2019/02/16

私の株主優待裏話(1)

今日は、日比谷ミッドタウンの生花店「ビアンカバーネット」でフラワーアレンジメントのワークショップがある。
ただ、3時からなので、それまで日本橋の貨幣博物館の展示を見て過ごした。
銀座線の三越前駅の改札を出て、常盤橋方面の出口を上がると、すぐそばに威厳のある立派な建物が見える。
これが貨幣博物館である。
ここは日本銀行の別館(正式名称は分館)であり、さすが天下の日銀ということなのだが、ええと、本館はどちらでしたっけ。
GoogleMapで調べてみると、ああ、こっちの建物か、貨幣博物館のすぐ向かいが日銀本店である。

私は博物館の階段を上がり、中に入った。
日本銀行の別館なので、館内は古い庁舎のような造りである。
入口には警備員数名が立っており、警備体制は厳重。
来館者はここで金属探知機のチェックを受ける必要がある。
しかし、入場無料なので集金の受付窓口はない。
まあ、日銀が日銀発行券をもらってもしょうがないということで無料なのだろう。
階段を上がり、2階の展示室に入った。
いつものように混雑している。
資料館博物館にしては、ここはいつも混雑しているのだが、混雑の理由はたぶん、課外学習の学生が多いのと、入場無料で日本橋三越のすぐ裏手のためだと思われる。


貨幣博物館「江戸の宝くじ、富くじ」


常設展と企画展に分かれており、今日の企画展は「江戸の宝くじ」であったが、ここの企画展のスペースは狭いので、あっという間に見終わった。
そこで、何度か見たことのある常設展「お金の歴史」を見ることにした。
その後は休憩スペースでお茶を飲みつつ書類の整理をしたが、ミュージアムショップに福沢諭吉の1万円札のハンカチが売っており、物珍しいので1つ買ってみた。
1万円札のハンカチなのに値段はたった500円だった。
まあ、9500円儲かった、というわけではないのだが。


貨幣博物館の福沢諭吉1万円札ハンカチ


そうそう、「お金の歴史」の展示には、「財政赤字とインフレの関係」という深刻なコーナーがある。
よく知られた話だが、読んでみると改めて恐ろしくなる。
国家が自国の商人から借金をかさねると、必ずインフレになるというもの。
その理由は単純明快で、国家が財政難になると商人は自国には貸さなくなる、商人は国内の資産を海外移転するようになるからである。
これにより、国家の信用が損なわれる、むろん貨幣価値も損なわれる。
では、日本の現状はどうなのだろう。
現在の日本の財政状況はミステリアスと言われているが、日本人の海外への資産移転は着々と進んでいる。
さきほどの日銀の解説のとおり、両者はコインの表裏だ。
そのため、日本人の海外資産の多寡を観察することで、日本政府の財政状況を間接的にうかがい知ることができるだろう。
日本は世界一の債権者、これは最近になり、よく聞く話だが、日本人の海外資産の総額は膨大である。
そのことが日本の財政状況の安心材料だと言う者もいるが、まあ、さきほどの日銀の解説のとおりなのである。
むしろその反対、あるいは、財政の健全性を裏付けているわけではない、ということだ。
また、日本人がゴールドをしこたま買っており、ゴールドの価格が高騰していることも重要な問題である。
だって、円を売ってゴールドを買っているのだから、信用されていないということだからね。
しかし、ここで誰もが疑問を抱くことがある。
そう、為替レートのことである。
日本の財政が本当に危機的状況なら、なぜ円安にならないのか。
ドル円もそうだが、今もなお円相場はどれも円高傾向である。
まあ、円高ならば日本の財政状況は当面安心ということでいいのではないか。
ただ、日銀の博物館の解説にあるように、いつかはインフレの時代が到来する、それは覚悟しておかなくてはいけないし、今後、円安が進むようなことがあると要注意である。

さて、難しい金融の話はこれくらいにして、、、貨幣博物館を出た私は、日比谷ミッドタウンの「ビアンカバーネット」へ向かった。
フラワーアレンジメントのワークショップは3時からだ。
今日は初めてのリース作りである。
ええと、今日のワークショップの先生は誰だろう。

ああ、やっぱり。
テーブルのところで店長が待っていた。
看板娘のSさんも出勤していたが、接客中で忙しそうだった。
ワークショップが始まり、私は店内の一角のテーブルで男性の店長と向かい合って2人きりになった。
この店長、いい人なのだが、かつ、笑顔がさわやかなイケメンでもあり、非の打ち所のない素敵なお兄さんなのである。
ただ、花屋の美人はよく聞くが、花屋のイケメンはあまり聞かない。
男どうしだと無駄話もなく、私はせっせとリースを作った。


ビアンカバーネットのフラワーアレンジメントのワークショップ


ビアンカバーネットのフラワーアレンジメントのワークショップ


1時間ほどで私のリースは完成し、記念撮影をしていると、Sさんがリースの出来ばえを見に来たので、私はだめもとでお願いしてみた。

「今日は2月16日ですね。」
「そうですね♪♪」
「も、もしバレンタインのチョコの残りがあれば、ほしいんですけど。」

すると、彼女はしばらく考え込んでから、無言で店の裏へ消えた。
が、すぐに戻ってきて、私に小さな青い袋のチョコレートをくれた。

「1つだけ余ってたので、はい、どうぞ。」
「おお、ラッキー!! ありがとう。」

思わぬ展開に、私は非常に嬉しかったのだが、家に帰って少しがっかりしてしまった。
よく見ると、ディズニーランド35周年の記念チョコレートだったからだ。
これは彼氏とのディズニーデートのおみやげに違いない。
せっかくチョコをもらったのに、なぜきみはそういうマイナス思考をするのかって??


オリエンタルランド株主優待券


ディズニーランド35周年記念キャンディー


実は去年、私は、オリエンタルランド(ディズニーの運営会社)の保有株式の株主優待で、35周年のディズニーランドにデートに行ってきたのだ。
その時、ショップで似たようなおみやげを買い、何人かの知り合いに配ったのである。
しかし、もしかするとディズニーリゾートなら女どうしで行くこともあるから、今度お店に行った時、こっそりSさんに聞いてみようかしら。
いや、これは花屋の女性店員からの義理チョコなので、聞くのはやめておこう(なお、株主優待の裏話第2弾もある)。