2022/09/06

テクニカルアナリスト国際資格受験対策オリジナル本試験予想問題(3)

2022年、テクニカルアナリスト国際資格受験生向けの特別企画。
当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、私のオリジナルの本試験予想問題です。
去年の受験の時に使った自分の資料をもとにして作成しています。
受験生のみなさまの勉強の一助となれば幸いです。
実は私の予測は、わりと当たります!!
当たらないのは相場予測くらいなもので、、、(≧∇≦)キャー

使い方は簡単♪♪
ブログ記事をコピペする⇒ワードに貼り付ける⇒PDFファイル化⇒コンビニなどで印刷する⇒暗記または書く練習に使ってください。
なお、ーーーーーで改ページをすると使いやすくなると思います。

誤字脱字、内容の疑問質問等、何か気になることがあれば、プロフィールページよりご連絡ください。

参考文献は、日本テクニカルアナリスト協会の受験講座の教科書のほか、「先物市場のテクニカル分析」(ジョン・J・マーフィー著、日本興業銀行国際資金部訳、きんざい)、「テクニカル分析大全」(日本テクニカルアナリスト協会編、日本経済新聞社)。

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(予想問題9)
リトレースメントの理論について説明せよ。
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重要度B
難易度C

<答案例>

リトレースメントというのは、トレンド⇒押し戻りの調整相場の中で、押し戻りの波動の目安を予測する理論である。
エリオット波動論においても重要視される。
リトレースメントは主に3つある。

・フィボナッチリトレースメント
・ダウリトレースメント
・ギャンリトレースメント

それ以外にも、半値戻し、半値押し、半値はちがけにわりびき~といった相場格言もリトレースメントの考え方である。

フィボナッチリトレースメント
安値~高値の38.2%、50.0%、61.8%の3つの価格帯が重要とされる。
強いトレンドは61.8%までの調整で再度のトレンドが発生する。
中程度のトレンドなら50.0%、弱いトレンドは38.3%が調整の目安である。

ダウリトレースメント
WSJの株式コラムニストとしてダウ理論を提唱したチャールズダウの考え方。
安値~高値の33.33%、66.67%、つまり3分割をする。
なお、50%を含めることもある。
実際、ダウリトレースメントは、フィボナッチリトレースメントと近い場所に発生する。

ギャンリトレースメント
米国の著名なトレーダーのギャンが提唱したもので、ギャン理論の中の1つであるが、こちらは細かく、8分割をする。
したがって、12.5%~25%~37.5%~50%~62.5%~75%~87.5%~100%となるわけだが、やはり、フィボナッチ、ダウとほど近い37.5%、62.5%に調整の目安の線が発生するのである。

考察
3つのリトレースメントに共通するのは、30~40%周辺、50%、60~70%周辺である。ここは非常に強いサポート、レジスタンスとなるのではないだろうか。
リトレースメントは簡単な計算で分かるのでシンプルでよいと思う。だが、他方で、より正確な分析を期するためには他のテクニカル分析も併用し、総合的に見極めるとよいのではないか。
以上


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(予想問題10)
ボリンジャーバンドのバンドの拡大と収縮は、売買判断にどのような影響を与えるか。
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重要度A
難易度B

<答案構成例>

①ボリンジャーバンドの売買判断

移動平均の標準偏差を描いたもの
相場が1σ以内におさまる確率=68.27%
相場が2σ以内におさまる確率=95.45%
相場が3σ以内におさまる確率=99.73%

確率論からは逆張りが有効(とりわけ2σ、3σは逆張りのチャートポイント)
しかし、考案者のジョンボリンジャーは順張りを推奨している
トレンドフォローは、相場がさほど行き過ぎていない1σのブレイクアウトなどを売買サインとして用いる
どちらが正しいかは難しい、正規分布から逸脱した値動きをトレンドと捉えるのが順張りの見方であり、それをトレンドではないと捉えるのが逆張りの見方


②バンドの拡大と収縮

拡大=エクスパンション
収縮=スクイーズ

エクスパンションをしている場合、トレンドになりやすい⇒バンドウォーク
スクイーズしている場合、トレンドになりにくい⇒ヘッドフェイク(バンドウォーク失敗)
「なりやすい」「なりにくい」ということであり、バンドの拡大と収縮が売買判断に影響を与えるとはいえ、決定的なものではない

※答案構成とは、論文の答案のもととなる筋書きとキーワードのメモである。いきなり論文の答案を書けるかというと、慣れないうちは非常にむずかしい。また、途中で論旨展開をあやまったりすると書き直さなくてはならない(鉛筆ではなくペンで書く論文試験の場合、消せない)。そこで通常は、このような簡単なメモを作ってから答案を書き始めるほうがよい。


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(予想問題11)
なぜリスクオフのときに円は過剰に買われ、円相場が大きく変動するのか。テクニカル分析の観点から説明せよ。(2020年講座出題問題より)
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重要度A
難易度A

<答案例>

投資家が損失を避けるため金融資産を一斉に売り、下落相場になることをリスクオフというが、そのときには日本の株式は下落し、円相場は円高(ドル安円高)となる。
リスクオフの円高については、ファンダメンタルズ分析からは次のように説明される。
すなわち、第一には円キャリートレード(低金利の円建てで借金をして、そのお金でドルなどを買い、海外に投資する)、それが円高局面では巻き戻されるということである。
第二に、輸出企業の稼いだドル資産の円転。
第三に、商社やエネルギー関連企業の為替ヘッジ。
また、非常に重要なのは、日本の保有する海外資産が膨大であり、世界一の債権国であること、よって、リスクオフになればそれらが日本に里帰りし、円高が進むのは必然である。

次にテクニカル分析の観点からリスクオフの円高を説明する。
まず理論的に円高要因があれば、次第に円高トレンドが作り出される。そして円高が進むわけだが、それはドル円のチャート上の下落トレンドである。これをテクニカルトレーダーや短期売買の投機筋が取引する場合、彼らは基本的にトレンドフォローなので、円買いに賭けることになるが、しばしばそれは熱狂的となり、行き過ぎた大円高に発展してしまうのである。つまり、これはバブル相場と同じようなことなのであるが、ここには群集心理、自信過剰、行動ファイナンス理論の不合理な投資行動といったものが認められる。最終的にはマーケットにパニックを引き起こしてしまうことがある。もっとも、そこまで到達すると理論価格との乖離は非常に大きいので、これ以上の円買いは起こりにくくなる。また、円買いに熱狂していたテクニカルトレーダーや投機筋だって、収益機会があれば円売りをするのである。行き過ぎた局面は逆張りのチャートポイントで、そこからは徐々に彼らも円売りに傾き始める。その結果、相場はテクニカル的に平均回帰の展開となり、長い時間をかけて結局は理論価格に戻るようになっているのである。
以上

※日本テクニカルアナリスト協会の講座の模範解答ではなく、自作のものです。論文の書き方にこれといった正解はない。だから与えられた模範解答を丸暗記するよりも、答案のキーワードと流れをまず覚え、実際に手を動かして自分で書いてみることが重要です。自作の答案を模範解答として覚えるのは、他人の作った模範解答を覚えるよりも容易のはずです。これが最も効果的な論文の試験対策だと私は思います。


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 (予想問題12)
サイクル分析の基本的用語を説明し、サイクル分析の長所と短所もあわせて説明せよ。
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重要度B
難易度A

<答案例>

サイクルとは周期のことで、相場にも一定の周期があるとされるが、サイクル分析家のメリマンによれば、相場の安値~安値を結んでワンサイクルとカウントする。つまり、安値~上昇~天井~下落~安値までがワンサイクルであり、この値幅が振幅というもので、この形状が位相というものである。
メリマンは、サイクルを用いてトレンドを判断するのだが、安値切り上がりなら上昇、切り下がりなら下落である。
また、時間軸(横軸)では、サイクルトランスレーション理論でトレンドを判断するのだが、これは、天井が右寄りなら上昇時間の方が長いので上昇(ライトトランスレーション)、左寄りなら下落時間の方が長いので下落(レフトトランスレーション)というものである。
一般に、ライトトランスレーションが出現したら、その次もライトトランスレーションが出現する(再現性)。よって、ライトトランスレーションが出現したら、次の上昇は買いが妥当であるが、逆に、レフトトランスレーションが出現したら、次の上昇は買いよりも戻り売りに妙味がある。
このようにしてトレンドを判断したら、次は、一目均衡表の変化日のように、相場に変化が訪れるタイミング(主にトレンドと反対方向への値動き)を予測する。例えば、29週ごとに下げがある場合、次も29週目に下がると考えるのであるが、ただ必ずしもドンピシャではなく、おおむね17%程度の時間のズレが発生するという。これをサイクルウィンドウ理論という。

サイクル分析の長所と短所について。
長所は何といってもその特殊性である。通常、テクニカル分析では価格(価格変化)を見る、いわばグラフの縦軸に着目するが、サイクル分析では価格ではなく時間を見る。一目均衡表の考案者の一目山人も時間論を重視していたが、サイクル分析は、売買サインそのものではないにせよ、決して軽視すべきではない。短所は、カウントや解釈がややあいまいなこと、売買サインそのものではないので使いにくいことである。それなら他のテクニカル分析との併用をしてその解決を図り、有効活用するのがよいだろう。
以上