2020/07/15

Moon River、脱TOKYO







きのうは久しぶりのABCクッキング。
最近は新型コロナウィルスの影響で、ABCクッキングに行っていなかった。
しかし、今回はフォアグラ(フォアグラと牛肉のポワレ)に釣られた、、、
あざといな、と思ったが、食欲には勝てない。

おやおや、女性もたくさん来ているではないか。
投資の世界には、ハイリスクハイリターンという言葉がある。
今回は特別メニューのフォアグラというハイリターンが用意されており、新型コロナウィルスというハイリスクがあるものの、それを承知でABCクッキングに出陣した会員は多かったのではないか。
もっとも、食事のときはテーブル席に1人ずつ、という決まりだった。


東京芸術劇場名曲リサイタルサロン若林顕ピアノコンサート


2020年7月15日。
コロナ禍にもかかわらず、私はひとりで、東京芸術劇場までピアノコンサートを聞きにいった。
ピアニストは若林顕。
この日は久しぶりの生演奏のようで、1曲目のショパンのバラードをかなり神経質に弾いた。
2曲目以降はリスト。
リストは彼のスタイルに合っていると思った。
全て素晴らしい演奏だったが、特に「メフィストワルツ」が素晴らしかった。
この曲はこういうふうに弾くべきだ、と私は思った。

それにしても、新型コロナウイルスの影響はすさまじい。
2000席のコンサートホールの観客はわずか100人ほど。
人気の「名曲サロン」シリーズで、若林さんでこのお値段なら、前売りの段階でかなり売れていたと推測するが、受付にパンフレットの余りが200~300部は積んであった。
恐らく半数以上ドタキャン(悪い意味ではなく)があったのではないか。


東京芸術劇場名曲リサイタルサロン若林顕ピアノコンサート


東京芸術劇場


帰りは銀座線で上野駅経由で帰ったが、上野駅をおり上野公園を少し散歩したら、行きたい美術館が休業していた。
上野駅構内のグルメ街も、いつも客が絶えることのないラーメン屋がスカスカだったり、寿司職人が暇そうにカウンターで立ちつくしていたり。
新型コロナウィルスの影響はすさまじい。
経済活動というか、日常生活というか、基本的なことができなくなった。感染者が減ったら元に戻るのだろうか。

これからは、ビジネスの中心は東京という常識が変わるだろう。
数年はかかると思うが、これまでの価値観がひっくり返る。
いまはその過渡期である。
これからは「脱東京」がキーワードとなるだろう。
私たちは徐々に生き方を変えていく必要がある。

そういえば、若林さんのアンコールは、「ムーンリヴァー(Moon River)」だった。
「ティファニーで朝食を」のなかで、オードリーヘップバーンが歌う名曲。
Googleで調べると、「作詞のジョニー・マーサーの生まれ故郷、家の裏に流れる川の通称、という説が有力です。 「バック・リバー」という名の川を、地元では「ムーン・リバー」と呼んでいたようです。」と説明があった(Google検索の質問と答えより)




私はムーンリヴァーを聞き、今置かれている世界の厳しい状況を思った。
私たちの運命は、まるで一本の河の流れのようにすでに決まりきっているのかもしれない。
今がまだ河の上流だとすれば、河口まで流れ着いたらどんな運命が待っているのだろう。
神様だけが知る運命の結末。
だが、私たちは良くも悪くもこのまま流されて生きていくしかなく、最後はいかなる形のアフターコロナも受け入れるしかないのだろう。