くなった。
私は店を出て、勝田駅まで戻った。
行きは住宅街を歩いたが、帰りは表通りを歩いた。

強風のため、電車が遅れ、勝田駅構内で30分以上、電車を待った。
駅のホームをぶらつくと、見慣れない電車が止まっている。

第三セクターの「ひたちなか海浜鉄道湊線」というのだが、勝田駅から東へと走り、那珂湊に出る。
そこから今度は北に走り、阿字ヶ浦駅が終点となる。
この辺りは、海水浴場で有名とのこと。




ええと、、、確か、水戸駅からも、海の方に、ローカル線が走っていた気がするが??(*'ω'*)

早速、調べてみた。
水戸駅からは、鹿島臨海鉄道が出ている。
鹿島臨海鉄道は、海水浴場で有名な大洗を通り、海沿いを南に走る。
メロンで有名な鉾田、工業地帯とアントラーズの鹿島へと向かう。

実は、茨城県は広大で、私は、そっち方面を、ぜんぜん知らないのである。
今後、終活講座のご依頼などがあれば、行ってみたいものだ。

では、今後とも、私の終活講座を、よろしくお願いいたします!(*'ω'*)」

2025/11/19

そろそろ、姪っ子の犬も寒いようだ(*'ω'*)





もうすぐ12月だ。
朝晩は、かなり寒い。。。

我が家では、11月初めの連休中に、コタツを出した。
そして、先週末、姪っ子の犬が遊びに来たが、定番の腹巻き(?)をしていた。

そろそろ、姪っ子の犬も寒いようだ(*'ω'*)

2025/11/08

青山骨董通り散歩(2)



10月3日の午後。
私は、銀座8丁目の資生堂ギャラリーで、「Perspectives」という展示会を見た。

資生堂ギャラリーは、資生堂ビルの地下にある。
地下への狭い階段をおりると、踊り場があり、そこから展示会場が見下ろせる。

下までおりると、受付でパンフレットをもらい、広いスペースに出た。
そこには、展示作品の本棚と、ベッドと、鏡があった。
今回の展示は、何やら、子供部屋(?)のような雰囲気だが、理系的な雰囲気もある。

説明を読むと、この本棚は、本を積み重ね、地層に見立てているとのことだ。






ベッドの作品は、子供から大人への階段の意味合いだろうか。

私は、先ほど、受付でもらったパンフレットを眺めた。
私が着目したのは、アーティストのプロフィール。
女性2人組で、一卵性双生児だという。

「髙田安規子・政子は、一卵性双子のユニットで活動するアーティストです~中略~2人は2024年、資生堂の文化施設である資生堂企業資料館、資生堂アートハウスの両施設(静岡県掛川市)を訪れ、資生堂の社名の由来である易経(えききょう)の一節「至哉坤元 万物資生(いたれるかなこんげん ばんぶつとりてしょうず)」(大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか。すべてのものは、ここから生まれる)に出会いました。自分たちの自然観と重なり合うことから、本展では、「万物資生」の考えを起点に、生命やその成り立ち、進化の歴史を時間の層として描き出しながら、自然の法則で宇宙までつながる時空間を、スケールとともに巨視的・微視的に捉え可視化することを試みます。」




こちらの壁には、一面に、小さな鏡が取り付けられている。
その前に立つと、もうひとりの自分が映し出された。
装飾的な鏡の縁で、自分の姿が切り取られているが、まるで肖像画のようでもある。

鏡に映る自分をよく見ると、左右が逆転している。
ただ、よく考えると、前後が逆転しているから左右逆転していると思うのだが。
頭が混乱してきたので、そこは、まあ、いいか。








資生堂ビルを出たのは午後3時過ぎ。
その後は、銀座三越、銀座松屋で、お菓子などを買った。

夕方になり、銀座駅から銀座線に乗った。
私はこれから、表参道で、20歳ほど年下のステキな女性(!)と会う予定があるのだ。
ただし、ビジネスの用事(?)である。

地下鉄の表参道駅を出て、大通り(国道246号線)を渋谷方面へ歩くと、骨董通り交差点がある。
私は、交差点のスターバックスに入り、約束の時間になるのを待った。






私は、頼んだフラペチーノを飲みながら考えていた。

資生堂ギャラリーのアーティストは、一卵性双生児だ。
個展のタイトルのPerspectiveとは「視点」の意味である。
彼女たちは、独自の視点から、世の中の人々に対し、新しい見方を提示する。

しかし、今の時代、アーティストに限らず、多くの職業でも、そのようなことが求められている。
固定観念にとらわれている世の中の人々に対し、自分だけは視点を変えて見るのである。

では、私もやってみよう。







一卵性双生児のアーティストは、意外とあるあるパターンだと思う。
今回のように、アーティストが「二人二役」で、2人とも表に出てくるパターンが、まずひとつある。

しかし、もうひとつ、「二人一役」もあると思っている。
Aという名義の1人のアーティストに対し、実は、2人のアーティストが活動しているのだ。
例えば、1人は主に、表に出て接客をする役で、もう1人は、ほとんど表に出て来ず、ひたすらアトリエで絵を描いているとか、そういう役割分担のパターンもあるのではないか。
なぜなら、それは結構、合理的効率的な活動方法だと思えるからである。
これに対し、「一人二役」もあり得るが、こちらは効率的ではなく、やや考えにくいように思える。

おや、考え事をしているうちに、約束の時間が近付いてきた。
急がなくてはいけない!

では、ごきげんよう♪~(*'ω'*)」」


2025/11/04

坂東眞理子先生の「祖父母の品格」サイン会&交流会



今から1ヶ月前、10月4日のお昼時。
私は、昭和女子大学の学食にいた。
入口の食券売場で、何を食べるか悩んでいた。

こないだはラーメンを食べたが、今日は何を食べようか(*'ω'*)ウーム

私は、そばうどんにしようか、カレーにしようか迷ったが、カツカレーを選んだ。
唐揚げの載っているそばよりは、カツの入っているカレーの方がおいしそうだと思ったからだ。




この日は土曜日で、学食は空いていた。
私は、テーブル席に座り、カツカレーを食べた。

このカツカレー、いかにも学食らしい見栄えだが、結構、おいしかった。

食べながら、私は、手元の本(ビジネス新書)を開いた。
今朝、取手のくまざわ書店で買ったものだが、先ほどまで、電車内で読んでいた。
読みやすい本なので、電車内で、ほとんど読み終えてしまったが。






「祖父母の品格」。
本書は、昭和女子大学の総長で、大作家の坂東眞理子先生の近著である。
帯に書いてあるが、「女性の品格」(2006年)は、300万部以上売れた。

ミリオンセラー「女性の品格」から約20年たち、著者も読者も約20歳、年を取った。
そのため、今回は「祖父母の品格」というタイトルになったわけである。
私は、「女性の品格」も読んだが、今回の本も非常に面白かった。

また、帯に興味深いキャッチコピーが書いてあり、私はこれがちょっと気になった。
良識ある接し方は、大事だという。
良識ある接し方で、純情な子供(孫)の未来は、変わる。
そのとおりだと、私も思う。
しかし、純情ではないオトナの世界では、良識ある接し方をしても、変わらない人がたくさんいるのも事実なのだ(*'ω'*)ウーム

食後は研究のため、大学図書館へ。
居心地の良い椅子で、資料を読んでいるうち、眠くなってきた。
午後2時から、坂東先生の本書の出版記念イベントがあるのだ。
私は、図書館を出ると、階下の自販機で、濃いお茶を買い、会場へ向かった。

出版記念イベントのタイトルは、「祖父母の品格」刊行記念・祖父母世代とその予備軍が知っておきたい大切なこと。
坂東先生の講演は、1時間半ほどで、いつものようにテンポよし、内容よしの面白い講演だった。
聴いている方は、まったく苦痛ではない。
しかし、喋っている坂東先生は、今年で80歳。
うちのママ殿と同い年だが、実に、お元気である。
ただし、長時間の講演は、結構、体力を消耗するのではないか。







講演会は定刻に終了。
会場の外でサイン会があり、私も列に並んで、坂東先生の直筆サインをもらった。
その後、交流会があるので、私は、1階のラウンジへ。
交流会では、大作家坂東眞理子先生と一緒のテーブルになった。
私は、坂東先生と歓談をしながら、食事とお酒を楽しんだ。

坂東先生のお話は、もちろん面白かったが、一緒のテーブルに、卒業生の女性陣もいて、彼女たちの昔話もなかなか面白かった。
昔は、昭和の女子大生たちは、寮生活をしていたのだという。
この寮生活のエピソードが、まるで少女漫画の世界のようで、浮世離れしていた。

ウ~ム、お嬢様の世界って、面白いですね€(*'ω'*)£