2025/07/14

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  • あんみつ先生の終活講座。4年ぶりに、茨城県県南生涯学習センターに帰る!
  • あんみつ先生、終活スナック「めめんともり」の1日マスターをする!
  • 水戸エクセルのSAZA COFFEEから、山奥の知らない駅へ?

■執筆者
加藤光敏
詳しいプロフィールについては、KADOKAWAのウェブサイトをご覧ください。

■連絡先
会社のウェブサイトのContactよりお問い合わせいただけます。

2025/07/11

水戸エクセルのSAZA COFFEEから、山奥の知らない駅へ?







今週は、連日、水戸で用事があった。

水戸駅には、複数の喫茶店があるが、南口のサザコーヒー(SAZA COFFEE)が、私のお気に入りである。
この日は、受付で、季節のコーヒーを注文し、カウンター席に座った。
季節のコーヒーは、酸味が強く、フレッシュな味わいで、確かに夏向きだと思った。

帰りは夜になった。

水戸駅始発の上り列車は、学生や通勤客で、かなり混雑する。
私は、グリーン車に乗ることにしたが、グリーン車は逆に、客が数人しかおらず、何やら不気味な雰囲気だった。

このまま寝てしまうと、グリーン車だけが、山奥の知らない駅に到着する。
私は、後日、行方不明者になっているかもしれない。

黒糖干し梅を舐めながら、そんなことを考えた。

2025/07/06

あんみつ先生、終活スナック「めめんともり」の1日マスターをする!




私は、今年度から茨城司法書士会の理事となったが、法教育推進委員会、研修委員会の委員でもある。
委員会の日程は、理事会とは別で組まれており、私は、不定期で、その会議に出るため、水戸まで出向く必要がある。

この日は、午後に、法教育推進委員会の初会合があった。
研修委員会は、司法書士の研修をコーディネートする委員会だが、法教育推進委員会というのは、県内の学校などに出前授業(派遣講師)をする先生の所属する委員会である。
初会合では、今年度の方針の確認、委員の顔合わせのほか、委員長選任という重要な手続もあり、出席は事実上必須だ。

私は、午前中に家を出て、途中、土浦で寄り道をし、昼過ぎに水戸に着いた。
ただ、予定よりだいぶ早く着いたため、午後の暑いさなか、中心地の施設を歩き、時間を潰した。

水戸芸術館、水戸市民会館、水戸京成百貨店。




シンボルタワーが有名な水戸芸術館は、コンサートホールと美術館がある。
しかし、この日は、展示会が開催されておらず、見るべきものがなかった。
私は、自販機で、ペットボトルのお茶を買い、芸術館の表の広場を歩いた。

その後、水戸市民会館を見て、向かいの水戸京成百貨店へ。
地下におりて、いくつか買い物をした。
そして、帰りに、1階の入口付近で、私は、アントニオ猪木の大きな人形に出くわした。






復活「アントニオ猪木酒場」、レジェンドレスラートークショー。
ゲストは、蝶野正洋、藤原喜明、前田日明、藤波辰巳。
テレビやスポーツ新聞でおなじみの錚々たるメンバーだ。

ただ、レジェンドのプロレスラーといえど、不死身ではない。
イベントの案内を見ると、年齢的にも、外見的にも、そろそろ終活の時期が到来しつつあるようだ(おっと、失礼、、、)。
もっとも、人生の最期まで、終活をせずに頑張るのも、選択肢として、もちろんアリだ。
これだけ超高齢化社会となると、世の中的には、なかなかそうもいってられないが、レジェンドのプロレスラーは例外、レジェンドは、最期までギブアップしない、ということだ。

さて、時間が来たので、私は、茨城司法書士会本部へ。
法教育推進委員会の会合は、夕方に終わった。
会議の終了後、私は、急いでバスに乗った。

水戸駅から、特急ひたちで、東京へ。
これから、終活スナック「めめんともり」の1日マスターをするためである!(*'ω'*)




水戸駅~特急ひたち~上野駅~地下鉄を乗り継ぎ、17時55分に森下駅到着。
インスタグラムのアカウントで確認すると、終活スナック「めめんともり」は、A3出口から徒歩1分だという。

開店の6時に、ギリギリ間に合うか!?

実際は、森下駅構内が広くて、やや戸惑ったが、何とか、18時ちょうどに、店の前に辿り着いた。

ああ、間に合って、良かった。。。(*'ω'*)ホッ




店のドア(写真右側)を開けると、急階段があり、2階に続いている。
上から、電話で話す女性の声が聞こえた。
終活スナックのママ村田ますみさんから事前に聞いていたが、たぶん、彼女はスタッフのYOMIさんだろう(*'ω'*)

私は、重い荷物を持って、狭い階段を上がった。

2階のフロアは、屋根裏部屋のような狭い空間だが、宝石箱の内部のようであった。
終活の既成概念を打破する、おしゃれでロマンティックな空間で、私は驚いた。
その後、YOMIさんと少し話してから、店内を見て回った。




奥の部屋には、VIP用のスペース(?)がある。
テーブルには、「めめんともり」のパンフレット、「月刊終活(鎌倉新書)」の最新号、出入りするママや関係者の名刺など。
展示スペースには、棺桶のおもちゃなどが飾られていた。

あちらのピンク色の部屋は、何があるのだろう?
大きな棺桶が置いてある・・・例の入棺体験のできるやつだ。
YOMIさんに聞くと、うちは「入館料」は取らないが、「入棺料」は1100円、取るそうである。










その後、私は、仕事内容を確認し、人生初のマスターの仕事に就いた。
ただし、たった1日のマスターである。
労働時間は約5時間。
私の収入は、時給制ではなく、お客様の売上に依存しており、あまりもらえなかった。
YOMIさんと雑談して、楽しい時間を過ごしたが、私は、どうも、接客業に向いていないような気がした。

ということで、私は、15分ほどの「デジタル終活ミニセミナー」を用意していき、ご披露させていただいたが、こちらは、友人のN先生にも大好評だった。

N先生、お忙しいところ、ご来店、どうもありがとうございました!




最後に、終活について、ひとことコメント。

私たちは、終活=高齢者のするものと思いがちだ。
しかし、高齢者は意外と、終活に興味を示すものの、終活を実行まではしないし、家族や周囲と話したりもしない。
高齢者は、ひとり静かに自分の死に直面する、日々、淡々と生きる、ということなのだと思う。

では、終活に興味を持ち、実際、何かやってみたい人、話したい人は誰なのかというと、この店の客層の中心は、若者~中年なのである。
例えば、人生が思うようにいかず死にたい人、事故病気で家族をなくしてしまった人、命に関わる病気になり若くして闘病生活中の人、障害があって生きるのがつらい人など。

彼らは、高齢者とは違い、毎日多忙であったり、仕事や家事に追われている人も多いから、静かに淡々と自分自身の死に直面する機会が持てない。
そこで、時たま、この店で、お酒を飲みながら、終活や死のことについて話すのだ。
そうすると、ホッとして、また元の日常に帰れる、ということである。
ここが彼らの居場所として役に立っているということだが、ママの村田ますみさんが私に言っていたことを思い出した。

この店のコンセプトは「終活のサードプレイス」である。
サードプレイスとは何かというと、家=ファーストプレイス、仕事場=セカンドプレイスとすると、どちらでもない、居心地の良い自分の居場所のことである。
もちろん、ここでは、同じ悩みを持つ者どうしの新しい出会いもあるようだ。
つまり、「終活」と「死」を切り口とした、コミュニティー酒場ということである。



2025/07/03

あんみつ先生の終活講座。4年ぶりに、茨城県県南生涯学習センターに帰る!

私のエッセイの第2部は、コロナ禍に、セミナー講師を始めた~というハナシである。
第2部の冒頭は、私が茨城県の講師養成講座を受講するところから始まる。
それは、約5年前、2020年の8月のことだった。
場所は、土浦駅前の市役所のビルの上階にある、茨城県県南生涯学習センターである。

以下、2020/10/24「(第2部)セミナー講師をしてみたい」より。




数ヶ月前の話になるが、8月は県南生涯学習センターの講師養成講座に通っていた。
生涯学習センターの講座というと気軽で簡単なものと思いがちだが、、、実は、私もそう思って行ったのだけれども、それほど気軽でも簡単でもなかった。
回数も多く、コスト管理やマーケティングについても専門家から学ぶ機会があり、本格的な内容。
職員に聞くと毎年人気の講座で、今年は新型コロナウィルスの影響で申込者が激減したため、締切ギリギリに電話で申し込んだ私でも間に合ったようだ。
ここで、セミナー講師は会場に行って喋るだけでお金がもらえる、というのは安易な考え方だと思い知った。
自主企画講座の場合なんかは特に、事前準備や雑務があり、かなり大変だというのだ。

中略。

さて、私も茨城県の大井川知事のハンコの押された修了証をもらったことだし、Yさんのようにセミナー講師をしてみたくなった。
現在その準備中である。




その後、2021年1月から3月までの間、私は、準備した資産運用講座を、ここで実際にやった。
実は、これが、あんみつ先生のデビュー講座である。
コロナ禍の開講だったので、無事全ての講義ができたのは、とてもラッキーだった。
当時、私が開講日を選択できたのだが、もし私がスケジュールを1週間遅らせていたら、緊急事態宣言で、私の講座は中止されていただろう。

以下、2021/03/29「あんみつ先生、あんみつ屋へ行く」より。




さて、あんみつ先生の「ちょっとためになる金融と経済のはなし」が3月28日に無事全て終了した。
受講生、関係者には心より感謝を申し上げたい。

まず、新型コロナウィルスの感染拡大で、1月の開始直前に多くのキャンセルが出た。
次に、1月~2月の茨城県独自の緊急事態宣言で、3回目以降が振替となり、欠席者が多く出た。
内容が難しいというご指摘もあったが、それにしては、ほとんどの受講生が最後までよく聞きに来てくれたと思う。

講義終了後、何人かの受講生が私のところに来て、お礼を言われたのがうれしかった。
また、講師養成講座で知り合ったYさんから、ブランデーケーキの贈り物をいただいた。
彼女は現役のセミナー講師で、FP(ファイナンシャルプランナー)であるが、FPは資産設計の専門家で投資のことは詳しくないので、大変勉強になったといわれた。

後略。






それから約4年が経過した、2025年6月25日、7月2日。
私は、再び、茨城県県南生涯学習センターに、講師として登壇した。
ただ今回は、資産運用講座ではなく、終活講座であった。
終活講座は全5回シリーズで、私は、最初の2回を担当した。
内容的には、2時間×2回で、終活の総論的なこと、全体像を話した。

終活講座は、いつものことで慣れっこだが、私がしくじると、3回目以降の出席率が下がり、他の先生のご迷惑になってしまう。
私は、トップバッターとして、なかなか重要な役割を担っていたように思う。




ありがたいことに、50人の募集枠(定員)に対して、65人の申込があった。
第1回目は60人近く、第2回目は50人前後の受講生が来てくれた。
教室の席は、ほぼ埋まっていたが、もちろん、ほぼ全員が私より年上の生徒さんだった。

講座の終了後、少し話したおばあちゃんは、杖をついていたが、何と、89歳だった!
89歳のおばあちゃんに、私の講座をフルで聴いていただき、よく分かった、といわれ、感謝の言葉もいただいた。
これは、大変光栄なことだ。




最後に。
実は、もうすぐ80歳になるママ殿も、私の終活講座を潜入受講していたのだ。
もちろん、自分自身の終活のためだが、うちの息子がちゃんと講義ができているか気になったらしい。

当日は私と一緒にセンターに入り、私と一緒に担当者に挨拶をして、講師の控え室で待機をして、お茶を飲んだりしていた。
教室では、目立たないように、すみっこに座っていた。
ママ殿は、なかなか面白い経験ができたのではないだろうか。

帰りは、センターのロビーで、記念写真を撮ってから帰った。
帰りの電車内で、ママ殿に感想を聞くと、予想していたより良かった、非常に良かった、といわれた。
いつも、いろいろ注意されるのだが、「合格」だといわれて、私は意外だった。



2025/06/18

memento mori



私は、「めめんともり」という終活スナックで、1日マスターをすることになりました。
デジタル終活のミニセミナー付きです。

7月4日(金)18:00-23:00
終活スナック「めめんともり
半蔵門線森下駅徒歩1分

お時間があれば、ぜひ、飲みにいらしてください♪
よろしくお願いします。
私の1日マスターイベントの詳しい案内&予約は、「こちら」のページをご覧ください。

なお、店内には棺桶が置かれていて、入棺体験(!?)もできます。





さて。

6月14日。
私は、日本テクニカルアナリスト協会(NTAA)の定時総会に出席してきた。

テクニカルアナリスト協会は、会員の大半が金融関係者である。
去年同様、日経平均株価が4万円前後と順調に推移しており、会場は明るいムードだった。

総会が終わると、恒例の懇親会がある。
会場は、兜町の中華料理店「小楠国」。
去年の懇親会も、ここで中華料理のバイキングだったが、パンチのきいた味付けで、兜町界隈の人たちに人気のようである。







料理は、とても美味しかった。

しかし、予想以上に参加者が多く、会場が狭かったため、居心地はあまりよくなかった。
おかわりを取りにいって戻ると、誰かが立っていて、自分の居場所がなくなってしまうのだ。
そこで、私は途中から、会場を出たところの受付机を拠点にした。

受付机には女性スタッフが座っていたが、受付が終われば誰も来ない。
私は、雨傘入れのビニールの上に皿を置き、落ち着いて食べることができた。
受付の女性スタッフと少し話したが、彼女は、参加者リストの確認や、集めた食事代の計算で、忙しそうだった。






私は、ほとんどの時間、壁を目の前にして、ひとり、黙々と食べ続けた。
バイキングは2時間制。
私は、1時間30分経過したところで、静かに箸を置いた。

壁に向かって、、、
「もう限界です!」(*'ω'*)ハ~
「食べすぎました。。。」
「そろそろ帰ります」

私は、数人に軽く挨拶をして、店を出た。
帰り道は、銀座線の日本橋駅から帰ったが、駅構内のベンチで30分ほど休んでから、電車に乗った。

こんなに食べたのは久しぶりだ。
家に帰って、ママ殿に報告すると、「外で食べすぎて動けなくなるなんて、食い意地が張っている。いい年して、みっともないですヨ!」と注意されてしまった。

まあ、確かにそのとおりだが、食欲があるのは、元気に生きていることの証拠でもある。
私たちは、今日元気にしていても、明日どうなるか分からないのだ。
だから、後悔のないように、いまの自分の欲望をみたすことも重要だと思う。
未来のことを考えたり悩んだりすることよりも。

「メメントモリ」は、そんな意味合いの言葉だったと思う。

「終活」スナックとは、どんな場所か、私はまだ行ったことがないので、分からないが、スナックのママ(村田ますみさん)に聞くと、幅広い年代のお客さんが飲みに来るという。
終活についてマジメに語り合う場面もあるが、ただの出会い系酒場(?)なのかもしれない。

では、7月4日夜に、スナックで、お会いしましょう♪


東京タロット美術館、法王


以下は、2022年8月1日の記事「The story of Tokyo Tarot Museum(2)Temperance and The Hierophant」より。

ああ、そうだ。
神の代理人といえば、、、ふと思い出したことがある。
2年前に会った芸術家兼僧侶禿鷹墳上先生、彼のアトリエで数枚の不吉な絵を見たのだが、そのときに教わった言葉である。
「メメントモリ(memento mori)」。
私は早速、写真フォルダからその時の写真を探し出した。
確か、2020年2月28日だ。
新型コロナウィルス感染拡大の初期に会ったきりだが、いま彼はどうしているだろう。

2年前のことなので、メメントモリのことを、すっかり忘れていた。
私は、スマホでWikipediaを検索した。
メメントモリとは「死を忘れることなかれ」という意味で、芸術モチーフのひとつである。
いつ死んでも後悔のないよう今を大切に生きる。
常に死を意識していたいから死に関する作品を描き、そばに置いておくのです、と彼は私に言っていた。

(中略)

メメントモリに関する芸術作品としては、①墓石(Grave)、②死の舞踏(英語Dance of death、独語Totentanz、仏語La Danse Macabre)、③静物画(Vanitas)、④写真、⑤時計、などがある。

(中略)

この場合の写真とは死を彷彿させるもので、典型的かつ直接的なのは死骸そのものの写真である。
しかし死骸そのものの写真をギャラリーに出すのは難しいため、例えばコラージュするなどして作品化することが考えられる。
時計については、時計の針が止まればそれは死を意味するなど、単純で分かりやすいモチーフである。

「時計は、「現世での時間がどんどん少なくなっていくことを示すもの」と考えられていた。公共の時計には、 ultima forsan(ことによると、最後〈の時間〉)や vulnerant omnes,ultima necat(みな傷つけられ、最後は殺される)という銘が打たれていた。現代では tempus fugit(光陰矢のごとし)の銘が打たれることが多い。ドイツのアウクスブルクにある有名なからくり時計は、「死神が時を打つ」というものである。スコットランド女王メアリーは、銀の頭蓋骨が彫られ、ホラティウスの詩の一文で飾られた、大きな腕時計を持っていた。」(Wikipediaより

時計か、、、そういえばいま何時だろう。
もうそろそろ時間かな。
いや、まだか。

東京タロット美術館は、90分の入替制である。
5時15分、トイレを借りてから、少し早めに美術館の部屋を出た。
すると玄関先の狭いスペースに、マスクをした女性が立って待っていた。

次のおひとり様のお客さんか。
ぱっと見、メイドカフェのメイドさんのような、魔女の宅急便の主人公のような、小柄でかわいらしい女性だったが、彼女を見たときに既視感があった。
そういえば浅草橋は秋葉原の隣町である。

彼女と私は狭い場所で目が合った。
目力がすごい、、、かなりの美人だが、意志が強そうだ。
彼女がまっすぐに私を見つめるので、何だろう??と思った。
私は目をそらせず恥ずかしくなり、何か話さないといけないと思った。

「どうかしましたか??」
「いいえ、、、」
「失礼ですが、5時30分の予約の方ですよね。」
「はい、そうです。」
「私ひとりだったから、もう部屋に入れますよ。そこにいると暑いでしょう。」
「いえ、大丈夫です。それに、まだ5時30分ではないですが。」
「入館時刻から90分のカウントにしてもらえますよ。」
「そうなんですか??」
「はい。だから早めでも早く帰れば大丈夫^^」
「なるほど。ありがとうございます。ここ、暑いので助かりました^^」

彼女はうれしそうに、早足で美術館の部屋の中へ。
でも、きつい美人かと思ったら全然違っていた。
まっすぐに私を見る嘘のない視線、私は以前それをどこかで見たような気がした。

2025/06/15

税理士一筋30年、ガチ税理士とガチ中華

ここで、本日作る「マンディアン」について説明しよう。
もともとは、修道士の僧服のことである。
ヨーロッパ映画やオペラによく出てくるが、私たちは、ドラゴンクエストのキャラクターをイメージすると分かりやすいかもしれない。
チョコレートの上に、レーズンやナッツをのせたものが、修道士の僧服と似ていることから(トッピングはネックレスの装飾か)、マンディアンと呼ぶそうだ。





Y先生と、生徒6人。
私たち参加者は、それぞれ、普通のチョコレート色のマンディアン2つ、ホワイトチョコのマンディアン2つを作った。
作業は短時間で終わったが、完成まで冷やすので、その間、春の新コースの売り込みを受けた。
これは、まあ、いつものことなので、参加者一同、受け流すのだが、4月に異動してきたばかりのY先生は、生徒獲得のため、一生懸命だった。

ペアの無料体験レッスンの予約ができるから、知り合いを連れてきてほしいという。
私は、Y先生の目の前に座っていて、ただならぬプレッシャーを感じた。

私は、頭のなかに、数人の知り合いを思い描いた。
一応、候補者といえる人はいる。
Y先生は、あてがはずれたらキャンセルしていいというので、じゃあ、予約を入れます、と言った。

予約すると、Y先生から、アーモンドミルクがもらえた。





■予約内容
5月24日(土)1330ー1530
海老のクリームソース等
Y先生
ABCクッキング丸の内
ペアの無料体験レッスン

野蛮で凶暴な姉なら、料理教室に来ないだろう。
しかし、姉ソックリの妹で、レディー・イヴのような令嬢ならどうだろうか。

以上、2025/04/28「丸紅ギャラリー。ボッティチェリの「美しきシモネッタ展」の記事より。








結論から言うと、5月24日の丸の内教室の無料体験ペアレッスンは、忙しくて、行けなかった。
その代わり、6月になって、北千住教室の無料体験ペアレッスンに参加した。
ただ、相手は、令嬢ではなく、知り合いの税理士のU先生(男性)である。

今回の記事では、ABCクッキングに、U先生を連れていくことになった経緯を書こうと思う。

5月のある日。
私は、U先生の税理士事務所を初めて訪問した。
彼の事務所は、下町の駅近くの雑居ビルの5階にあった。
事務所に着いたのは、6時チョット前。
私がドアを開けて入ると、数人の事務員が一斉にこちらを見て、突然の訪問客を怪しんだ。
が、U先生と約束があるというと、私はすぐ応接に通された。

ここは、高度成長時代の日本を思わせる、昭和風の事務所である。
応接室の黒いソファーは、座るとフカフカだった。
明らかに高級品だ。
インテリアも凝っている。
重厚な本棚の上には、宝飾品付きのクラシカルな置き時計がある。
私は、出されたお茶(小さなペットボトル)を飲みながら、U先生の帰りを待った。

ちょうど6時、バン!とドアの開く音がした。
U先生が事務所に戻ってきたのだ。
仕事の途中、急いで戻ってきたようだ。
U先生は、私に、早速、出かけようと言った。

私たちは、エレベーターで下におりて、表通りに出た。
今日は、客人の私に、おごってくれるという。
歩きながら、和食がいいか、中華がいいかと聞かれたが、私は、中華を選んだ。
すると、U先生は、少し歩くけど、と言って、行き付けの店に私を連れていった。

その店は、下町にありがちな、赤い看板の中華料理屋で、店内は雑然としていた。

「おや、厨房のお姉さんたち、中国語で、話してますね」
「ここは、本格中華です」
「ガチ中華?」
「ウ~ン、ガチ中華って、よく分からないけど、そうかもしれない。食べ放題なので、どんどん頼んで!」
「いただきます♪」











料理は、美味しいが、いくつか激辛料理があった!
口の中が、ヒリヒリする。。。

私は、お酒を飲みながら、少しずつ食べていった。
しかし、私の目の前で、U先生は、この激辛メニューをパクパク食べた。

スゴい勢い、、、

1時間ほど経過し、私は満腹になり、締めのラーメンを頼んだ。
しかし、U先生の食べる勢いは衰えず、ここにある料理を、ほとんど全て食べてしまった。





食後、爪楊枝で歯の手入れをしながら、U先生は、自分のことを話した。
田舎の学校を出て、東京に出てきて、下町の税理士事務所で、長く下積みをやった。
そして、最近ようやく独立したが、事務員が数名いる中規模事務所で、滑り出しは順調のようだ。
私と同じで、まだ独身だという。

「U先生は、ガチ税理士ですね。何年やってるんです?」
「30年くらいかな」
「税理士一筋30年とは、すごい!」
「そ、そうですか?」

私は、牛丼一筋30年(いや、300年だったような気もするが?)という、ゆでたまごの「キン肉マン」の歌を思い出した。

「そういえば、税理士は、1科目ごとの試験ですよね。あれって、どれくらい難しいんですか?」
「そうですね、私は、税理士試験は、めちゃくちゃ難しいと思います。だから、税理士試験って、いま、流行らないんですよ(笑)」
「なるほど。司法書士試験もそうですけど」
「税理士は人気の職業です。しかし、税理士試験は不人気です。いま、税理士試験合格組の税理士は非常に少ないのです。例えば、公認会計士とか、国税とか、他のルートから、税理士登録する人が多数派になってまして、税理士業界は、この30年で、ずいぶん変わりました」

このあたりで、中国人の店員がやってきて、食べ放題の時間が過ぎたというので、私たちは、店を出た。
その後は、それぞれ自分の仕事が残っているので、駅前の交差点で別れた。





後日。
私は、U先生を、ABCクッキングの体験ペアレッスンに誘ってみた。

私たちの先生は、20代の若い女性だった。
もちろん、これは無料体験レッスンだから、ABCの先生は、しっかり、U先生を勧誘する。
「外食ばかりでは、健康によくないですよ」「健康のため、自炊は必要です」「料理教室に通えば、自然と自炊ができるようになります」などと言っていた。

そうそう、私がU先生を誘ったのは、そういうことなのだ!

U先生は、若い女性の先生の指示に従い、黙々とパンを捏ねたり、野菜を切ったり、豚肉を叩いたりした。
できあがった料理は薄味で、U先生には、やや味気なかったかもしれないが、あとで聞いたら、とても面白かったといわれたので、私は、ホッとしたのだった。

2025/06/13

確かに私は、理事になっていた!(*'ω'*)






5月中旬~6月は、総会のシーズンである。
今年も去年同様、東証ペンクラブ、茨城司法書士会、日本テクニカルアナリスト協会(NTAA)の定時総会があり、5月16日は、前回記事に書いたように、東証ペンクラブの総会だった。

その翌日、5月17日、私は、茨城司法書士会の総会に出席した。
場所は、水戸京成ホテルの大広間だが、ここで、私は、本会の理事に選ばれた。

そして、数日前、ようやく本会の新役員名簿ができあがった。
早速、見てみたが、確かに私は、理事になっていた!(*'ω'*)

ということで、今後は、定例の理事会に出たり、会務に携わるため、水戸まで出かけることが多くなるだろう。

2025/06/12

今年の東証ペンクラブ。大御所3人に囲まれて思ったこと

ゴールデンウィークが明けると、5月中旬~6月は、総会のシーズンである。
今年も去年同様、東証ペンクラブ、茨城司法書士会、日本テクニカルアナリスト協会(NTAA)の定時総会がある。

5月16日。
私は、東証ペンクラブの定時総会に出席した。
場所は、日本橋の日本証券業協会(日証協)の会議室である。




いつものように、私は、会議室の入口で、会報誌「Pen」の最新号を受け取り、中に入った。
ここで14時から、基調講演と定時総会があるが、私は、2列目の席に座った。
最前列に、この日の基調講演の講師を務める羽田重年先生が座っており、私は、羽田先生と挨拶を交わした。

羽田先生の隣は、岡本博先生である。
岡本先生は、日本の元祖テクニカルアナリストのひとりである。
私の所属するNPO法人日本テクニカルアナリスト協会(NTAA)の初代理事長を務められた。
また、日経新聞出版社の「テクニカル分析大全(日本テクニカルアナリスト協会編著)」のあと書きを書いている。
長年、ガリバー野村證券に在籍し、投資信託部門で活躍したが、すでに隠居している。
しかし、今もなお文筆は冴え渡り、毎年「Pen」に、面白い記事を寄稿している。

私は、岡本先生にも、ご挨拶をして、席に戻ると、今年の寄稿記事を読みながら、開始を待った。




その後、定刻どおり、羽田先生の講演が始まった。

羽田重年先生も、超一流のテクニカルアナリストである。
NTAAの元理事で、現在、NTAAとは距離を置いて活動している。
長年、海外で、ヘッジファンドマネージャーなどをしていた。

そして、開始直前に駆け込んで来て、私の隣に座った高齢の男性は、あの、伝説の相場師ではないか!?(*'ω'*)
T氏といえば・・・いや、ここでは、書かないでおこう。

ウーン、、、大御所3人に囲まれて、私は、かなり緊張してしまった。




ペンクラブの総会が終わったのは午後4時すぎ。
帰り道、私は歩きながら考えた。

先ほどの大御所3人は、実力も実績も、業界の職位も、超一流である。
しかし、マスコミに出てこないから、知名度は低い。
どうも、この業界、本格派は表に出てこないような気がするのである。

私は、なぜだろう、と思ったが、考えてみると、これは自然なことだ。

岡本先生は、著書に、相場の張り方を他人に教えるものではない、と書かれていた。
相場は勝負の世界だから、相場の勝ち方など有益な投資情報を、赤の他人に教えることを商売とするのは、チョットおかしいんじゃないか、ということである。
赤信号みんなで渡れば恐くないと同じ原理が、相場にもあてはまるので、そんなことはないなど、いろいろなご意見があるとは思うが、シンプルに考えて、岡本先生の指摘は真理を突いていると思う。
だから、本格派は表に出てこない、ということ。

では、最後に。
今年の私の「Pen」寄稿エッセイについて、少しご紹介をしておこう。










「障がい者のための金融教育に携わって」というタイトル。
お堅い内容だが、私が(日本銀行の関連委員会)金融広報委員会のアドバイザーをしていたときの拙いエピソードである。

私は、去年の「Pen」で、テクニカル分析の記事を書き、日経平均とドル円の年間の高値安値の相場予測を、ほぼ的中させた。
そこで今年は、別のネタを書いたのだ。
なぜなら、私のような者の相場予測が、2年連続で、マグレ当たりするわけがない、と思ったからである。

2025/06/01

1週間遅れのオレンジのレアチーズケーキ









今年の母の日は、5月11日(日)。

しかし、ゴールデンウイーク明けは、何かと忙しいのだ。

1週間遅れの5月18日(日)。

私は、北千住マルイのABCクッキングで、オレンジのレアチーズケーキを作った。

帰りがけ、駅前の100円ショップに立ち寄り、シールを買って、貼り付けた。

が・・・帰宅すると、ママ殿は、すでに、別のおやつを用意していた。

そのため、ケーキは、翌日に持ち越しとなった(*'ω'*)ウーム

そして、翌日。

全部食べると、もったいないといわれ、まずは、半分だけとなった(*'ω'*)...

「今年は、何もくれないのかと思ったら、手作りのレアチーズケーキとは。なかなかやるわね。大事に、いただきましょう♪」

2025/05/13

海の見える日立市で無料相談会












先週、私は、日立市役所の司法書士無料相談会の相談員をしてきた。

常磐線の普通列車を乗り継ぎ、2時間以上かかったが、今回は、「旅」という言葉がふさわしかった。

日立駅に到着したのはお昼過ぎ。

事前に聞いていたとおり、駅構内からは、美しい海と地平線と空が見渡せた。

ただ、カウンター席から海を眺められる「絶景天空カフェ」は混雑しており、私は、早めに日立市役所へ。

お昼は、近くの吉野家で、牛丼の大盛りを食べることにした(*'ω'*)ウマイ!!

最近は、終活に関するご相談が多いが、終活の相談者は、結構、深刻な話をされる。

また、終活のやり方は、人により様々である。

相談員は私ひとり(*'ω'*)アセアセ・・・3時間、相談に対応した。

帰りは、夜9時過ぎになり、これは、なかなかのハードスケジュールだったと思う。