2022/01/27

あんみつ先生のかんたんトレンドチェック (Overlap MA)(4)

◆Overlap MAを用いた発展的売買手法

というわけで、Overlap MAがトレンド方向へ、またはトレンドと反対方向へ離脱したとき、それはいずれも重大な売買サインである、というのはお分かりいただけたと思いますが、この手法を発展させた移動平均のクロスを使った新しい売買手法をご紹介します。

中略。


◆おわりに

この分析方法は、中長期の移動平均の本数設定(期間設定)のカスタマイズをする試みです。
一般的な中長期移動平均は、75本、100本、200本などが用いられますが、個々のチャートに適したものを探すとき、トレンドラインとの関係でカスタマイズをするのです。
相場の実戦では、10本の移動平均や、25本の移動平均といった短期移動平均が現実として強いサポート、レジスタンスとして機能しています。
しかし、中長期の移動平均については、これといった共通設定を探し当てるのはなかなか難しいように思います。
そこで、チャートごとに最適な設定を決めるとすると、そのひとつの方法が、Overlap MAということなのです。

以上


◆おまけ
素案となった協会論文について、何人かからご感想をいただきました。
筆者が要約しています。

トレーダー時代に移動平均をよく使っていておもしろかった。
(投信会長S氏)

おもしろかった。
(投資顧問社長A氏)

よく分からなかった。
(経営コンサルタント会社社長Y氏)

バックテスト用検証ソフトでいくらやってもうまくいかない原因が分かった。
(弁護士T先生)