2025/07/12

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  • あんみつ先生の終活講座。4年ぶりに、茨城県県南生涯学習センターに帰る!
  • あんみつ先生、終活スナック「めめんともり」の1日マスターをする!
  • 水戸エクセルのSAZA COFFEEから、山奥の知らない駅へ?

■執筆者
加藤光敏
詳しいプロフィールについては、KADOKAWAのウェブサイトをご覧ください。

■連絡先
会社のウェブサイトのContactよりお問い合わせいただけます。

2025/07/11

水戸エクセルのSAZA COFFEEから、山奥の知らない駅へ?







今週は、連日、水戸で用事があった。

水戸駅には、複数の喫茶店があるが、南口のサザコーヒー(SAZA COFFEE)が、私のお気に入りである。
この日は、受付で、季節のコーヒーを注文し、カウンター席に座った。
季節のコーヒーは、酸味が強く、フレッシュな味わいで、確かに夏向きだと思った。

帰りは夜になった。

水戸駅始発の上り列車は、学生や通勤客で、かなり混雑する。
私は、グリーン車に乗ることにしたが、グリーン車は逆に、客が数人しかおらず、何やら不気味な雰囲気だった。

このまま寝てしまうと、グリーン車だけが、山奥の知らない駅に到着する。
私は、後日、行方不明者になっているかもしれない。

黒糖干し梅を舐めながら、そんなことを考えた。

2025/07/06

あんみつ先生、終活スナック「めめんともり」の1日マスターをする!




私は、今年度から茨城司法書士会の理事となったが、法教育推進委員会、研修委員会の委員でもある。
委員会の日程は、理事会とは別で組まれており、私は、不定期で、その会議に出るため、水戸まで出向く必要がある。

この日は、午後に、法教育推進委員会の初会合があった。
研修委員会は、司法書士の研修をコーディネートする委員会だが、法教育推進委員会というのは、県内の学校などに出前授業(派遣講師)をする先生の所属する委員会である。
初会合では、今年度の方針の確認、委員の顔合わせのほか、委員長選任という重要な手続もあり、出席は事実上必須だ。

私は、午前中に家を出て、途中、土浦で寄り道をし、昼過ぎに水戸に着いた。
ただ、予定よりだいぶ早く着いたため、午後の暑いさなか、中心地の施設を歩き、時間を潰した。

水戸芸術館、水戸市民会館、水戸京成百貨店。




シンボルタワーが有名な水戸芸術館は、コンサートホールと美術館がある。
しかし、この日は、展示会が開催されておらず、見るべきものがなかった。
私は、自販機で、ペットボトルのお茶を買い、芸術館の表の広場を歩いた。

その後、水戸市民会館を見て、向かいの水戸京成百貨店へ。
地下におりて、いくつか買い物をした。
そして、帰りに、1階の入口付近で、私は、アントニオ猪木の大きな人形に出くわした。






復活「アントニオ猪木酒場」、レジェンドレスラートークショー。
ゲストは、蝶野正洋、藤原喜明、前田日明、藤波辰巳。
テレビやスポーツ新聞でおなじみの錚々たるメンバーだ。

ただ、レジェンドのプロレスラーといえど、不死身ではない。
イベントの案内を見ると、年齢的にも、外見的にも、そろそろ終活の時期が到来しつつあるようだ(おっと、失礼、、、)。
もっとも、人生の最期まで、終活をせずに頑張るのも、選択肢として、もちろんアリだ。
これだけ超高齢化社会となると、世の中的には、なかなかそうもいってられないが、レジェンドのプロレスラーは例外、レジェンドは、最期までギブアップしない、ということだ。

さて、時間が来たので、私は、茨城司法書士会本部へ。
法教育推進委員会の会合は、夕方に終わった。
会議の終了後、私は、急いでバスに乗った。

水戸駅から、特急ひたちで、東京へ。
これから、終活スナック「めめんともり」の1日マスターをするためである!(*'ω'*)




水戸駅~特急ひたち~上野駅~地下鉄を乗り継ぎ、17時55分に森下駅到着。
インスタグラムのアカウントで確認すると、終活スナック「めめんともり」は、A3出口から徒歩1分だという。

開店の6時に、ギリギリ間に合うか!?

実際は、森下駅構内が広くて、やや戸惑ったが、何とか、18時ちょうどに、店の前に辿り着いた。

ああ、間に合って、良かった。。。(*'ω'*)ホッ




店のドア(写真右側)を開けると、急階段があり、2階に続いている。
上から、電話で話す女性の声が聞こえた。
終活スナックのママ村田ますみさんから事前に聞いていたが、たぶん、彼女はスタッフのYOMIさんだろう(*'ω'*)

私は、重い荷物を持って、狭い階段を上がった。

2階のフロアは、屋根裏部屋のような狭い空間だが、宝石箱の内部のようであった。
終活の既成概念を打破する、おしゃれでロマンティックな空間で、私は驚いた。
その後、YOMIさんと少し話してから、店内を見て回った。




奥の部屋には、VIP用のスペース(?)がある。
テーブルには、「めめんともり」のパンフレット、「月刊終活(鎌倉新書)」の最新号、出入りするママや関係者の名刺など。
展示スペースには、棺桶のおもちゃなどが飾られていた。

あちらのピンク色の部屋は、何があるのだろう?
大きな棺桶が置いてある・・・例の入棺体験のできるやつだ。
YOMIさんに聞くと、うちは「入館料」は取らないが、「入棺料」は1100円、取るそうである。










その後、私は、仕事内容を確認し、人生初のマスターの仕事に就いた。
ただし、たった1日のマスターである。
労働時間は約5時間。
私の収入は、時給制ではなく、お客様の売上に依存しており、あまりもらえなかった。
YOMIさんと雑談して、楽しい時間を過ごしたが、私は、どうも、接客業に向いていないような気がした。

ということで、私は、15分ほどの「デジタル終活ミニセミナー」を用意していき、ご披露させていただいたが、こちらは、友人のN先生にも大好評だった。

N先生、お忙しいところ、ご来店、どうもありがとうございました!




最後に、終活について、ひとことコメント。

私たちは、終活=高齢者のするものと思いがちだ。
しかし、高齢者は意外と、終活に興味を示すものの、終活を実行まではしないし、家族や周囲と話したりもしない。
高齢者は、ひとり静かに自分の死に直面する、日々、淡々と生きる、ということなのだと思う。

では、終活に興味を持ち、実際、何かやってみたい人、話したい人は誰なのかというと、この店の客層の中心は、若者~中年なのである。
例えば、人生が思うようにいかず死にたい人、事故病気で家族をなくしてしまった人、命に関わる病気になり若くして闘病生活中の人、障害があって生きるのがつらい人など。

彼らは、高齢者とは違い、毎日多忙であったり、仕事や家事に追われている人も多いから、静かに淡々と自分自身の死に直面する機会が持てない。
そこで、時たま、この店で、お酒を飲みながら、終活や死のことについて話すのだ。
そうすると、ホッとして、また元の日常に帰れる、ということである。
ここが彼らの居場所として役に立っているということだが、ママの村田ますみさんが私に言っていたことを思い出した。

この店のコンセプトは「終活のサードプレイス」である。
サードプレイスとは何かというと、家=ファーストプレイス、仕事場=セカンドプレイスとすると、どちらでもない、居心地の良い自分の居場所のことである。
もちろん、ここでは、同じ悩みを持つ者どうしの新しい出会いもあるようだ。
つまり、「終活」と「死」を切り口とした、コミュニティー酒場ということである。



2025/07/03

あんみつ先生の終活講座。4年ぶりに、茨城県県南生涯学習センターに帰る!

私のエッセイの第2部は、コロナ禍に、セミナー講師を始めた~というハナシである。
第2部の冒頭は、私が茨城県の講師養成講座を受講するところから始まる。
それは、約5年前、2020年の8月のことだった。
場所は、土浦駅前の市役所のビルの上階にある、茨城県県南生涯学習センターである。

以下、2020/10/24「(第2部)セミナー講師をしてみたい」より。




数ヶ月前の話になるが、8月は県南生涯学習センターの講師養成講座に通っていた。
生涯学習センターの講座というと気軽で簡単なものと思いがちだが、、、実は、私もそう思って行ったのだけれども、それほど気軽でも簡単でもなかった。
回数も多く、コスト管理やマーケティングについても専門家から学ぶ機会があり、本格的な内容。
職員に聞くと毎年人気の講座で、今年は新型コロナウィルスの影響で申込者が激減したため、締切ギリギリに電話で申し込んだ私でも間に合ったようだ。
ここで、セミナー講師は会場に行って喋るだけでお金がもらえる、というのは安易な考え方だと思い知った。
自主企画講座の場合なんかは特に、事前準備や雑務があり、かなり大変だというのだ。

中略。

さて、私も茨城県の大井川知事のハンコの押された修了証をもらったことだし、Yさんのようにセミナー講師をしてみたくなった。
現在その準備中である。




その後、2021年1月から3月までの間、私は、準備した資産運用講座を、ここで実際にやった。
実は、これが、あんみつ先生のデビュー講座である。
コロナ禍の開講だったので、無事全ての講義ができたのは、とてもラッキーだった。
当時、私が開講日を選択できたのだが、もし私がスケジュールを1週間遅らせていたら、緊急事態宣言で、私の講座は中止されていただろう。

以下、2021/03/29「あんみつ先生、あんみつ屋へ行く」より。




さて、あんみつ先生の「ちょっとためになる金融と経済のはなし」が3月28日に無事全て終了した。
受講生、関係者には心より感謝を申し上げたい。

まず、新型コロナウィルスの感染拡大で、1月の開始直前に多くのキャンセルが出た。
次に、1月~2月の茨城県独自の緊急事態宣言で、3回目以降が振替となり、欠席者が多く出た。
内容が難しいというご指摘もあったが、それにしては、ほとんどの受講生が最後までよく聞きに来てくれたと思う。

講義終了後、何人かの受講生が私のところに来て、お礼を言われたのがうれしかった。
また、講師養成講座で知り合ったYさんから、ブランデーケーキの贈り物をいただいた。
彼女は現役のセミナー講師で、FP(ファイナンシャルプランナー)であるが、FPは資産設計の専門家で投資のことは詳しくないので、大変勉強になったといわれた。

後略。






それから約4年が経過した、2025年6月25日、7月2日。
私は、再び、茨城県県南生涯学習センターに、講師として登壇した。
ただ今回は、資産運用講座ではなく、終活講座であった。
終活講座は全5回シリーズで、私は、最初の2回を担当した。
内容的には、2時間×2回で、終活の総論的なこと、全体像を話した。

終活講座は、いつものことで慣れっこだが、私がしくじると、3回目以降の出席率が下がり、他の先生のご迷惑になってしまう。
私は、トップバッターとして、なかなか重要な役割を担っていたように思う。




ありがたいことに、50人の募集枠(定員)に対して、65人の申込があった。
第1回目は60人近く、第2回目は50人前後の受講生が来てくれた。
教室の席は、ほぼ埋まっていたが、もちろん、ほぼ全員が私より年上の生徒さんだった。

講座の終了後、少し話したおばあちゃんは、杖をついていたが、何と、89歳だった!
89歳のおばあちゃんに、私の講座をフルで聴いていただき、よく分かった、といわれ、感謝の言葉もいただいた。
これは、大変光栄なことだ。




最後に。
実は、もうすぐ80歳になるママ殿も、私の終活講座を潜入受講していたのだ。
もちろん、自分自身の終活のためだが、うちの息子がちゃんと講義ができているか気になったらしい。

当日は私と一緒にセンターに入り、私と一緒に担当者に挨拶をして、講師の控え室で待機をして、お茶を飲んだりしていた。
教室では、目立たないように、すみっこに座っていた。
ママ殿は、なかなか面白い経験ができたのではないだろうか。

帰りは、センターのロビーで、記念写真を撮ってから帰った。
帰りの電車内で、ママ殿に感想を聞くと、予想していたより良かった、非常に良かった、といわれた。
いつも、いろいろ注意されるのだが、「合格」だといわれて、私は意外だった。