2023/08/01

True love is only love at first sight



最近の私は非常に忙しい。
美術館やギャラリーにいく機会がなく、アート作品を見ることもない。
ある日、そのことに気付いた私は、何となく、Googleフォトの写真を眺めた。

すると、遡って遡って、3月中旬まで、本当にどこにもいっていなかった!!

3月中旬に行ったのは、ギャラリー椿であった。
上記写真は中村萌さんの作品である。
中村萌さんといえば、私のブログではもうお馴染み、大人気の彫刻家である。
また、その後、私は新御徒町のリンネバーに立ち寄ったときに、富田菜摘さんの素敵なブリキ作品と出会った。






新御徒町のリンネバーはアップサイクルがコンセプトの店である。
カフェインレスのコーヒーを注文し、美大出身の経営者小島幸代社長と1時間ばかり、雑談をした記憶がある。
いろいろな話をしてよく覚えていないが、「冨田菜摘さんって本当に才能があるのよ!」という彼女のひと言だけは覚えていた。
私が見るに、彼女は富田さんの「異常なファン」「熱狂的支持者」である。
玄関に彼女の作品をドカンと置き、新規客が来るたび富田さんは本当に才能がある、と拡散しているのだと思われる。

この3ヶ月間のGoogleフォトを見ると、結局、アート作品の写真が本当にこれだけしかないのだが、6月下旬、私は約3ヶ月ぶりに資生堂ギャラリーに行った。
このときは、「あいだにあるもの」という昭和の雑誌広告の展示会をしていた。












展示の写真はクラシカルな映画や小説を想起させるものばかり。
「裏窓」や「暗闇へのワルツ」などのコーネルウールリッチのミステリー小説、あるいは、名監督アルフレッドヒッチコックの「サイコ」のワンシーンのようにも見える(*'ω'*)
しかし、サイコはモノクロだったような気もする。

通り過ぎた美女がシナリオを全部変えてしまった。
そう、身も心も。

目は言葉。
目が忘れられない、それは女性への最大の賛辞。
一瞬の出会いをも永遠のものにするのは目。

古びない、スタイリッシュな広告ワード。
好みの男性を目だけでノックアウトする女がいるという。
まあ、そこまでの強烈な美女なんて、めったにいないと思う。
しかし、マスク着用のコロナ禍に、多くの女性が素顔を隠し、目力を強調したメイクをしていた。
だとすると、一目惚れの原因は、顔ではなく、目にあるというのは、実際ありそうな話である。
意外とこういう強烈な「目だけの一目惚れ」が、コロナ禍に、あるかもしれない。