2022/07/08

あんみつ先生の肩書はエッセイスト。身につかなくたっていいのだ、格好さえつけば!!

5月に訪れた飯田橋のミヅマアートギャラリーで、私は「パンとサーカス展」を見た。
これは原作者の島田雅彦の新聞連載小説「パンとサーカス」の挿絵をまとめた共同展示会で、水野里奈、岡本瑛里、荻野夕奈、金子富之、熊澤未来子、山本竜基、計6人のアーティストが参加した。

家に帰った私は、早速、書棚から島田雅彦の本を探し出した。
が、それは分厚い最新作「パンとサーカス」ではなく、10年以上前に書かれた「不惑の手習い」という薄くて読みやすいエッセイであった。

このエッセイは島田雅彦がその道の一流の先生(師匠)のもとで習い事をするという内容であるが、後半では有名なショコラティエのジャンポールエヴァンから、ショコラ・ショ(ホットチョコレート)の作り方を習う。
このときの島田雅彦の発見は、「君のために、ぜひ、ショコラ・ショを作ってあげたい」というのが女性に対する強力な口説き文句になるということだった。


島田雅彦、不惑の手習い


というようなことを、5月のブログ記事で書いたわけだが、今回はその続きである。

「身につかなくたっていいのだ、格好さえつけば~不惑の手習いとは、アマチュアリズムの追求であり、一目置かれる素人になることを目指す」「他人に笑われようが、真剣に趣味や遊びにかまけてみせるところにダンディの本質がある」と、島田雅彦は書いている。

な、なるほど、、、
私は別にダンディズムを求めているわけではないのだが、ABCクッキングの会員でもあるので、ケーキコースでチョコレートケーキの作り方を学んでみようかしら♪♪


ABCクッキング


ムース・オ・ショコラ(Mousse au chocolat)、ラズベリーソースを忍ばせたチョコムースにグラサージュをかけて艶やかに仕上げる~と書いてある。
とすると、私の場合、MademoiselleのためにMousse au chocolatを作ります、となるのだろうか(*'ω'*)

また、エッセイの中で島田雅彦は二胡を習っていた。
私は、もう何年も弾いていないピアノを、また弾いてみるか♪♪
大人のためのピアノ教室は、なかなか楽しいと聞いたことがある。
指はそこそこ動きそうだ。
書棚にある輸入版の楽譜と、日本版の楽譜を、テーブルに並べてみた。
エリックサティーの「Je te veux」などがある。


ピアノ楽譜、エリックサティ




そうそう、写真も学んでみよう。
昔とは違い、外出先で気軽に写真を撮るから、撮影技法を基礎から学ぶのは現代人のたしなみである。

あとは、やはり、ワイン!!
ワインの資格試験(WSET3)は、巨大台風と新型コロナウィルスのため、二度の延期を強いられた。
かなり苦労して取った資格だから、ぜひ、生かしたいのだ。
ワインバー開業計画はコロナで中止となったものの、このような形でワインの資格を生かせれば、失敗は成功のもと、あとで考えるとよかったと思えるのではないか。


ワインとチョコレートのマリアージュの講座


チョコレートとワインのマリアージュ。
4年前、キャプランワインアカデミーで受講したこの講座を思い出した。

ねえ、Mademoiselle。
Mousse au chocolatに赤ワインはいかがでしょう??
マリアージュなら私にお任せを。
このチョコレートは禁断の恋愛のような甘さとほろ苦さがあります。
したがって、情熱的で危ういフルボディーのカベルネソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)よりも、上品でセクシーな、ブルゴーニュのピノノワール(Pinot Noir)のほうがいい。


ワインとチョコレートのマリアージュの講座


最後に「不惑の手習い」のあとがきより。

「金や地位より教養、素養、これはワールドスタンダードである。そのことは女の方がよく分かっている~女もすなる習い事、男もしてみん」

実は、私も同じようなことを思っていたので、あとがきを読んでピーンと来た。
うん、アーティストと同じで、売れずとも、エッセイストでいいんだ。

あんみつ先生の肩書はエッセイスト。
身につかなくたっていいのだ、格好さえつけば!!