2025/09/06

犬と料理の好きな美女といえば・・・さんですが



夏休み、姪っ子たちの連れてきた犬が、長期滞在をした。
だいたいは、リビングルームのソファーで寝ていたが、私が不在の間、何度か番犬としての働きがあったようだ。

8月上旬、犬は一時帰宅したが、その間、利根川河川敷の花火大会があった。
私は、ママ殿と花火を見に行くことにした。

日中、都内で用事を済ませ、早めの電車で帰ると、駅構内はラッシュアワーのような状態だった。
家に帰り、晩ごはんを食べた後、ふたりで河川敷まで散歩をした。
堤防に上ると、暗いところに結構な人数の見物客が集まっている。
数キロ先が花火会場である。
打ち上げ花火がキレイに見えるのだが、ここは、近すぎず遠すぎず、ちょうどよかった。

人だかりの中、1時間ほど、花火を見物した。






帰り道が混むので、私たちは、少し早めに帰ることにした。

「花火、きれいだったわ。来年も見れるかしら」
「ママ殿は、近所の人と比べても元気です。来年もここまで歩いて、花火を見れますよ」
「そうだといいけど・・・来年は80歳よ。私も、そう長く生きられないわ。もし私が死んだら、あなた、大変ね。ろくに料理もできないし、犬も飼えない・・・」
「なるほど、心配ですよね。ママ殿の後釜のことが」
「あ、後釜?」
「そうです。犬と料理の好きな美女といえば・・・さんですが」

そのとき、打ち上げ花火がドンパチ鳴った。

「花火の音のせいで、大事なところが、よく聞こえなかったわ」
「そうですか。よりによって、、、」
「ちょっと待って!」
「ママ殿、どうしました?」
「サンダルに砂利が入ったの。痛くて歩けないわ。懐中電灯を持って来ればよかった」
「大丈夫。スマホをライトアップすればいいんです」
「あら、便利! 足元を照らして」
「了解」




数日後、仕事の合間に、駅周辺を散歩した。
この寺は、飲み屋街の裏の山にある長禅寺である。

私は、裏参道の坂を上り、境内に辿り着いた。
本堂でお参りをして、少し休んだが、私以外に観光客らしき男性が1人いた。
これまで気にしたことはなかったが、長禅寺は観光客が来るような名所なのか(*'ω'*)ヘ~

その後、私は木陰に移動して、大事な電話を待ったが、なかなか着信がなく、表門を出て、階段を下りた。







帰るとき、入口の横の案内板をよく読んでみた。

長禅寺の創建者は、平将門といわれている。
境内には、茨城県指定文化財の三世堂、小林一茶の句碑や小川芋銭景慕の碑などがある。
新四国相馬霊場八十八ヶ所の総本地で、一番、五番、八十八番の札所である。

なるほど、八十八ヶ所の総本山なら、由緒あるお寺である。

ここで、私は、正月にジョギングをしたとき、長禅寺に立ち寄ったのを思い出した。

以下、2025/01/01「2拠点生活と作家という肩書」より。




一年の計は元旦にあり。
2025年1月1日、私は、早朝のジョギングをした。
空気が澄んでおり、大通りを走り出すと、清々しかった。
大晦日から正月にかけて、付近の国道の車の通行量が少なくなるためだ。

利根川の堤防のサイクリングロードに上がると、空が澄み渡って、きれいだった。
眼下の河川敷には、正月の凧揚げをする親子が何組かいたが、非常に寒くて風が強かった。
その後は、駅の方面に走り、歓楽街の裏手へ。
丘の上に小さなお寺があって、帰り道はそこの急階段を登り、回り道をして帰った。




私にとって、今年のキーワードは2つある。
2拠点生活と、作家という肩書である。

まず、1つ目は、「2拠点生活(デュアルライフ)」。
住居など複数の拠点を併用し、行き来する生活のことだが、ネットの記事などを見ると、都内のマンションと地方の別荘、郊外の自宅と都内の仕事場など、組み合わせはいろいろある。
私は去年、何人かの友人から、このキーワードを聞いて考えていた。
私の場合、転居と比べ、ハードルが低いからだが、現在のところ、ママ殿のいる茨城県の実家と、東京23区内のどこかの組み合わせを考えている。







ただ、この件は、忙しくて、ほとんど進展がないのだ。
今年から、様々な用事で、水戸方面に行く用事が増え、その分、都内に行く用事が減っている。
これは、年初に予測していなかった展開だ。
こうなると、取手市が両者の真ん中で、ちょうど良い場所となるため、都内との2拠点生活は、しばらく様子見としたい。

もっとも、近隣や周辺地域との2拠点という選択肢もあり得る。
まあ、これは、私の直観なので、ハズレるかもしれないが、重要なターニングポイントが到来し、そうなってしまうこともあるのではないか・・・などと思っている(*'ω'*)