2026/04/01

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  • 小池百合子都知事を初めて見た(*'ω'*)!!!
  • 私たちは、どう「漂流」し、どう「漂着」するか
  • 观赏四川豆花饭庄的长嘴壶表演
  • 日本経済に値上げの第二波がやって来る?
  • You're a beautiful woman, but you're not Arabella.
  • 一見、これは解決力のないアドバイスだが、、、
  • 「個人が起業するならニッチ、それに尽きる!」以上
  • ひたちなか海浜鉄道、那珂湊の旅
  • 唐突だが、3月末をひとつの区切りとしよう

■執筆者
加藤光敏

■連絡先
お手数ではございますが、ご連絡される際には、こちらより、お願い致します⇒①会社ホームページ、②事務所ホームページ

2026/03/31

唐突だが、3月末をひとつの区切りとしよう



以前、私の終活講座を受講していただいた女性から、終活の相談があった。

3月のある日、私は、その方と一緒に水戸エクセルのSAZAコーヒーにいた。
私たちは、季節のコーヒーを飲みながら、1時間以上、話した。
その後、お昼になったので、パスタ店へ移動し、今度はパスタを食べながら話した。

実は、終活相談は、意外と法律問題にとどまらないのだ。
相談者自身あるいは相談者の家族が死に向かっているため、人生相談のようなものになる。
すると、必然的に相談時間が長くなるのだが、今回の終活相談は、かれこれ2時間以上に及んだ。

午後は別件があり、水戸を離れたが、夕方、また水戸駅に戻った。
私は、特急の発車時刻まで、水戸エクセルのスターバックスで休むことにした。
いつものように、ダークモカチップフラペチーノを注文し、テーブル席で、飲みながら、ふと思った。




自分はいつも、フラペチーノを飲んでいる。
スターバックスの正式名称は、スターバックス「コーヒー」だ。
それなのに、私は、スタバで、ほとんどコーヒーを頼まない。

Googleで調べると、スタバの売れ筋は、安価なコーヒーではなく、割高なフラペチーノだった。
私のような客は例外ではなく、むしろ普通なのだ。

先ほどランチをしたパスタ店のことに話を戻そう。

ここは、イタリアンレストランではなく、パスタ専門店だった。
小さなドリンクバーがあり、ランチセットメニューがあり、カウンター席とブース席があった。
パスタに特化したファミリーレストランといってよいだろう。
ファミレスに比べると割高だが、こだわりのパスタで、おいしかった。




店の商品を売るなら、ドンキホーテのようにたくさん置けば、どれかが売れて、全体的においしいのかもしれない。
投資におけるポートフォリオの考え方も、似たようなものだ。

しかし、自分で何かを作ったりする場合は自分の時間と労力は限られるので、手広くやるのはどうなのか。

あるジャンルの中で、最も付加価値の高いこと、最も効率的合理的なことに集中する方が、高い成果が上がるだろう。
たいてい、売れ筋やドル箱となる商品サービスは決まっているものなので、そこを重点とするべきだ。
また、主観的には、もちろんのことだが、自分の好きなことをするのが良いだろう。




そうだなあ、、、少なくとも、これからは、いろいろやるべきではないかな。
いま、ちょうど3月だ。

私は、4月始まりの新しい手帳をめくった。

唐突だが、3月末をひとつの区切りとしよう。

2026/03/29

ひたちなか海浜鉄道、那珂湊の旅



ケーキを食べ終え、スマホを見ていると、あっという間に、窓の外が暗くなった。
私は店を出て、勝田駅まで戻った。
行きは住宅街を歩いたが、帰りは表通りを歩いた。

強風のため、電車が遅れ、勝田駅構内で30分以上、電車を待った。
駅のホームをぶらつくと、見慣れない電車が止まっている。

第三セクターの「ひたちなか海浜鉄道湊線」というのだが、勝田駅から東へと走り、那珂湊に出る。
そこから今度は北に走り、阿字ヶ浦駅が終点となる。
この辺りは、海水浴場で有名とのこと。




ええと、、、確か、水戸駅からも、海の方に、ローカル線が走っていた気がするが??(*'ω'*)

早速、調べてみた。
水戸駅からは、鹿島臨海鉄道が出ている。
鹿島臨海鉄道は、海水浴場で有名な大洗を通り、海沿いを南に走る。
メロンで有名な鉾田、工業地帯とアントラーズの鹿島へと向かう。

実は、茨城県は広大で、私は、そっち方面を、ぜんぜん知らないのである。
今後、終活講座のご依頼などがあれば、行ってみたいものだ。

では、今後とも、私の終活講座を、よろしくお願いいたします!(*'ω'*)」

以上、2025/11/24「ギャラリーSAZAを訪ねて」より。





数ヶ月後、講演の依頼ではないが、別の仕事で、那珂湊へ行くことになった。
私は、こんなにも早く、ひたちなか海浜鉄道に乗ることになるとは思わなかった。

仕事でもプライベートでも、見知らぬ土地への旅はワクワクする。

朝早く家を出て、10時前、勝田駅に到着。
特急ときわから、ひたちなか海浜鉄道に乗り換える。
駅のホームはJRと共用だが、こちらは便利なスイカが使えなかった。

地方の鉄道会社やバス会社では、スイカを導入すると決済手数料が数%かかるので、あえて現金決済を維持している場合がある。
私は、切符売り場で、駅員に行き先を伝え、小銭と引き換えに、小さな切符をもらった。





たった1両の電車に乗り込むと、暖房がきいていて、あたたかかった。
春休みだからか、学生と思われるカップルが数組乗っていて、たわいもない会話が聞こえる。
私は、ふかふかのシートに座り、自分の切符を眺めた。

切符なんて、久しぶりに買ったなあ、、、
おや、いまは、切符にハサミを入れないのか(*'ω'*)

10時7分、電車は、定刻通り発車。
正確にいうと、ひたちなか海浜鉄道は、電車ではなく、ディーゼル車である。
普段乗っている電車とは異なる乗り心地、走行音で、妙に心地よかった。





15分ほどで、那珂湊駅に到着。
駅の出口に、駅員が立っていて、私の切符は回収された。
駅員は、私の切符をプラスチックのボックスに大事そうに入れている。
それを見て、ふと思った。

まさか、経費節減のため、その切符、再利用しているのではあるまいな?(*'ω'*)

駅舎を出ると、小さなロータリーがあり、タクシーが数台止まっていた。
この日は強い雨が降っており、私は、先頭のタクシーに乗り込んだ。
タクシーは、商店街の細い道を走り、港の方へ向かったが、走るうちに雨は強まった。

見知らぬ場所でタクシーに乗ると、正しい道を走っているのかさっぱり分からない。
私は、運賃が気になったが、500円だった。

ワンコインでいいのか(*'ω'*)ナットク




目的地で用が済んだのは12時過ぎ。

お昼は、商店街を歩き、はずれにある小さなホテルのレストランで食べた。
私は、生シラスというのを初めて食べたのだが、生臭くなく、新鮮でおいしかった。

食後、店を出て、少し歩くと、桜の花が咲き始めていた。

ああ、今年も、あっという間に3月だ。
次は、桜のきれいなところから、仕事の依頼があるといいのだが(!?)

2026/03/20

「個人が起業するならニッチ、それに尽きる!」以上



取手駅前の西友のビルの5階に、レンタルオフィスがある。
3月11日、ここで恒例の社長塾が開催された。
社長塾は起業したい人向けの経営セミナーで、地元の会社社長などを講師に招き、実体験を話してもらう。

このイベントにゲスト出演していたのが、経営コンサルタントの吉田雅紀さんである。
吉田さんは起業支援コンサルタントの草分け的存在である。

私は、吉田さんとはちょっとした知り合いなのだが、思い返せば、コロナ禍のワインバーの一件がきっかけだった(リンク)。
その後、私は、吉田さんの創業スクール(起業家養成講座)の第1期、第2期のコーチをしたことがある(リンク①リンク②)。

しかし、最近、吉田さんが創業スクールをやめ、取手市の活動を引退する話を、知り合いから聞いたのだ。
まあ、70歳なので、一応、引退の適齢期ではある。
ただ、いまは定年退職後の起業も増えており、70歳はまだ早いような気もする。

ということで、この日、私は吉田さんに挨拶をしに行ったわけであるが、社長塾が終わると、早速、その場で交流会となった。






その後、有志のみの二次会にも参加した。
ここでいろいろ話すことができたが、吉田さんは、いま、YouTuberをしているという。

ふーん、、、YouTuber?(*'ω'*)ホ~

吉田さんは、自分の起業論や、実体験を形に残しておきたいのだという。

ふむふむ、、、そりゃ、そうだ(*'ω'*)

実は、70歳になる吉田さん、現在、闘病中だという。

な、なるほど、、、そういうことか・・・。




詳しくは吉田さんのYoutubeチャンネルで(リンク)。

さて、上記YouTubeチャンネルにコンテンツがたくさんあるが、ここからは、2020年10月、私が聴いた吉田さんの起業セミナーの振り返りとなる。
「創業スクール」という取手名物の起業家養成講座は、全5回のコースからなる。
2020年当時、第1回目は、吉田さんの2時間の独演会だった。

散歩がてらに行ける近場で、聴講料はたったの1000円。
面白そうなので、聞きに行ったのだが、2階の会議室の聴講者は意外に少なく、20名ほどだった。




眼鏡をかけた60代後半の男性が吉田さんだが、関西弁で声が大きく、誰かと話せば非常に目立つ(特に関東では、、、)。
ただ、この日は、開始まで黙って座っており、最初、私は、あの物静かな人が吉田さん(まさか?)と思った。

講演会が始まると、司会の男性が挨拶し、その後、吉田さんの出番となった。
吉田さんはスッと立ち上がり、関西弁で喋りはじめた。
私は、ぼんやりしていたが、その大きな声で目が覚めた。

さて、経営コンサルタントの世界では、結論を先に言うこと、ひと言でまとめることが重要といわれている。
そこで、吉田雅紀流起業論を私なりに要約すると、こうなる。

「個人が起業するならニッチ、それに尽きる!」以上。




ニッチでも、可能なら黎明期の新分野がいい。
新分野なら、競合が少なく見込み客が多いからだ。
また、数年やれば専門家を名乗れたりもするし、短期間で権威として認められる可能性がある。
場合によっては、名刺に「カリスマ〇〇〇」と書いて偉そうにできるかもしれない!?

まず、小さく狭く、身の丈から始めよう。
全国区で勝負するより、自分の住む町のオンリーワンの方がうまくいきやすい、と吉田さんは言う。
自分の居場所で一定のポジションを獲得できれば、高収入かどうかは別として、食うには困らないだろう。

もう1つ、吉田さんが話していたのは自己管理の大切さだ。
社長に指示する人はいないわけだが、だからといって、例えば今日は雨だから営業に行かなくていいや、これでうまくいくのか、ということである。
自己管理ができない人は悪い結果になりやすいので、注意する必要がある。

あとは、大阪の旦那たちは本業で儲かると小料理屋を手を出すという余談が面白かった。
そこから、吉田さんは多角経営の是非について言及した。
本業と無関係な事業への多角化はよろしくないが、本業の派生事業などはOKです、と言っていた。
前者は本業を弱体化させ、後者は本業の奥行きを広げるからである。
事業は広く浅くでは、なかなかうまくいかない、狭く深く、ひとつのことを掘り下げるのがいい、と言っていた。

ほかにも、吉田さんがバブル時代に経営していたアパレル会社が破綻してしまった話や、それにまつわる感動的秘話などもあったのだが、まあ、そのあたりは吉田さんのYoutubeチャンネルで、本人から聞く方がよいだろう(リンク)。

2026/03/19

一見、これは解決力のないアドバイスだが、、、












きのうは、東京都内でいくつか用事があり、帰りに、梅園で、あんみつを食べた。

その後、上野広小路から湯島天神へ。
境内は、梅の見頃が終わり、閑散としていた。

私は、とくに見るものもなく、ぶらぶらして、久しぶりに、おみくじを引いた。
卓上のおみくじは、左から、500円、500円、200円、100円となっている。

私は、箱に200円を入れて、恋みくじを引いた。

帰りの電車のなかで、恋みくじをあけると、中吉だった。
文章を読むと、上段に、神頼みをしましょうと書いてある。

神頼みねえ、、、
したばっかりじゃん(*'ω'*)」

一見、これは解決力のないアドバイスだが、、、下段も読むと、何となく読めてきた。

要するに、あなたの好きな人は、周囲から祝福されるような相手ではない・・・だから、あなたは神頼みをして静かに待ちなさい、ということ。

2026/03/17

You're a beautiful woman, but you're not Arabella.

2月半ば。
東劇で、スクリーンのオペラ「アラベッラ」を見た。
リーズナブルにオペラを楽しめる、例のMETライブビューイングである。

リヒャルト・シュトラウスのオペラを見るのは「サロメ」以来だ。
今回の「アラベッラ」は、悪趣味な「サロメ」とは異なり、19世紀ウィーンを舞台とした洒落たコメディーである。




ウィーンの没落貴族ワルトナー伯爵は、バクチ狂いで、カードゲームの負けが込んでいる。
彼の滞在するホテルの部屋には、今日も請求書が届き、部屋に戻るなり、彼は金策を考えなくてはならない。
ワルトナーには美人の娘が2人いるが、隣室で妻が占い師に占ってもらうと、このような結果が出た。

ワルトナー家は破産する。
姉のアラベッラは、理想的な結婚相手(大金持ち!)と出会う。
しかし、アラベッラの結婚話は、男装をした妹のズデンカにブチ壊される。

さて、ずいぶん奇抜な予言だが、実際は、どうなるのだろう。




このオペラの主な登場人物を見ていこう。

長女アラベッラ。
彼女は、華麗で才気あふれる美女である。
家計を助けるため、金持ちとの結婚を目論み、社交界に出入りしている。
複数の貴族から求婚されているが、誰も相手にせず、運命の出会い(運命の人)を待っている。
もっとも、自由奔放、ワガママな性格で、彼女が愛しているのは、つまるところ、自分自身ではないかとも思える。

次女のズデンカ。
彼女は、真面目で優しく、おとなしい性格で、長女のアラベッラとは対照的である。
ドレス代の節約のため、男装をさせられており、ワルトナー家の下男を演じているが、アラベッラ同様に美人の部類だ。
ただ、彼女の場合、地味で平凡なタイプで、アラベッラのように主役にはなれない。




青年将校マッテオ。
彼は、どこにでもいる真面目で平凡で正しい男である(現代的にいうとサラリーマンや公務員)。
以前、アラベッラと親しくなりかけたが、彼女にとって彼は退屈な男で、うまくいかなかった。
しかし、彼女が興味を失った後も、彼はアラベッラに何度も求婚している。
最近はまったく相手にされなくなり、自殺をほのめかすなどノイローゼぎみである。

豪族マンドリカ。
彼は、強引で短気で野蛮な田舎貴族である。
ワルトナー伯爵から叔父に宛てられた手紙に、アラベッラの写真が挟まれていた。
写真のアラベッラに一目惚れをしたマンドリカは、求婚をするため、ウィーンに出てきた。
マッテオとは対照的な性格だが、アラベッラに対してだけは紳士的で、女王様扱いをする。

4人の複雑で感情的な人間関係をまとめると、このようになる。
ジェミニで急いで作ったため、不正確なところもあるが・・・修正方法がよく分からないので、このままでいいか。
まあ、登場人物の整理をしたということで。


(by Gemini)


最近は生成AIを使うことが増えている。
今回の「アラベッラ」のこともジェミニに聞いてみた。

<プロンプト>
アラベッラのあらすじと教訓

<ジェミニの回答>
リヒャルト・シュトラウス作曲のオペラ『アラベッラ』ですね。
「最後のリヒャルト・シュトラウス」とも呼ばれるこの作品は、華やかなウィーンを舞台にしながらも、没落しゆく貴族の哀愁と、真実の愛を見つけるまでの葛藤を軽妙かつ感動的に描いています。

## 『アラベッラ』のあらすじ
舞台は1860年代のウィーン。ギャンブルで破産寸前の元大尉ヴァルトナー伯爵家が舞台です。

1. **窮地の伯爵家と二人の娘**
一家を救う唯一の希望は、美しい長女**アラベッラ**を金持ちと結婚させること。一方、次女の**ズデンカ**は、二人の娘を社交界に出す余裕がないため、男装させられ「息子ズデンコ」として生活させられています。

2. **運命の出会い**
アラベッラは、自分にふさわしい「ただ一人の人(Der Richtige)」を待ち望んでいました。そこへ、亡き友人の莫大な遺産を相続した地方の地主**マンドリッカ**が現れます。彼はアラベッラの写真に一目惚れしてウィーンへやってきたのです。二人は瞬く間に恋に落ち、婚約を交わします。

3. **誤解と混乱**
しかし、物語は一筋縄ではいきません。アラベッラを慕う青年将校マッテオに同情したズデンカ(男装中)が、密かにアラベッラの部屋の鍵を彼に渡してしまいます。これを目撃し、アラベッラが浮気をしたと誤解したマンドリッカは激怒。大騒動に発展します。

4. **和解と伝統の儀式**
夜明け、すべての真相が明らかになります。ズデンカが女性であることを明かしてマッテオへの愛を告白し、マンドリッカは自分の早合点を深く恥じ入ります。アラベッラは彼を許し、故郷の習わしに従って「コップ一杯の水」を彼に捧げることで、揺るぎない愛と信頼を誓い、幕を閉じます。

## この物語から得られる教訓

### 1. 「信じること」の難しさと尊さ
マンドリッカは一瞬の疑念から、愛するアラベッラを激しく罵倒してしまいます。目に見える状況(誤解)に惑わされず、相手の本質を信じ抜くことの難しさを説いています。

### 2. ありのままの自分を受け入れる勇気
次女ズデンカは、家の都合で自分を偽り続けてきましたが、最終的に真実を明かすことで幸せを掴みます。自己犠牲の果てにある「真実の告白」が、こじれた状況を解決する鍵となります。

### 3. 「理想」と「現実」の折り合い
アラベッラは夢想家ではなく、非常に現実的な女性として描かれています。彼女は「白馬の王子様」を待っていたのではなく、自分の運命を預けるに足る「本物の相手」を見極める強さを持っていました。直感を信じつつも、相手の過ちを許す寛容さが真のパートナーシップを生むことを教えてくれます。
---





ジェミニの解説で十分だが、最後にもう少し私なりの解説を。

まず、お似合いのカップルかどうかは、かなり重要である。
結局、男女は、似た者どうしでくっつくのではないだろうか。
物語の最後では、紆余曲折を経て、マッテオとズデンカが結ばれる。
ズデンカがマッテオに片想いをしているのだが、結論からいうと、マッテオには、華麗で才気あふれるアラベッラよりも、地味で平凡で、下男に扮していたズデンカがお似合いだ。

一方のアラベッラは、マンドリカと婚約後、破局しかけるが、ラストシーンで、マンドリカに、コップ1杯の水を差し出す。
この儀式は、マンドリカの故郷の伝統的な愛の意思表示の方法である。
2人はめでたく結ばれるが、結論からいうと、アラベッラのような非凡な美女には、平凡なマッテオではなく、マンドリカがお似合いだ。




次に、マッテオもマンドリカも、アラベッラにこだわりすぎなのだが、実際のところ、マッテオは、アラベッラでなくても別によかったのには驚きである。
アラベッラの寝室(薄暗い寝室)にいる女をアラベッラと思いこみ、満足をしたということだから、彼には弁解の余地がないわけである。

しかし、よく考えると、これはたまたまの出来事で、マッテオは不運であると同時に迂闊でもある。
彼は、ズデンカの罠に、まんまとハマり、論理的にアラベッラに求婚できなくなった。
だから、その場の勢いや流れで、ズデンカを選ぶことになったといえる(ドラマのこの部分については、ハッピーエンドとはいえない)。

では、もしマンドリカが、同じような場面に遭遇していたらどうだろうか。
私は、きっと、同じことをやったのではないかと思う。
もっとも、彼の場合、寝室の女がアラベッラではないことを鋭く悟って出ていくか、あるいは、その女にまったく満足をしないで終わるのではないだろうか。


2026/03/14

日本経済に値上げの第二波がやって来る?



去年から、いろいろな用事で水戸に行くことが増えている。
JR水戸駅は、改札を出ると、左手が南口、右手が北口である。
どちらにも、水戸エクセル(駅ビル)がある。

まず、水戸駅北口。
水戸黄門の像がシンボルである。
観光名所の弘道館がある。
商店街、金融機関、裁判所、税務署などがある、古い町なみである。

これに対し、南口側は新興住宅地である。
かなり昔、こちらは栄えていなかった、ほとんど何もなかったと聞いている。
しかし、いまは、北口より栄えているように見える。





南口の目印は、ビックカメラである。
私のお気に入りのSAZAコーヒーも南口の出口にある。
また、10~15分ほど歩くと、水戸市役所、千波湖、茨城県立美術館などがある。

この日、私は、茨城県庁に用事があり、南口を出た。
実は、茨城県庁は、南口バスターミナルから、バスで20分もかかる、笠原町という郊外にあるのだ。
バス待ちをしているとき、誰かが話していたが、茨城県庁は、47都道府県庁の中で、最寄り駅から一番遠いことで有名だという。

早速、私は、Googleのジェミニで調べてみた。
すると、最寄り駅は、水戸駅または赤塚駅で、駅からの距離は約6kmもあるというのだ。

「石川県庁(金沢駅から約3.3km)や、岐阜県庁(西岐阜駅から約3.2km)も駅から遠いことで知られていますが、茨城県庁の「5.5km超」はダントツの1位です」とのこと。






茨城県庁に着いたのはお昼過ぎ。
私は、茨城県庁そのものではなく、隣接する議会棟(茨城県議会)に用事があった。
その後、30分ほどで議会棟を出て、県庁の高層ビルへ。

最上階に展望フロアがある。
見晴らしが非常に良く、富士山や筑波山が見えるというので、エレベーターで25階に上がった。
しかし、この日は曇りで、遠くの山まで見えなかった。





その後、私は、バスで水戸駅に戻った。
そして、エクセル南のビックカメラのフロアへ。
ここに、4店舗ほどの小さなラーメン店街がある。

私は、一番手前の「つけめんTETSU」に入店。
ランチタイムはいつも行列ができているが、3時過ぎだったので、空いていた。

つけ麺をあまり食べない私は、食券機で、シンプルな中華そばを選んだ。





個人的には、ラーメン屋の実力を見るには、売れ筋ではなく、あえて、シンプルなラーメンを食べるのがよいと思う。

TETSUの中華そばは、濃厚なスープのコッテリ味であった。
分厚いチャーシューが、ステーキ肉のように横たわり、インパクトがある。
実際、チャーシューを箸で掴むと重たかった。
とてもおいしかったが、ボリュームがあるので、食べ過ぎに要注意だ。

さて、以上は去年夏の話なのである。








実は、最近用事があり、同じように茨城県庁まで足を運んだ。
そして、帰りもまた、水戸エクセル南の「つけめんTETSU」に立ち寄った。
食券機を眺め、何となく、中華そばを選んだのも同じだった。

中華そばは、1割ほど値上げされていた。
まあ、この状況では仕方がないか。

私は、ラーメンをすすりながら、スマホのニュースを読んだ。

・ホルムズ海峡世界経済を脅かす石油のボトルネック
・太陽と低税率を求め中東ドバイへ着いた先は戦場だった
・世界観の衝突、米国防総省・アンソロピック決裂の舞台裏
・モルガン・スタンレー、約2500人を削減へ 主要3部門





中東で本格的に戦争が始まった。
ホルムズ海峡が長期的に閉鎖され、原油が暴騰するだろう。
ドバイは楽園ではなくなり、ゴーストタウンになるだろう。

世界情勢には、確実に大きな変化や転換が到来する。
これからさらに、日本経済に値上げの第二波がやって来る。

つい最近、投資関係者から聞いた話だが、いま、ヨーロッパのある国では、このくらいのラーメンが5000円くらいするそうである。




私は、なるとをつまんで食べた後、ため息をついた。

今のうち、ラーメンの食べ歩きをしておかないといけないな、、、
数年後には、日本でも、ラーメンは高級品になっているかもしれない。

そういえば、3月14日からJRの運賃が大幅に値上げされるという。

よし、私も、負けずに、自分の仕事の報酬を、大幅に値上げしよう♪♪

2026/03/12

观赏四川豆花饭庄的长嘴壶表演

東京の新丸ビルに、四川豆花飯荘(「シセントウファハンソウ」と読む)という中国料理店がある。
ここに、友人と一緒に、ランチコースを食べに行った。

「この店では、お茶を入れるときの店員のパフォーマンスが見ものです」
「見もの?」(*'ω'*)

まず、女性店員が来て、茶葉がたっぷり入った茶碗を置き、テーブル席の私たちに、いろいろ説明した。
ただ、隣のテーブルのおばさまたちの話し声で、大事な部分が、よく聞こえない。。。

いったい、何が始まるんだろう(*'ω'*)??

女性店員が立ち去ると、今度は、派手なチャイナ服を着た、ひょろっとしたお兄さんが現れた。
彼は、注ぎ口の長い急須のようなもの(?)を持っていて、勢いよく熱湯を注いだ。


(YouTubeの参考動画)


うわ、庭の水やりじゃないんだから、、、
いきなり、そんな場所から、危ないやん!(*'ω'*)

でも、熱湯がハネそうで、ハネないのだ。
まさに、ゼツミョ~の入れ方だった。

このお兄さん、茶芸師というそうである。
チューブの先っぽから注がれる熱湯の勢いで、茶碗の中の茶葉は、かき混ぜられ、あっという間に、イイ香りが・・・つまりは、そこが重要なのだと思うが、食事前の茶芸のパフォーマンスは非常に面白かった。


(今回の茶芸師は、赤い丸のような、大胆なポーズで注いでいた)






食事中、友人が私に教えてくれた。

「このお茶は、蓋をしたまま、スキマから飲むんですよ」
「え~と、飲みにくいな、、、私は不器用なので、スタバでも蓋をとって飲む派なんですよね」
「でも、蓋をしないで置くと、さっきのお兄さんが、2杯目を注ぎに来ます」
「なるほど、出がらしも飲めるんですね」
「出がらし?」
「あ、いや、こっちの話です。台湾茶と同じで、2杯目もおいしいんですね」
「台湾茶?」

ここで私は、以前Rさんからおみやげに台湾茶をもらったときに、出がらしではないと言われたのをふと思い出した。
そういえば、2月に湯島天神に梅を見に行ったばかりだが、しばらく、恋みくじを引いていなかった。
それに、上野広小路で、あんみつも、しばらく食べていない、、、

以下、2019/08/24「湯島天神の恋みくじ」より。


湯島天神


湯島天神


待ち合わせの時間が近づき、日比谷駅から千代田線で湯島駅に行き、時間まで湯島天神を参拝した。
お詣りをした後は、いつものように湯島天神の恋みくじを引いた。


湯島天神の恋みくじ


湯島天神の恋みくじ


私はお詣りのとき、お賽銭を5円か10円しか入れないので、何となく100円か200円でおみくじも引く習慣がある。
時間になったので、上野松坂屋の隣のビルの「あんみつみはし」に行った。
私の方が先着で、白玉ぜんざいを食べながら彼女を待った。


あんみつみはしの白玉ぜんざい


私の予想通り、彼女はラフな身なりで遅刻をした。
劇団員の彼女は、いつもこんな感じである。
彼女は去年、都内の小劇場で準主役として舞台に出ていた。
私はその舞台を見ていて彼女の才能に注目したのだが、小劇場なので話す機会があり、仲良くなれた。
劇団員はお給料なんてないも同然、なので彼女はバイトをしながら親友と一緒に暮らしている。
とはいえ、彼女は明治大学文学部出身の本格派なのである。
歌舞伎のセリフ回しを理解し、歌舞伎を「堪能できる」というのもすごいが、実家に帰れば地元でも有名なお嬢様である。
お嬢様育ちだから、彼女は身なりをあまり気にすることもなく、いつも女王様気取りの態度なのである。
私は彼女に貢ぎ物としてガルガンチュアのチョコレートを1つ差し出した。
すると、彼女は私に台湾旅行のおみやげをくれた。


台湾茶


「こ、これは、、、台湾のかまぼこですかね??」
「違うわよッ!! これは台湾茶。これ、すごいの。1パックで何度も飲めるのよ。」
「出がらしですよね、何度も飲むということは。」
「違うわよ。日本茶と違って2度目もすごくおいしいの。」
「ふ~ん、、、」

まあ、しかし、彼女は「だめな娘」で、私は「だめな息子」、2人仲良くおいしい出がらしを飲むのもよいかもしれないなあ、と思った。
彼女はにこにこ笑っている。
湯島天神の恋みくじは、家に帰ってから開けることにしよう。

2026/03/07

私たちは、どう「漂流」し、どう「漂着」するか




1月のことだが、東京ビッグサイトの展示会イベントに行ってきた。
資産運用エキスポと国際宝飾展。
この2つは、毎年この時期に開催される定番である。

会場に着いたのは11時過ぎだった。
今回、資産運用エキスポの会場が、かなり離れた南棟となっており、私はそれが意外だった。
私の記憶だと、以前、この2つのイベント会場は隣り合っていたか、あるいは、かなり近かったはず。
両者にシナジー効果が期待されていたと思うのだが?

それでも会場には、かなりの人数が来ており、熱気に包まれていた。
私は、複数の証券関係者と話したが、相場観を問うと、誰もが強気だった。
私は、ある人に、こう言った。

「わりとあっさり、(日経平均は)6万円行くのではないですか」
「おや、年初から、ずいぶん強気ですね」
「いや、10万円になると言う人もいますよね。6万円なら、それほど強気派ではないと思いますよ」
「まあ、そうですね、、、」
「ただし、現在の世界情勢を見れば、いつ何が起こるか分かりません。想定外の展開もあり得ます」
「楽観に傾きすぎると危ないでしょうね」
「ええ」




資産運用エキスポの次は、国際宝飾展へ。

この手のイベントやセミナーは、参加をして収穫を得られるかというと、正直ビミョウだ。
しかし、まったくの無駄に終わることはない。
自分で仕事をしている人の場合、ビジネスとプライベートの区別は曖昧なところがある。
大学の一般教養ではないが、専門外でも見に行くと、思わぬ出会いがあったり、いいアイディアが生まれたり、場合によっては自分の仕事に繋がることもあると思う。

国際宝飾展は、東棟というメインの場所で開催されていた。
こちらは、外国人も多かったが、宝飾品が投資対象として認識されているようだ。
私は、2つの会場を離れ離れにした理由を考えた。
もしかすると、金価格が暴騰していることと関係があるのかもしれない。
株式投資や不動産投資に興味があって来場した個人投資家が、国際宝飾展で実物資産(?)の客になってしまうのを避ける意味合いがあったのではないか。




13時過ぎ、展示会場を出て、しばらく散歩をした。
敷地内の庭を歩いていると、1階のグルメ街の洋食レストランがあったので、そこに入った。
Aランチを頼んだら、真っ黒なソースのかかったグリルチキンが出てきて、ちょっと驚いたが、これが、なかなかおいしかった。

ランチの後は、敷地内の庭を歩いて、バスターミナルへ。
帰り道は、バスターミナルから、東京駅行きの都バスに乗った。
始発のビッグサイト前では、バスの乗客は4人だけだった。
ところが、有明あたりから、みるみるうち混んできて、ラッシュアワーに近い混雑になった。

私は、日本橋高島屋に行きたいので、終点の東京駅の1つ前のバス停でおりた。
通り3丁目というバス停だが、ずいぶん、テキトーな名前のバス停だと思った。




通り3丁目の3丁目とは、恐らく、この先のアーティゾン美術館の交差点の日本橋3丁目のことだと思われる。
私は、日本橋3丁目の交差点で立ち止まった。
ちょうど強い向かい風が吹いてきて、とても寒かった。

右手のビルを見ると、ここは移住交流ガーデンといって、Iターン、Uターンを考えている人向けの移住情報館がある。
沖縄への気軽な移住説明会が開催されており、ずいぶん盛り上がっているようだ。





私は、何となく館内に入り、移住説明会にエントリーした。
先ほどの資産運用エキスポと国際宝飾展で、たいした収穫がなかったからだ。
移住というと、こないだの新年会で、関西への移住が話題になったばかりだが、今のところ移住の予定はない。

館内の広い場所では、ちょうど、沖縄の地元企業(株式会社プロトソリューション)の説明会が行われていた。
私は、一番うしろの椅子に座り、時おりスマホを見ながら、人事担当者の説明を聞いた。





東京周辺にある会社の説明会では、とにかく、自社のアピールすると思う。
しかし、移住を前提としている場合、担当者は、まず参加者に移住したいと思ってもらう必要がある。
そのため、会社そのものの説明より、担当者自身のポジティブな移住体験談が語られる。

そのさいのポイントは、ワークライフバランスである。
給与水準は、ワークライフバランス重視の結果、犠牲となるものなので、あまりアピールポイントにされていないようだ。

15分ほどで説明会が終わり、休憩時間となった。
しかし、休憩中も名刺交換や個人面談が行われており、かなりの熱気があった。
途中から入った私には分からなかったが、気軽な移住説明会というより、本格的な就職相談会のようだ(汗)。
いまは物価が上がりすぎて、実質的な給料が下がっている状況だが、東京で暮らせなくなった人が移住する流れが、今後進むだろう。

私は、しばらく会場を見て回り、引き上げることにした。

移住交流ガーデンを出ると、通り3丁目の交差点に戻った。
交差点の向こうに、アーティゾン美術館が見える。
去年の年末、ここを通ったときは、「漂流」・・・いや、「漂着」という展示会が開催されていた。
その展示会を見たかったが、すでに終わり、次の展示会の準備中となっていた。




私は、交差点で信号待ちをするあいだに考えた。

私たちは、多かれ少なかれ、あてもなく、さまよい、生きている部分がある。
あてもなく、さまようというのは、定まらないということだが、それは自由であることを意味する。
もっとも、仕事については、さすがに定まっていないとまずいわけで、お金がなければ自由が脅かされる事態となる。
とはいうものの、お金のために定まった仕事をすれば長時間拘束をされたり、不自由になるので、自由な時間を使って何かをしたい人にとっては、この問題は非常に悩ましいのだ。

その後、私は、3丁目の横断歩道を渡り、大通りを歩きながら、ある出来事を思い出した。
それは、トゥーランドットの3つの謎かけ。。。である。
ただし、プッチーニのオペラの中の正統なトゥーランドットのものではない。
異端のトゥーランドットの方で、3つの謎かけの内容も異なる。
コロナ禍のときもそうだったが、物価高騰のときも、やはり、この問題は非常に悩ましいのだと思う。

私たちは、どう「漂流」し、どう「漂着」するか。