2021/12/14

彼女はスターバックスナンバーワン

便りがないのは無事な証拠であるが、忘年会ができるのもまた無事な証拠である。
去年できなかったことが今年できるようになったのだから、世の中も自分も去年よりは進歩しており、その点でも今年は良い年だったと思う方が前向きでいいだろう。
この日は西麻布で忘年会があり、その前に用事が済んだのはお昼過ぎだった。
地下鉄を乗り継ぎ溜池山王駅へ。
朝のコーヒーを飲んでおらず、私はアークヒルズのスターバックスに寄り道をした。
ここはスターバックスリザーヴの店である。
私はレジで、新発売の「ザンビア」のハンドドリップを注文した。
スタバは数ヶ月ぶり、財布の中のいつもの場所にスタバカードが見当たらず、私はあわててスイカで支払った。


スターバックスリザーヴ、ザンビア


アークヒルズスターバックス


店内のインテリアはほとんど変わっていない。
たぶん、ここに来るのは約2年ぶりだ。
サイフォンのあるカウンター席に座ると、私と同年代の女性バリスタ(Kさん)が奥から出てきて、早速ザンビアの説明を始めた。
以前はここで、学生や20代の店員にコーヒーをいれてもらっていた。
私は、ほとんどの人が入れ替わったなあ、と思った。
このバリスタの女性に、コロナ禍のあいだ、何があったのか聞いてみよう。
コーヒーをいれながら、Kさんは私にいろいろと話してくれた。
さて、以前ブログ記事に登場したCさん、彼女はいまどうしているだろう、、、
Cさんとは、3年前私がスターバックスの将来のバリスタチャンピオンと見込んでいた若い女の子のことである。

「Cさんはいますか??」
「彼女はもうここにはいませんよ。」
「ご結婚されたんですね。」
「いいえ、彼女はいま、六本木ヒルズの店長です。」
「あ、それって、もしかして、、、」
「はい、栄転です。彼女はいまのスターバックスでナンバーワンのバリスタです。」

私はKさんからCさんの大出世の話を教えてもらった。
詳細はスターバックスのウェブサイトの2021年アンバサダーの紹介記事(リンク)で確認できるが、要するに、私の予測が的中したのである。
私がすごいのではなく、Cさんがすごいのだが、寄り道をして、いい話を聞くことができて、よかった。
3年前、ちゃっかり、サインをもらっておいて大正解!!

その後、溜池山王駅に戻り、南北線で麻布十番駅へ。
私は、駅から歩いてすぐの交差点にある麻布十番パレットギャラリーを訪ねた。


麻布十番パレットギャラリー、島田精治


麻布十番パレットギャラリー、宇野亜喜良


「文学とアートの出逢い」というオシャレな装幀画の共同展示会である。
友達の友達の画家(島田精治さん)が出展しており、散歩がてらに寄って見てはどうか、と言われたので、そうすることにした。
1人1点の展示、小ぢんまりとしたギャラリー、なので管理人の女性と作品や画家の話をしながら間近で見ることができたが、これらの装幀画はオリジナルの装幀画とは異なる画家独自のものである。
私は島田さんとは面識がないので、管理人の女性に島田さんのことを聞いてみた。

「島田先生の作品はユーモアがありますね。やっぱり、ご本人もそういう方なのかな。」
「ええ。いかにも芸術家という感じの純粋で、おもしろい先生ですよ。お会いしたことないんですか??」
「まだ、ないんですよ。」
「つい先ほどまで島田先生、お友達と一緒に在廊されていましたよ。」
「へえ、惜しいな、入れ違いか、、、」

なるほど、もしスタバに寄り道をしていなければ会うことができただろう。
しかし、スタバに寄り道をして、いい話を聞けたので、それほど残念とは思わなかった。
入れ違いはよくあることだし、縁があれば次の機会に会えるだろう。
さて、もうそろそろ出ようかな。
まもなく子供連れの主婦と高齢の男性が入ってきて、管理人の女性が忙しくなり、私はすぐギャラリーを出て西麻布に向かった。
店に最も近い六本木通りの交差点には、予定よりかなり早めに到着したのだが、私はそこから歩いて店の場所を確認し、友達にLineで写真を送り、その後、スマホの充電のため喫茶店に入った。
充電中は電源を切りたいので窓際のカウンター席に座って、暗くなった大通りの様子を眺めたり、手持ちの本を読んだりしてスマホを見ないで過ごした。
そして充電が終わり、スマホの電源を1時間ぶりに入れるとLineの返信が入っていた。

あなたが到着したとき、私はまだ家でくつろいでいたので、時間を間違えて伝えたのではないかとあわててしまいました。

私は、遅刻するのもまずいが、早すぎる到着も考えものだな、と思った。


満寿泉


ブルゴーニュシャルドネ