私のエッセイの第2部は、コロナ禍に、セミナー講師を始めた~というハナシである。
第2部の冒頭は、私が茨城県の講師養成講座を受講するところから始まる。
それは、約5年前、2020年の8月のことだった。
場所は、土浦駅前の市役所のビルの上階にある、茨城県県南生涯学習センターである。
以下、2020/10/24「(第2部)セミナー講師をしてみたい」より。
生涯学習センターの講座というと気軽で簡単なものと思いがちだが、、、実は、私もそう思って行ったのだけれども、それほど気軽でも簡単でもなかった。
回数も多く、コスト管理やマーケティングについても専門家から学ぶ機会があり、本格的な内容。
職員に聞くと毎年人気の講座で、今年は新型コロナウィルスの影響で申込者が激減したため、締切ギリギリに電話で申し込んだ私でも間に合ったようだ。
ここで、セミナー講師は会場に行って喋るだけでお金がもらえる、というのは安易な考え方だと思い知った。
自主企画講座の場合なんかは特に、事前準備や雑務があり、かなり大変だというのだ。
中略。
さて、私も茨城県の大井川知事のハンコの押された修了証をもらったことだし、Yさんのようにセミナー講師をしてみたくなった。
現在その準備中である。
その後、2021年1月から3月までの間、私は、準備した資産運用講座を、ここで実際にやった。
実は、これが、あんみつ先生のデビュー講座である。
コロナ禍の開講だったので、無事全ての講義ができたのは、とてもラッキーだった。
当時、私が開講日を選択できたのだが、もし私がスケジュールを1週間遅らせていたら、緊急事態宣言で、私の講座は中止されていただろう。
以下、2021/03/29「あんみつ先生、あんみつ屋へ行く」より。
受講生、関係者には心より感謝を申し上げたい。
まず、新型コロナウィルスの感染拡大で、1月の開始直前に多くのキャンセルが出た。
次に、1月~2月の茨城県独自の緊急事態宣言で、3回目以降が振替となり、欠席者が多く出た。
内容が難しいというご指摘もあったが、それにしては、ほとんどの受講生が最後までよく聞きに来てくれたと思う。
講義終了後、何人かの受講生が私のところに来て、お礼を言われたのがうれしかった。
また、講師養成講座で知り合ったYさんから、ブランデーケーキの贈り物をいただいた。
彼女は現役のセミナー講師で、FP(ファイナンシャルプランナー)であるが、FPは資産設計の専門家で投資のことは詳しくないので、大変勉強になったといわれた。
後略。
それから約4年が経過した、2025年6月25日、7月2日。
私は、再び、茨城県県南生涯学習センターに、講師として登壇した。
ただ今回は、資産運用講座ではなく、終活講座であった。
終活講座は全5回シリーズで、私は、最初の2回を担当した。
内容的には、2時間×2回で、終活の総論的なこと、全体像を話した。
ありがたいことに、50人の募集枠(定員)に対して、65人の申込があった。
第1回目は60人近く、第2回目は50人前後の受講生が来てくれた。
教室の席は、ほぼ埋まっていたが、もちろん、ほぼ全員が私より年上の生徒さんだった。
講座の終了後、少し話したおばあちゃんは、杖をついていたが、何と、89歳だった!
最後に。
実は、もうすぐ80歳になるママ殿も、私の終活講座を潜入受講していたのだ。
もちろん、自分自身の終活のためだが、うちの息子がちゃんと講義ができているか気になったらしい。
当日は私と一緒にセンターに入り、私と一緒に担当者に挨拶をして、講師の控え室で待機をして、お茶を飲んだりしていた。
教室では、目立たないように、すみっこに座っていた。
ママ殿は、なかなか面白い経験ができたのではないだろうか。
帰りは、センターのロビーで、記念写真を撮ってから帰った。
帰りの電車内で、ママ殿に感想を聞くと、予想していたより良かった、非常に良かった、といわれた。
いつも、いろいろ注意されるのだが、「合格」だといわれて、私は意外だった。