2022/12/24

The story of Tokyo Tarot Museum(メリークリスマス編)The Empress Again

12月22日。
年末恒例のサントリーホールのコンサートの日である。
しかし、窓の外はこの冬一番の寒風と降りしきる雨。
足元は滑りやすく、高齢者は危険、と朝のニュースが注意を促していた。
本当はママ殿と一緒に行く予定だったが、ママ殿は留守番で、私1人で行くことになった。

う~む、ジャズ好きのママ殿には惜しいな。
今日はピアソラが聴けるのだが、、、
まあ、帰りに何かおいしいものを買って帰ろう。

私はひとりで9時過ぎに家を出た。
10時30分頃にはアークヒルズに到着。
カラヤン広場に出ると雨は止みつつあったが、風があまりにも冷たかった。
まだ開場時間まで1時間以上ある。

さて、どうしようか。
私ひとりなら今日のランチはコンサート後に簡単なものを食べればいい。
コンサート前はアークヒルズのスターバックスで、コーヒーをハンドドリップでいれてもらい、カウンター席でのんびり過ごすことにした。


アークヒルズ、スターバックス


アークヒルズ、スターバックス


この日はスマトラをいれてもらった。
飲みながらしばらく、カウンター越しのバリスタの若い女性と話したが、アークヒルズの店員にしては素朴な感じで、垢抜けていなかった。
田舎から出てきたばかりなのかな、、、

女子大生かと聞くとそうではなく、自分は田舎から上京したフリーターだという。
ええと、フリーターという言葉、久しぶりに聞いた気がする。
私は、彼女はツンとして、社会人です、と答えればいいのに、と思った。
ニコニコして、フリーターです、と答えてしまう、彼女のこの「ゆるさ」は赤坂周辺の人種っぽくないのだ。
しかし、そこが彼女の魅力なので、私は、そのままでいいと思いますよ、と彼女に言った。


サントリーホール


サントリーホール


サントリーホール


コンサート終了後はお昼を簡単に済ませ、地下鉄を乗り継ぎ、浅草橋の東京タロット美術館に向かった。
電車内ではワインのT先生とSさんに、ピアソラのコンサートは非常に素晴らしかった!!と送った。
ちなみにSさんとは、例のピュリニーモンラッシェなどをズバリ言い当てるワイン通の女性である。

もうおなじみの東京タロット美術館。
この美術館は他人様のマンションの一室のようなところである。
クロネコヤマトの集荷場のある雑居ビルに入り、小さなエレベーターで6階に上がる。
玄関のドアをあける。
するとこの日はグループ客が来ており、タロットの展示品を見て回って盛り上がっていた。
おお、今日は私も、読書はせず、タロットの展示品をじっくり見てみようかな。


東京タロット美術館


私はカウンターでいつもの女性に入館料を支払った。
その後、隣のもうひとりの女性から、この中から1枚引いてください、と言われた。
私はカゴのなかに並べられたタロットの中から、最も取りやすいカードを1枚選んだ。
これもまた、おなじみの儀式だが、今日は何のカードだ!?

おお、これは!!
またか(*'ω'*)??


女帝のタロット


また、女帝The Empressのカード。
正位置の女帝。
こないだも女帝だったが、またもや、、、

ちなみに、年末なので今年出たものを順にまとめておくと、、、

①節制
②節制
(②法王)
③愚者
④女帝
⑤女帝

となる。

なお、法王については、8月当時、「節制」を引いた後に引き直したものである。
私はタロットの専門家ではないので最近知ったのだが、引き直しは「ずる」である(*'ω'*)ズル!!!
なので、当時の解釈が過去の記事に書かれてはいるものの、今となってはこの法王のカードは意味がないと考えている。


東京タロット美術館


女帝のタロット、東京タロット美術館


さて、この女帝というのは、大アルカナ3番目のカードである。
「豊饒」「物質的幸福」「優雅な生活」「繁栄」などの意味があるという。

うん!!
まさに、クリスマスにピッタリの素敵なカードである。
しかも女帝が連続で出て、なんだか、バブリー(??)な気分でもあるが、「節制⇒節制⇒愚者⇒女帝⇒女帝」というのは、何とも分かりやすい話ではないか。

おっと、ワインのT先生とSさんから返事が来ている(*'ω'*)///

私は、クリスマスのアレンジメントが飾られている中央のテーブル席に座った。
まもなく館員の女性が八ヶ岳の野草茶を運んできて、私はそれを飲みながらスマホを見た。


東京タロット美術館、八ヶ岳野草茶


T先生
「アクティブな日々をお過ごしのご様子で何よりです。」
「今年は良くも悪くも…女性に振り回されたのかしら?」
「でも、色々あるって、退屈でなくて素敵な事‼︎だと思います。」

Sさん
「サントリーホール、いいですね。」
「いつ、何が起こるか分からないのが人生なのでは。」
「あら、お弁当、おいしそう。」

な、なるほどね~、、、
でもマイッタなあ。。。
私のブログにたびたび登場するT先生とSさん。
この2人は私の相談役(お姉さま)でもあるのだが、私のことは良いことも悪いことも何でもご存知なのである。
というわけで、T先生、Sさん、来年もがんばります!!


エキュート上野のパンダの今川焼