2023/06/20

オードリーヘップバーン語録(3)私たちは誰もが心は子供です

そこで、思い切って別れる!!
そのほうがお互い気楽ではないか、という話が、どちらからともなく出た。
私は今回、ママ殿のことが気になり仕事が手につかなかったり、現実的なモンダイが見えてきて危機感があった。

「いいタイミングなので、物理的距離を置きましょう。私は都内に仕事場を作りたいんです。」
「あら、いいじゃない。夜は帰って来て晩ごはんを食べるの??」
「う~ん、どうかな。仕事の状況にもよります。移動時間と交通費の関係もあるので、場所にもよります。なるべく、帰って来るようにはしますが、、、」
「あら、忙しければ無理に帰って来なくてもいいのです。そうしてくれるほうが、母親としては、ある意味、ひと安心なのです。」
「そういうものですか。」
「そういうものです。私なんかほっといて、都内で一人暮らしをすればいいのよ。コロナも明けたのだし、夜は楽しめばいいわ。」

以上が2023/06/08「最も大切なことは人生を楽しむことです」からの引用である。
ということで、現在の私は、物件探しを始めたところであるが、いきなり停滞している。

良い物件がない。
探す時間もない。
さて、どうしたものか(*'ω'*)ハテ??

私は、ある時、思い付きで、他人の名刺をぱらぱらと眺めた。
目に留まったのは評論家K氏の会社所在地。
おお、さすが著名人、銀座に立派なオフィスがあるのか、、、と思いきや、Googleで検索するとここは起業家向けのレンタルオフィスであった。

銀座でも、レンタルオフィスだと月額利用料はそれほど高くない(*'ω'*)ムムム
評論家のK先生、住所だけは、超一流ですねッ!!
私も、それ、マネしてみようかしら(*'ω'*)

早速、仕事の打ち合わせのついでに見に行ってきた。
私は銀座駅で下車し、4丁目の交差点から資生堂方面に歩き、途中、銀座グラフィックギャラリーの前を通りすぎた。
この日は、横尾忠則の展示会をしていた。
しかし、どういうわけか、私はここで、1月に見た宇野亞喜良の個展を思い出したのだ。






手帳をめくってみる。
私は手帳に展示会の感想を書き残すことがある。
せっかく書き残したものがあるので、ちょっと読んでみたい。

本ばかり読んでいる色白で小柄な美少女が主人公のようである。
万華鏡とはカレイドスコープ(kaleidoscope)のことだが、彼女の読書と妄想の日々を想い描いた作品ではないか。




白百合の花言葉を見てみると、純潔無垢、威厳、尊厳、高貴とある。
特別な身分ではないが、育ちが良く、プライドが高い。
読書のしすぎと高いプライドのせいで、彼女の反抗期はいまもなお、続いている。
彼女は好きな男性や友人に冷たい態度をとってしまい仲良くなれない。
言えない欠点や隠し事があり苦悩している。






読書好きの彼女の本音、それは、必ずしも読書が好きではないということ。
彼女の高いプライドを満足させてくれるような趣味は読書以外のものではないだろうか。
しかし現実では、願望があっても実行はむずかしいのかもしれない。

物件探しに話を戻そう。
銀座のレンタルオフィスは、銀座グラフィックギャラリーから歩いて5分ほどのところにあった。
が、何というか、私が思っていた物件とは少し違っていた。
別の物件を探すかな。

その後、私は約束の時間に間に合うように、待ち合わせ場所に向かった。




最後に。
こないだのブログ記事に書いたけれども、書斎で資料探しをしていて、たまたま見つけた古いメモ帳、そこには女優オードリーヘップバーン(Audrey Hepburn)の語録が書き写されていた。
とてもいいことが書いてあるので手元に置き、気が向いた時に読んでいるが、今回の場合、メモ帳にはこう書いてある。

「私たちは誰もが心は子供です。だから、人間は過去を振り返るとき、愛した人や現実を捜し求めるべきなのです。」