2025/12/30

2025年、わたしのAfter Christmas Eve







2025年のクリスマスは、仕事をしているうち過ぎ去ったが、26日は用事があり、ひとりで都内に行った。

帰り道、六本木のけやき坂のイルミネーションがきれいだった。

12月は風邪を引いていたが、原稿の締切があり、家にこもって執筆が捗ったので、かえって良かった。

年末年始は、家でゆっくりしようと思う。

みなさま、よいお年をお迎えください。

2025/12/14

2025年の終わり詣・湯島天神



初詣の湯島天神は混んでいるが、年末は空いている。
初詣は自分勝手な願い事をするものだが、年末なら1年の無事を神様に感謝するだろう。
そんなお参りの仕方もあっていいと思う。
これを私は勝手に「終わり詣」などと名付け、手帳の12月の予定に書き込んでいる。
師走にホッとする時間が得られるので、わりとおすすめである。
(2019/12/26「湯島天神、恒例の終わり詣(2019年)」より)

今年も、湯島天神で、恒例の終わり詣をしてきた。
湯島天神オリジナルの御朱印帳を持参し、御朱印を手書きしてもらうのだが、令和元年(2019年)12月から7年連続である。




その後は、湯島天神を出て、徒歩で上野広小路へ。
広小路の交差点に立つと、ああ、年末だなあ、と感じる。
行き交う人が慌ただしく見える。

上野松坂屋のデパ地下におりると、年末の買い物客で、ごった返している。
老夫婦の「高くて買えない」というボヤキが聞こえた。
私は、デパ地下から上野広小路駅へ、銀座線に乗り、新橋に向かった。

新橋駅からパナソニックのビルの方へ歩くと、徒歩数分の場所に、名所「旧新橋停車場鉄道歴史展示室」がある。
埼玉には、大がかりな鉄道博物館があるが、こちらは、鉄道に関する展示会をするギャラリーである。
ちょうど通り道にあったので、数年ぶりに寄ってみた。





しかし、案内にある「山手線 駅の情景」の展示会は12月9日からで、まだ展示替えの最中だった。
私は、隣接する「おーいお茶博物館」をのぞいてみることにした。

そもそも、「おーいお茶」は、どこのメーカーのお茶だったか?(*'ω'*)

ペットボトルのお茶は、酒類とは違い、消費者にとって、区別の意味があまりないだろう。
私は単に、店先で最も安いお茶を選んでいる。
どこのメーカーのものか気にしていない。
それでも、テレビCMを思い出すと、「おーいお茶」は伊藤園だ!と思い出した。
ただ、「伊右衛門」がサントリーで、「おーいお茶」が伊藤園、、、ほかは、思い出せなかった。







展示によれば、最近の茶畑は、最先端のテクノロジーによって、合理化効率化されている。
大企業が関わると、保守的な農業の世界も、このように進化するのである。
最近、お米の値段が暴騰し、政治問題にもなっているが、構造改革をして合理化効率化を進め、値段を下げる努力をするのが本筋だろう。

また、アップサイクルと書いてあるが、これはリサイクルとはちょっと違う。
リサイクルは、繰り返し使い回すことだが、アップサイクルは別の用途で使うことである。
こちらは、「付加価値」を上げるというイノベーションがある。
ただ、物価高騰中の現在の日本について見ると、モノやサービスの付加価値の上昇が伴っているとは思えない。
また、合理化効率化が目覚ましく進んでいるわけでもなく、イノベーションが起きているわけでもない。
今後、お米の暴騰と同じような事態が、あらゆる分野に波及し、国民生活をさらに破壊する事態も十分考えられる。





「おーいお茶」の博物館を見たあとは、浜離宮のそばのコンラッド東京へ。

コンラッド東京はヒルトンホテルの系列だが、スタッフに案内され、ホテル内を歩くと、ヒルトンバケーションズの受付を見つけた。
こないだのAMEXのイベントで、ヒルトンバケーションズの人を見かけたような気がする。
ヒルトンバケーションズは、コンドミニアムの利用権売買などを手がける不動産会社で、いまその手のビジネスが人気なら、不動産バブルの絶頂期である。

ということは、昭和のバブル時代、あなたがうっかり買ってしまった、北海道の原野や沖縄の無人島も、もしかすると、いま売れるかもしれませんよ~(*'ω'*)!!

さて、来年も、こんなバブリーな状況が続くのだろうか?






2025/12/09

You are beautiful, but I am busy

 


最近の私は、水戸方面に行く機会が増えている。
その代わり、都内に行く機会が減っている。

11月下旬、この日も朝早く、常磐線の特急に乗り、水戸駅に着いた。
これから水郡線というローカル線に乗って山間の町に行くのだ。
しかし、電車の本数が少なく、発車まで、まだ30分以上、時間がある。

私は、いったん、水戸駅の改札を出た。
ひと休みしようと、駅ビルの中のSAZAコーヒーをのぞいた。
大きな窓の奥には、店員の人影が見えるが、JRの駅ビルは10時開店である。

ゆっくりコーヒーを飲めるのは、帰りだな、、、




私は、SAZAコーヒーのテラス席で書類を整理して、開店を待った。
そして、10時開店と同時に入店し、お惣菜店で弁当を買い、水郡線に乗り込んだ。
早めのランチは、資料を読みながら、電車内で済ませた。

お昼過ぎに用事が終わり、帰りは水戸駅で下車して、今度は別の用事を済ませた。
SAZAコーヒーに入店したのは、夕方、暗くなってからだった。

私は、レジで、いつもの女性店員に、クリスマスブレンドを頼んだ。
こないだは、勝田の本店で、ゴルダという風変わりな味と香りの銘柄を飲んだ。
それに比べると、彼女の運んできたブレンドコーヒーは、無難な味と香りで、普通だった。

が、私は、このコーヒーを飲んで、心が落ち着き、非常においしいと感じた。





私は、ブレンドコーヒーを飲みながら考えた。

まあ、何と言うか、世の中的には、ブレンドコーヒーみたいな人間であることが非常に大事だな。
学校では、多様性や個性の尊重などと教えるが、実社会では、なかなか難しい話だ。
やはり、普通かどうかという物差しで評価されるのが、世の中の基本的なあり方である。

私自身も、正直、普通だということが心が落ち着く理由であったり、良かったと思う理由であったりすることがある。
そういうことなら、個性的な美人アーティストよりも、普通っぽい喫茶店の美人店員の方が良いとか、水戸エクセルのSAZAコーヒーのメニュー表に、ゴルダとあっても、私は次回も彼女に、普通のコーヒーを頼むとか、そっちが妥当な解のような気がしてきた。




翌日、私は、AMEXの異業種交流会に出るため、品川の天王洲アイルに向かった。
渋谷方面で用事があり、行きは、浜松町でモノレールに乗り換えて行った。

天王洲アイルは、場所的には品川の東側のベイエリアになる。
このあたりはもともと倉庫街で、天王洲アイルが拠点の寺田倉庫がよく知られている。
倉庫内は、イベントスペースとしても使われており、現代アートの展示会などが開催されることもある。

大通りを歩くと、早速、AMEXの青い案内板を見つけた。
その手前に、赤字で「OF ART」と書かれたギャラリーの道案内があった。





脇道に入るとイベント会場の入口があり、路上に黒服の男性が数人立っているのが見える。
このまま真っすぐ行くと「WHAT MUSEUM」というギャラリーの正面入口がある。
ギャラリーの営業は5時までで、まだ開いている。

私は、個展の案内の大きな看板を眺めた。

個展名「きみはうつくしい(You Are Beautiful)」とある。
なるほど、、、(*'ω'*)
しかし、わたしは忙しいので、また今度にしよう。

これまでの私なら、ふらりとギャラリーに入ったが、最近、そうではなくなっている。
イベントが始まるまで、30分ほどあったが、私は脇道の方に歩き、裏口からエレベーターに乗った。
私が乗ったのは、美術品や舞台道具を運べる大掛かりな業務用エレベーターであった。
私は、エレベーターの内装がアーティスティックであることが、ちょっと気になっただけだった。








異業種交流会では、いろいろな人と話した。
30歳前後のアーティストっぽい女性を見かけたので、私から声をかけた。
話をすると、彼女は、やはり、アーティストだった。
本業は会社員で、アーティストは副業だという。

副業で、アーティストねえ、、、それなら普通の人だな(*'ω'*)

私は、彼女のインスタグラムのアカウントを教えてもらい、後日フォローしたが、彼女は会社で給料をもらい、アーティストとしての売上も少しあるようだ。
だからこうして、AMEXのカード会員として交流会に出て来られるのだろう。




イベントが終わったのは夜8時近く。
私は、大通りのバス停から都バスに乗り、品川駅へ。
エキュート品川の一角で、ジュエリーデザイナーのMさんが、クリスマス前の展示即売会をしているというので、電車に乗る前に、のぞいてみた。

私は、久しぶりに、Mさんと会った。
話を聞くと、固定客がいるので、商売はそこそこ順調のようだ。
しかし、「結構、商売繁盛してるんでしょう?」と聞くと、「この手の商売は水物で、いい時と比べると良くない」と言われてしまった。
私は肩をすくめ、「そうなんですね、、、」と答えた。

ただ、私は売場に入るとき、会社帰りの女性客が彼女のアクセサリーを購入していたのを見たばかりだ。
私は、言葉とは裏腹に、かなり売れているのでは、とも思った。
私は、「今後もジュエリーデザイナーを続けていくんですよね?」と聞いてみた。
すると、彼女は悩ましい表情をして、こう言った。

「私、この仕事、向いてないんですよ」
「まさか。こんなに長くやっていて、今さら、向いてないってことはないでしょう(笑)」
「いいえ、向いてません。それに、私、もう32才だし、そろそろフツーがいいんですよね」
「はあ、フツーがいいんですか。なるほど、、、じゃあ、さっきAMEXの交流会で、おにぎりを持ち帰ってきたので、この牛カルビおにぎり、あげますよ」
「あら、立ち仕事でお腹がすいているので、ちょうどよかった。いただきます。4ついただいてもいいかしら?」
「いえ、2つは私が帰りの電車内で食べるので、あなたにあげられるのは、2つです」
「電車内で食べるの?」
「品川始発のグリーン車に乗るので。あ、そろそろ電車の時間だから、帰りますね」

まもなく、品川発の上野東京ラインが発車する時間になるので、私は別れを告げ、その場をあとにした。
彼女は現在も独身だが、実家の両親や祖父母は厳格なタイプで、彼女自身も実は保守的なタイプに属するといっていた。

そんな話、私は初めて聞いたなあ。
CLAP YOUR CHRISTMASかあ、、、(*'ω'*)
1年なんてあっという間だ。


2025/12/06

アートの世界に逃れる(2)



今年5月のことだ。
東京のパレスホテルで、WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)の定例のイベントがあった。
購読者向けのイベントで、ランチビュッフェ付きの基調講演がある。

私は、このイベントに参加するため、久しぶりに、皇居近くのパレスホテルに行った。

東京駅には、11時過ぎに到着した。
パレスホテルの最寄駅は地下鉄の大手町駅で、東京駅から歩くと、少し距離がある。
地下道を歩いて行けるが、私は、表通りを歩いた。








イベントは、前半がランチタイム、後半が基調講演である。
ランチビュッフェのとき、取り皿を持って歩いていたら、目の前に、友人が立っていて驚いた。

彼は、忙しいので来れないと、私に言っていたはずだが、予定変更となったようだ。

彼はご機嫌であった。
どうやら仕事がうまくいっているようである。
私は、顔の広い彼のおかげで、いろいろな人と挨拶ができた。
ただ、料理をつまみながら、参加者どうし、名刺交換をしたり、話したりするが、異業種交流会のようなものではない。
購読者どうし、軽い挨拶と情報交換をして、今後の状況を話す程度である。





司会者から、そろそろ講演が始まるので、着席するようにいわれ、私たちは、用意された椅子に座った。

講演のタイトルは「貿易新時代」。
登壇者は3名で、WSJの記者2人と、日銀の元審議委員で現在は慶應義塾大学教授の白井さゆり先生である。
講演は、記者2人が話題をふって、白井先生が専門家として答えるトーク形式で進んだ。

前半の話題は、トランプ大統領の関税政策だった。
基本的に、私たちは米国に依存している以上、米国のやり方を理解し、寛容になる努力をする必要があるとのこと。
後半は、日本の金融政策に話が及んだが、当時の内容であり、現在とは状況が異なるかもしれない。
だいたい次のような話があった。

・現在、インフレ率は、3.6%程度「も」ある
・この状況では、「早期に」利上げをする必要がある
・「いま」利上げしなければ、いつ利上げするのか

いや、この時から半年以上経過したが、状況はほとんど変わっていないか。





ホテルを出たのは、2時過ぎだった。
だいぶ暑くなってきたので、帰り道は地下に入り、ギャラリーロードを歩いた。
行幸地下ギャラリーというのだが、大手町(皇居方面)と丸の内の改札の間に、広々とした地下道がある。

いつも、ここで写真展をやっている。
ギャラリーロードは人通りが少なく、足を止める人をほとんど見かけないが、それでも、たまには足を止め、作品をじっくり眺める物好きもいるのだ。

そう、私である(*'ω'*)!!



(以前の国際ビルの写真)



(こちらも同じく、以前の国際ビルのエントランスホール)


(これは、三菱一号美術館の辺りだろう)



(丸の内仲通り)



(晴海通りからの丸の内)


私は、いつも目の前のものを単にスマホで撮るだけの、写真のドシロウトである。
しかし、そんな私でも、それっぽい写真を、たまたま撮れることがある。
先ほどの写真を見て、私は、かつてのブログ記事を思い出したのだ。

下の写真は、私のお気に入りの写真である。
以下、2024/6/6「アートの世界に逃れる?」より。




銀座三越の交差点。
10時を過ぎると、ガラガラだ。

会社帰りと思われる男女のカップルが、タクシーを止め、乗り込んだ。
これから、2人は、ホテルかどこかに行くのだろうか。

私は銀座線に乗るために、地下への階段をおりた。

不自由で息苦しい関係から逃れたい場合、愛し合うふたりは、どうすればいいのか?
もちろん、過激な選択肢は避けた方がいい。
ゆるやかで平和な選択肢のひとつ、それがアートだ。

ともに、アートの世界に逃れる。

すると、自分の物差しを自分で作れる、自由で心地よい、ご機嫌な恋人のできあがりだ。
つまり、愛とはそのようなもので、アートの世界には愛の秘密があるのではないだろうか。










これは、出版元の生活の友社から、著者の私に送られてきたものだ。

私の書いた記事が、アート誌「美術の窓」視点(コラム)に掲載された。
9月号、10月号、11月号の全3回の短期連載。

興味のある方は、バックナンバーをお買い上げいただき、ぜひ、読んでください(リンク)。