2024/06/01

八重洲茶寮の企業顧問向け異業種交流会

私が終活本を出したのは、2023年11月10日。
初日、セブンイレブンのネット通販で品切れになった(らしい)。

その後、アマゾンのジャンル別ランキング上位に食い込んだ(10位ー15位)。
また、都内の大手書店では、フツーに平積みになっていた。
が、それから約半年が経過し、現在、私の本は、「流通」ではなく「停滞」しているようである。

ほとんどの書店に私の本は置いてある。
それはそれでありがたいが、書棚に1冊突っ込んであるだけでは、ほぼ売れないだろう。

5月のある日。
東京駅をおりて目的地に向かう途中、私は、高島屋の向かいの丸善書店をのぞいた。
私の本は、冠婚葬祭の本の売場に、1冊だけあった(終活は冠婚葬祭に区分される)。




その後、丸善書店を出た私は、大通りをアーティゾン美術館の方へ歩いた。

「どこだ? 案内には、アーティゾン美術館の近く、オフィスビルの1階と書いてあるが、、、」

暑い中、私は、Googleマップを見ながら、八重洲茶寮という店を探した。
ここで12時から、企業顧問向けの異業種交流会があるのだが、八重洲界隈の路地裏は分かりにくい。

「あ、あった~!(*'ω'*)」」」




何とか見つかり、時間ギリギリに間に合った。
私は、和服姿のキレイな女性に案内され、お座敷へ上がった。
席はすでに、ほぼ埋まっている。

参加者を見渡すと、主催会社の女性社員が数人、そのほかは、企業の顧問をしている高齢の男性たちばかりだ。
私は、スタッフからもらった座席表の紙を眺めた。

2番の席か。。。

お座敷の一番奥へ。
すでに配膳は済んでおり、向かいのコワモテの70才くらいの男性は、隣の同年代の男性と話し込んでいる。

この男性が1番か。。。
やっぱり、1番はスゴい人なの?(*'ω'*)

間もなく、私の左隣に、ひょっこり、細身の若い男性が現われた。

おや、顧問の交流会なのに、若い男性とは珍しい、、、
30代だな。

彼は若いから座るときも身軽に座った。
挨拶をすると、Yさんと名乗った。
周囲の男性たちとは異なり、ラフなジャージ姿で、ゆるい雰囲気だ。

私は、話しやすいので、彼といろいろ話した。

Yさんはクリエイティブ系の仕事をしているという。
以前は会社員だったが、もう長い間スーツを着ていない、家のクローゼットにスーツがないことを自慢げに話した。

なるほど、それは今の時代、自慢することなのだな、と私は思った。
紳士靴を履き、スーツを着こなしても、かえって拘束された不自由な身分を示し、いまどき、カッコ悪いのだろうか?




交流会は、最初、食事をしながら歓談の時間だった。
その後、1人1人自己紹介の時間になった。

自己紹介というのは、参加費を払った私たちにとって、必須の権利だ。
しかし、前半にやたら長く喋る(自己PR)人がいて、その結果、後半の人は権利を侵害されるというのが、異業種交流会のよくあるパターン!
ただ、その点、今回の運営者は、よく考えており、参加者の自己紹介をメールで事前に収集し、全員に自己紹介シートを配布した。

私は、最後から2番目だったが、3分は喋れた。
最後は、私の向かいのコワモテの70才くらいの男性。
例の1番の席の人だが、自己紹介を聞いてナットク。

彼は、元航空自衛隊の戦闘機のパイロット(!)であった。
お座敷の一同が、「おお!」と、どよめいた。
「私の仕事はトップガンみたいなイメージです」と彼が言ったからだ。

なるほど、彼はナンバーワンがふさわしい!と思った。
でも、待てよ、、、
私は、なんでナンバー2、、、なのだろうか??(*'ω'*)
本を書いているからなのか、よく分からない。
あるいは、番号は偶然なのだろうか。

まあ、それはともかく、全員の自己紹介が終了し、名刺交換の時間となった。
30分ほど、挨拶で、狭いお座敷を行ったり来たりしているうち、ランチタイムが終了し、女性スタッフが解散を宣言した。

私は、ひとり、帰り支度をして、八重洲茶寮を出た。
しかし、ちょうど玄関のところで、私の目の前に60代の男性が立ち止まっていたが、スマホを持って店の玄関をぐるりと撮影した。

おや、彼は交流会の参加者だ。
何で、玄関の天井を撮っているんだろう?

私はフシギに思い、彼に話しかけた。
名刺交換をすると、彼はHさんというのだが、一級建築士事務所の経営者だった。

なるほど、建築士か。。。
最後に、面白そうな人と出会えたゾ!

私は、Hさんと話しながら、途中まで一緒に歩いた。
彼は、高度プロフェッショナル人材として、あちこちの派遣会社に登録しているという。

「あなたも重複登録するといいですよ。毎週、顧問の求人案内が来ます」
「なるほど、派遣会社経由でも顧問を探せるのですね」
「ええ。でも、業務委託契約をして、成果報酬のものが多いです」
「う~ん、、、営業の口利きなら分かるけど、成果物を作る顧問は、どうなのでしょう?」
「というと?」
「顧問=アドバイザーですよね。具体的な成果物を作る人を顧問と呼ぶのは、言葉としてどうなのかということです」
「ま、まあ、そうですけど、、、」(笑)




私は、京橋駅でHさんと別れ、日比谷公園へ。
ベンチに座り、考えた。

以前ブログ記事に書いたが、私は、昭和女子大学現代ビジネス研究所の研究員でもある。
研究員はいくつかの大学の講義を受けられるが、私は、同研究所顧問の八代尚宏教授の「働き方改革研究会」を受けている。
そのなかで、このような話があった。

日本の契約社員(contract worker)というのは、社員が企業と雇用契約(employment contract)をして働くのは当たり前なので、欧米人が聞くと意味不明な呼称である。
全ての社員は雇用契約(employment contract)をするのだから契約社員(contract worker)じゃないのか、キミは何を言ってるんだ?と欧米人から言われる。
そこで、日本の契約社員の制度を説明するが、やっぱり、分からないと言われる。

欧米人は理論的だから、そうなる。
これに対して、日本人は、自分の都合や社会の都合で言葉の意味を変容させるところがあると思う。
契約社員については、結局、「正社員」と違う身分、「正社員」より低い身分という差別的な意味合いと思われる。

この日の交流会で、女性の顧問はいなかった。
男性の顧問ばかりだった。
でも、なぜ顧問なのか。
主に「元正社員管理職」が「顧問」という肩書になっている、ということだと、契約社員などの身分になるわけにはいかないのでは?






食後の散歩。
私は、公園内を30分ほど歩きまわった。
昭和女子大卒の著名な建築家、永山祐子さんの展示作品を見るためだ。

しかし、ぐるっと歩いても、(上記写真の)アヒルの置き物くらいしか見当たらなかった。
どこかで案内を見たはずなのだが、おかしいな、、、と思い、ウェブサイトを見ると、展示期間が、すでに終わっていた!
美術館やギャラリーの場合、終わっていれば単に閉まっているか、展示替えされているが、野外展示は終わっているかどうか分からない。

日付をよく確かめなくてはいけなかった。
おかげで、私は、クタクタになった、、、
足がイタイ(×_×)

私は地下鉄の日比谷駅に入った。
この後、私は別の場所で用事を済ませ、タリーズコーヒー~東劇へ。
METライブビューイングオペラ「ロミオとジュリエット」を見るためである。