2023/06/11

オードリーヘップバーン語録(2)私を笑わせてくれる人を私は愛します

先週はママ殿の第6回の新型コロナウィルスワクチン接種があった。
私は一応、接種会場の病院まで付き添ったのだが、買い物があるので病院の入口で別れた。
ママ殿の最近の体調は一進一退。
しかし、全体的には良い方向に進んでいると思う。

そんな中、6月10日は兜町のカブトワン(KABUTO ONE)で日本テクニカルアナリスト協会の年次総会とパーティーがあり、ちょっと顔を出してきた。
エントランスの真っ赤な株価ボードには、先週金曜日の日経平均株価の終値32265円が表示されていた。
日経平均株価はゴールデンウイーク以降、一気呵成に上昇し、3万円を突破し、さらに勢い付いている。
実は、1月の新年会では、パネルディスカッションなどで、アナリストやファンドマネージャー、投資顧問たちが意見交換をしたのだ。
しかし、このときの大方の予測は、年内は上昇しても30000円までが精一杯、25000円~30000円の価格帯で一進一退が続く、というものだった。






今回はパーティーの参加者が多かった。
料理ほったらかしでずっと喋っている人もいた。
外出自粛とマスク生活が終わり、誰もが話したくてウズウズしていたのではないか。
まあ、株価絶好調で、兜町界隈の人たちは、いまが最も良い気分かもしれない。

さて、私も誰かに話しかけよう。
有名人著名人というと、年次総会でゲスト講演をされた弁護士の村尾龍雄先生がいる。
少しだけ話すことができた。
村尾先生はキャストグローバル株式会社の創業者で代表取締役CEOでもある。
ここは、士業法人(弁護士法人、司法書士法人、行政書士法人、税理士法人~)のグループ統括会社で、海外(主に香港)にも展開している。
講演で村井氏は、中国という国に対するフェアな見方、をテーマに話した。
日本の憲法の条文の解説もあり、基本的人権、法の支配、民主経済、共産主義と資本主義、民主集中制の原則などなど、そして日本人や日本のマスメディアの中国に対する無理解、誤解の多いことは非常に問題、といっていた。






会場のカビート(KABEAT)は、私たちの半分貸切であった。
吉野豊先生、野坂晃一先生など、日経新聞やテレビ東京でおなじみのアナリストの面々もいた。
吉野先生とは初対面で、マスコミの人と3人で今後の展望を話し込んだが、実に見事な分析であった!!

その後、日本の移動平均分析法の第一人者、野坂先生にもご挨拶。
世界中で、これまで多くの投資関係者が移動平均に関する書籍や論文を出しているが(実は私も移動平均に関する論文を1本出しているが)、実はここ日本では、移動平均というと野坂さんが大御所なのである。
ただ、気さくな性格なので、大御所のようには見えない。
ええと、野坂先生とは半年ぶりに会ったような気がするが、、、

「野坂先生、お久しぶりです。お元気ですか??」
「元気ですよ。最近、どうしてますか?? ぼくのところにメール送って来ないけど。」
「メール??」
「そう。また楽しいメールください♪」
「えっ、楽しいメール?? 私のメールって、しょうもない冗談ですけど。あれがおもしろいの??」(*'ω'*)!!!
「なかなかおもしろいですよ。仕事中に楽しいメール、ありがとうございます。」
「いや、でも、よかったです、、、(笑)」

意外なことを言われたが、私はそのように言われてうれしかったし、少しホッとした。
メールは、送って迷惑がられている場合もあるし、相手の都合や相手の気分もあるから、なかなか難しいと思うのだ。
事務連絡以外にも、日常の話題や雑談、ジョーク、自分の意見などを書くこともあると思うが、その場合、内容によっては送るか送るまいか迷うことがあるだろう。
ということで、メールを書いたけどやっぱり送らないでおこう、という無難な選択をすることもあると思うが、そのような不作為は簡単だ。

例えば、これは誰にでもあることだと思うが、学生時代に好きな人への告白をしないでのちに後悔する場合が分かりやすいと思う。
実際告白しないで残念な結果が出たとしよう(告白したことで残念な結果ではなく)。
すると、のちに後悔することになるわけだが、私は、何かをしないで悪い結果が出て、後悔するのは避けたい、と思う人なのである。

そして以下は株式投資についてである。
実は、投資家はよく、これと同じような場面に遭遇し、躊躇することがある。
先週金曜日の終値は、日経平均株価は32265円で、3万円以上は日本経済がバブル期にたった2年滞在しただけの歴史的な高値圏である。


(出典・Yahoo Finance America)


非常に高い、日本はまだ不景気だ、借金大国で成長もできない、少子高齢化で未来がない~といって、「買わない」ことは不作為で簡単だ。
では実際買わなかったとして、予想以上に上がったらどう思うか。
私たちは、買わなかったことを後悔するのではないか。

黒丸のゾーンで売り買い交錯、バブル期最高値38957円を取る展開も想定される。
夏場にかけて相場が短期的に押すことがあっても、右肩下がりの下降トレンドラインが当面の下値抵抗線となりそうである。




最後に。
こないだのブログ記事に書いたけれども、書斎で資料探しをしていて、たまたま見つけた古いメモ帳、そこには女優オードリーヘップバーン(Audrey Hepburn)の語録が書き写されていた。
とてもいいことが書いてあるので手元に置き、気が向いた時に読んでいるが、今回の場合、メモ帳にはこう書いてある。

「チャンスなんてたびたびめぐってくるものではない。いざめぐってきたら、とにかく自分のものにしなくちゃ。」
「私を笑わせてくれる人を私は愛します。正直なところ、私は笑うことを最も愛しているのでしょう。悩みがたくさんあっても、笑えば救われますから。」