2024/03/22

もし私が峰不二子のような美女に誘惑されて、危険な精神状態に陥ってしまったら・・・

3月のMETライブビューイングオペラは「カルメン」だった。
忙しいので見なかったが、「カルメン」は定番中の定番で、過去何度か見たし、今回見逃しても問題はなかった。

まず、「カルメン」のあらすじから見ていこう。
これは、よくある話である。
絵に描いたようなマジメ男のドンホセが、煙草工場で働くジプシーの美魔女カルメンに誘惑されて、破滅する悲劇の物話である。




第1幕
1820年ごろのセビリヤ。昼休みに広場に現れたタバコ工場の女工たちに、男たちが言い寄るが、カルメンは全く相手にしない。カルメンは、女工たちに興味を示さない衛兵の伍長ドン・ホセに花を投げつけ、気を引こうとする。ホセの婚約者であるミカエラが現れ、ホセに故郷の彼の母親からの便りを届ける。セビリアの煙草工場でジプシーの女工カルメンはけんか騒ぎを起こし、牢に送られることになった。しかし護送を命じられた竜騎兵伍長のドン・ホセは、カルメンに誘惑されて彼女を逃がす。パスティアの酒場で落ち合おうと言い残してカルメンは去る。

第2幕
1ヶ月後、カルメンを逃がした罪で牢に入れられていたホセが、釈放される。カルメンが、友人二人(メルセデスとフラスキータ)、衛兵隊長スニガと酒場で歌い踊っていると、花形闘牛士エスカミーリョが現れ、カルメンの気を引く。釈放されたホセが酒場に着くと、カルメンはホセのために歌って踊り、密輸団の仲間になるよう誘う。カルメンの色香に迷ったドン・ホセは、婚約者ミカエラを振り切ってカルメンの元に行き、上司とのいさかいのため密輸をするジプシーの群れに身を投じる。しかし、そのときすでにカルメンの心は闘牛士エスカミーリョに移っていた。

第3幕
冒頭で、ジプシーの女たちがカードで占いをする。カルメンが占いをすると、不吉な占いが出て結末を暗示する。密輸の見張りをするドン・ホセを、婚約者ミカエラが説得しに来る。闘牛士エスカミーリョもやってきて、ドン・ホセと決闘になる。騒ぎが収まったあと、思い直すように勧めるミカエラを無視するドン・ホセに、ミカエラは切ない気持ちを一人独白する。カルメンの心をつなぎとめようとするドン・ホセだが、カルメンの心は完全に離れていた。ミカエラから母の危篤を聞き、ドン・ホセはカルメンに心を残しつつ、盗賊団を去る。

第4幕
ホセが盗賊団を去って1ヶ月後、エスカミーリョとその恋人になっているカルメンが闘牛場の前に現れる。エスカミーリョが闘牛場に入ったあと、一人でいるカルメンの前にドン・ホセが現れ、復縁を迫る。復縁しなければ殺すと脅すドン・ホセに対して、カルメンはそれならば殺すがいいと言い放つ。そんなホセの執拗な言動にカルメンは業を煮やし、以前彼からもらった指輪を外して投げつける。逆上したドン・ホセがカルメンを刺し殺し、その場で呆然と立ちつくす。
(以上、Wikipedia「カルメン」より)


東劇のメトロポリタンライブビューイングオペラ「カルメン」


東劇のメトロポリタンライブビューイングオペラ「カルメン」


そもそも自由奔放なカルメンから見ると、ドンホセは退屈な男である。
彼に対し、本気で愛情を抱くとは思えない。
花を投げて単にからかっただけだと思われるが、ホセは本気で彼女にホレてしまう。
そして、彼女のためなら何でもする、見境なく悪事もするようになる。

その後、ホセはカルメンのため、罪を犯し、衛兵の職を失う。
ホセを愛するミカエルという婚約者も失う。
すると彼の生きがいは、ますますカルメンのみとなるのが道理だが、以前より落ちぶれたホセに対してカルメンが興味を示すことはない。
ということで、カルメンは、ほどなく、人気闘牛士のエスカミーリョを愛するようになる。
それでも彼は、カルメンとエスカミーリョが仲良くしているのを見て、嫉妬する。

最後は闘牛場の外で、ホセがカルメンに、しつこく迫り、拒絶するカルメンをナイフで刺し殺してしまう。
ちなみに、エスカミーリョは、この時、闘牛を相手にしており、無事であるが、こういった身軽な遊び人の男というのは、土壇場ではうまく、難を逃れるものなのである。
例えばキャバクラの女性に誘惑されたマジメな公務員がいるとして、公金の横領などをして貢いで逮捕されるとか、その後、いざこざになって刃傷沙汰になるとか、そういうのは、よくあるニュースだが、「カルメン」はそれと同じような話と思えばいいだろう。




2018年東京文化会館ブルガリア国立歌劇団「カルメン」パンフレット




そういえば思い出したが、2018年の秋、私はママ殿と一緒に東京文化会館で生の「カルメン」を見たことがあった。
オペラのチケットは非常に高いので、このときは、上野駅のリーズナブルなとんかつ屋で夕食をとった。
私たちは、食べながら、「カルメン」について、このようなことを話した。

「たいていの女は、ひとりで楽しく生きられるし、男を誘惑する必要もないのよ。男がいなくても問題はないのですから」(とママ殿)
「なるほど(*'ω'*)」
「むしろ・・・男がいる方が、いろいろと問題が起きるものなのです( ゚Д゚)~ジロッ」
「な、なるほど。いまの人の結婚しない選択は、やはり賢いということですか」
「そうね。あとは、カルメンを見て思ったけど、あなたはタンジュンだから、あの手の美人には、弱いでしょうね」
「ママ殿、、、やはり、美人は、危険ですか(*'ω'*)!!!」
「そうです。あなたの場合、美人に誘惑されると非常に危険です」
「しかし、ママ殿、、、だからといって、ママ殿が、私の恋愛のジャマをしていい、ということにはなりませんよ( ゚Д゚)~ジロッ」
「ジャ、ジャマ?・・・ブツブツ・・・母親なら当然のことです。。。自分でうまく対処できれば私も安心なのだけど・・・ブツブツ・・・」
「ママ殿、この餅みたいなの、、、おいしいですね・・・モグモグ」
「あら、そうね・・・モグモグ・・・ナニかしら」




「それでは、ママ殿にお聞きしますが。もし私が峰不二子のような美女に誘惑されて、危険な精神状態に陥ってしまったら・・・その時、どのように対処すればよいでしょう?」
「そうねえ、あなたでも簡単にできる対処法は、、、とりあえず、最初に、お金がないと伝えておくといいわ」
「お、お金がない~?(;'∀'))))」
「そう。金のない男なら、女は近寄りません。うっとおしいだけだもの」
「なるほど。それなら、私が本当に好きな女性に対しては、お金がない、でもあなたのことを愛しています、と言っておけばいいですよね」
「あら、それは、いいかもしれない! でも、、、モグモグ・・・現実はドラマと違って、そううまくはいかないものよ」
「まあ、そうでしょうね~(*'ω'*)・・・モグモグ」